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少し前に仏教に関係する本で、怒らないことの必要性を説いた本がありました。
中には、そりゃ無理だろう~というのも多々ありましたが
とても興味深く読み終えました。
怒りは周囲にも自分にも決して良い結果だけをもたらさないでしょうが、
人間なのだから、いろいろな理由で怒りを収められないことは当然あると思いますし、
怒りが体調不良や他人に当たり散らす(これはマズいと思いますが)など
いろいろな形を取って表面に現われてくると思います。
でも、やはり人間なんだから、無理して怒りをため込むことにも限界がきっとあって、
超えてはいけない限界は間違いなくあっても、どうして怒っていることを相手に伝える事も含めて
怒るべき時には怒って良いと思います。
互いに影響を与えあって生きている社会の中で、怒る(より建設的なのは叱る)事も時に大切です。
感情に任せた怒りが良いとは言いませんが、
相手の事を思い遣って叱る場合と、
それこそ大切な人を傷つけられたなど、堪忍袋の尾が切れてしまった場合、
目には目を、歯には歯をという言葉があるように、
決して感情に任せてやりすぎない事がとても大切だと思います。
(決して仕返しを容認したり、しろと言っているんじゃないですよ。)
怒ること(本音で話し合う事?)が、互いを理解し、よりよい方向に導くようなものであれば良いのかな。
怒りを我慢して押さえつけることは、怒らない事とは違います。
大概の事では怒らない寛容さを身に付けたいですね。
でも、怒りたいとき、泣きたいとき、
その事が笑い話になる日まで、何であんなに怒っていたんだろうと不思議に思える時まで
みんな頑張ろうね。