先週の3連休は急用が飛び込み、予定していた山行が出来ませんでした。
九重連山では快晴の空と冷え込みにより初冬の素晴らしい光景がウェブで
レポートされていましたので、週末の山歩きが待ち遠しいものでした。
やまなみハイウエーは凍結注意の看板表示が設置されていましたが、気温が
高めで、何事もなく7時15分、大曲の駐車空地に到着です。
いよいよタイヤの滑り止めが必要なシーズンとなりました。
今年はタイヤチェーンを新しい物に更新しないと、くじゅうへは行けなく
なりますので、早めに準備が必要です。
紅葉見物のピークが去り、大曲には私の車を含め3台の駐車でした。
くじゅうに静けさが戻り、ほっとしています。しかし、師走にのんきに
山歩きする私は、普通じゃないのかもしれませんね(汗)・・・。
今日は、大曲よりスガモリ越しから、北千里浜を辿り久住分れより
御池へ向かいます。先週から御池は、綺麗に結氷しているようなので、
初氷を期待しながら7時25分、スガモリ越しへ歩き出します。
8時5分スガモリ越し到着、寒暖計は氷点下2度、スガモリ越しの鐘の引き紐は、新しいロープと付け替えられています。2人パーティが休憩を終え、北千里浜へ降りて行きます。今日はこの先行する2人パーティとコース取りが同じであったのか、法華院までは、同じルートを前後しながら歩きました。
北千里浜へ降り立つと硫黄山より強烈な風が吹き、寒い上に強風で涙がこぼれました。
久住分れに登りあがると、殆ど視界が利かず、久住山も見えませんでした。
9時25分、中岳御池の淵に到着。相変わらず視界は利かず、強風に煽られます。
期待していた御池の氷は解けて、僅かに淵が凍り付いていました。
仕方がないので、水位が下がった御池の淵を散策、氷点下5度寒い~です。
湖面は解けていましたが、シャーベット状の氷が淵に接岸して凍り始めています。
無理は承知で氷に乗ってみました。ミシミシ音がしたので、慌てて淵へ逃れました。
御池の淵でガスが切れるのを待っていましたが、埒が明かないので中岳へ向かいました。
9時55分山頂、氷点下1度、強風で体感温度は氷点下を遥かに下回っています。
寒くて、耳がちぎれそうでした。真冬の九重連山は防寒、暴風対策は北アルプス登山と一緒の装備が必要です。
中岳山頂のお地蔵さんも寒さに耐え、風花が付着しても笑顔です!?
中岳山頂でご来光撮影をされていた赤いジャケットの大分のカメラマンの方より、『ブロッケン現象が撮れるよ』と教えていただき、『ほんの一瞬なので、構えて待つように』といわれ早速、寒さに堪え、太陽を背にシャッターチャンスを待ち、何枚もシャッターを切りました。
コンデジですが何とか撮れたようです。カメラマンの方は、すでに30枚ほど撮っておられたようで、やっぱりデジタル一眼ですねと、カメラの話をしたところです。何しろ寒くて、鼻水、涙がチョチョギレ、耳は痛く、ほっぺは真っ赤になりましたが、おかげで何とかブロッケン現象を中岳で初めて撮影できました。ありがとうございました。
10時40分山頂を下山、白口谷分岐から法華院へ向かいます。
中岳よりガスの切れ間から稲星山の遠望。雲海の様子が気になりましたね。
白口谷より法華院は明日です。