調布駅近くの貸し店舗を市が安く借りて遅ればせながら観光案内所をオープンさせた。NHK朝の『ゲゲゲの女房』にあやかって水木しげるさんの作品が来店者を迎える。
この鬼太郎像は水木プロダクションにもあったが・・・借りたのかな?
中には市の職員らしき若い男性が2名、消極的な市の物産(と言ってもあまり無いが)や鬼太郎グッズを売っているというよりも『これください』という人に対応していた。
水木サンの展示コーナーにはお正月らしき玄関前の家族写真が。長女尚子さん(TVでは藍子さん)の年齢から昭和44年(私が調布に来た年)頃と思われる。
昨日尚子さんに会ったので(昨年から水木プロの社長になった)様子を聞いて見ると、TVの視聴率は徐々に上がって水木サンも忙しいらしい。年なので(88歳)多くは断って弟さんが代理で行うこともあるそうだ。
また先週深大寺小学校でのロケがあったそうでこれから長女の藍子が利発でストーリーを面白くする筋書きだそうだが『私とは大違い!』と言っていた。奥様にもお会いしたがテレビのように綺麗でなくてすみません、と謝られたのにも私としてはとても困ってしまった。
半年間の番組を持たせるには事実だけでは面白くないらしく、9割がフィクションだそうだが、最近ドラマの中で復活した出版社の原田さんは雑誌GOROを始めた実在の人だという。ちなみに長女の本名は原田尚子さん。水木さんも武良茂といいます。
近所の書店が鬼太郎たちを刷り込んだブックカバーを作ったというので早速行ってみた。市では鬼太郎キャラクターを商品化する応援をしている。大抵無料だがNHKドラマ関連は著作権がNHKなのか有料である。
この本は今まで出版されたものの中から選り抜いて再編集した水木サンの漫画と随筆で出来ています。面白いので一読をお薦めします。買って読んでくださいね。
市の動きがまだるっこしいのは4年前のNHK大河ドラマ「新撰組」でも調布が舞台だったがPRに失敗して1億円の赤字を出したかららしい。もっとアイデアで勝負できないものか。布江奥様の故郷安来や水木サンの故郷境港はこのドラマでもっと盛り上がっているそうだ。
また当時の風景がもはや調布に残っていないにしても、ラストのフィリップに深谷市のみなさん(収録は深谷市や茨城、千葉)と出るのが気に食わない。事情を知らない視聴者の多くは深谷の話だと思ってしまうのではないだろうか。
『ゲゲゲの女房』の話は調布が舞台でーーーす!! (調布の市民代表)