越谷市の保存民家である「大間野町旧中村家住宅」です。
江戸時代に旧大間野村(現越谷市大間野町周辺)の名主を勤めた中村氏の旧宅で、
平成9年に越谷市が寄贈を建築当初の姿に復元したものです。
主屋(おもや)の玄関近くではサルスベリの紅い花が風に揺られていました。
主屋は明治42年(1909)着工、大正3年(1914)完成。
江戸時代の旧名主宅格式を保ち、釘が使われていないのだそうです。
匠の技は凄いですね~。
立派な石灯篭。
池は埋められてしまったようですが…。
ここは空想力にココロをゆだね目を閉じて深呼吸、…すると見えてきますよ。
大きな錦鯉が悠々と気持ち良さそうに泳いでいるのが。
米蔵として利用されていた石倉は千葉県鋸山周辺で採集された房州石で作られているとのこと。
かつては秋になると屋根の届くまで米俵が積み上げられたそうです。
立派な長屋門の大扉はケヤキの一枚板を使用。
5枚目の写真のサルスベリの奥に見えるのが長屋門です。
(記事の作成がヘタクソで申し訳ないです(^^ゞ)
長屋門の土間には村全体で使う農具等の保管に利用されていました。
当時の用具を見る事ができます。
それでは主屋へ上がらせていただきましょうか。
寄贈されるまで97歳のお爺さんがお一人で暮らしていたそうです。
そう聞けばこちらの背筋が伸びます。
丁寧に失礼がないように拝見させていただきます…。
続きは明日。
2009年8月25日 越谷市旧中村家住宅
カメラ:RICHO GX100