

このような古いお家へ上がらせてもらう時にいつも感じることなのですが…。
生活用品が取り払われた家の中はガラーンとして寂寞感がある反面、
柱や廊下など家を支える木材にはかつての住人達のぬくもりがほのかに残っている…。
人の想いが宿っているとでも言うのでしょうか。
この感覚を言葉にするのは難しいですね。
霊感とかそういったものでもないし、…ただの感傷かもしれません。


このような器のひとつひとつを拝見するのは楽しい^^


木造建築のお楽しみ。
光と影が織り成す美しい静謐な世界。


風鈴が風を受けてチリンチリンと透明な音を響かせていました。

床の間に飾られたお人形。
夜は一人で寂しいだろうか…。

曇りガラスからサルスベリ越しに長屋門を覗く。
それまではっきりと見えていたものが紗をかけたように朧になりました。
2009年8月25日 越谷市旧中村家住宅
カメラ:RICHO GX100
