自分で作る小さな本 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2002-04 |
小学校高学年の時に、フェルトのマスコットづくりに凝りました。
クラス全員に配ったりもしましたが、中学生になったらいつの間にか熱が冷めてしまって、作らなくなりました。
それで夢中になったことも最近は忘れていたのですが、ついこの間、当時私が失敗作として捨てたはずのトラ猫のマスコットを、母がとっておいているのを発見!
“どうしてこんなものとっておいたの”と聞くと、“私にはひとつも作ってくれなかったから、捨てたのを拾っておいたの”というのですね。
そうして、私は中学の時はお菓子作りに凝っていたのですが(^_^;)“それも、友達にばかり持って行って、私にはひと切れも味見させてくれなかったよ”とも言いました。
それで、ふと思い出したことがありました。もうずいぶん前になりますが、友達の赤ちゃんのために自作の絵本を作ったことがあって。
拙い出来でしたが、一応製本し、カバーフィルムで表紙をコートしたりもしました。出来上がったその本をみて、母が、“それ、あげないで。私が一万円で買う!”と言ったのです。
母は普段から冗談をいう人なので、私は“ははは、母さんはいつも面白いね”と笑って取り合わなかったのですが、あれって本気だったのか……(・_・;)
そういえば、以前一緒に豆本の展覧会に行った時、母が“可愛い。欲しいな……”と言っていたので、気安く、“じゃ、今度作ってみる”と言ったのですが、その約束も果たしてない。
ごめんね、母さん……。今度こそ、作ってあげようと思います。