![](/.shared-blogzine/decokiji/deco1001_skate/header.gif)
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もう残り少なくなってきましたが、今日は、猫の日でした。
うちの猫、あや子は老齢のせいで調子が悪く、現在一進一退状態。
一昨日吐いたものに血が混じっていて、母と私は驚愕しました。
その後、少し持ち直したりしたので、様子を観ていますが、ふだん“お医者さん大嫌いなのに連れていくのは可哀想”と断固言っている母が、猫の顔をのぞき込みながら、“お医者さん行く?”とたずねるほど動揺してました。
でも、ちょっと具合が悪そうでも、こっちが優しい言葉を色々ささやくと、寝たままではありますが、こちらに前脚をのばしてきます。
それでふと、気がついたのですが、100%ではないですが、そうやって伸ばしてくる前脚は、たいてい右なのです。
私の膝にのってくる時も、やはり100%ではないですが、8割方、右前脚からのります。
なので、“右利きなのね”と思っていたのですが、癖って猫にもあるものですね。
そうして、近くに座っているときは、伸ばした右前脚を私の手の上にそっと載せますが、これはほぼ100%私の右手にのせます。
私の、右手が好きなのかな。
私も、あやちゃんの優しいみぎてが大好きだよ。
いっしょに、頑張ろうね。
ここ連日、急逝された藤田まこと氏の追悼番組が放送されていますね。
私も母もけっこう好きな俳優さんだったので、突然の訃報はちょっとショックでした。
“ハンサムじゃないけど、実に魅力的な俳優さんのひとりだ”と母とよく言ってました。
《必殺シリーズ》はあまり観ていなかったので、私にとっては、『剣客商売』の秋山小兵衛(この字で良かったか)と、『はぐれ刑事純情派』の安浦刑事の印象が強いのですが。
そうして、今日SMA×2を観ていて、ハッとしました。
番組の終わりに、以前藤田氏がビストロスマップに出演したときの映像が映ったからです。
その時の氏の語ったお話は、私には印象深いものだったので。
藤田氏は、『てなもんや三度笠』のあんかけの時次郎役で一世を風靡した後、一転売れなくなってキャバレー回りをすることになった経験を語ってらっしゃいました。
正確には思い出せませんが、その時氏は、このようなことを言ったと思います。
“当然だよね。売れていい気になっていたけど、芸がまったくなかったんだから。僕はその時、自分が何もない、ってことを知ったんだよ”
私はその時、一時的に“流行りもの”になった自分のことを語りながら、同じように一世を風靡して“流行りもの”になりつつあるスマップのメンバーたちに、忠告してくれたのではないかと思いました。
その、少しも説教臭くない真摯な語り口に、今は大変少なくなった、本物の“大人の男”だと思ったのを覚えています。
かつて、『はぐれ刑事純情派』の連続シリーズが一応の最終回を迎えたとき、藤田氏はこのようなことをおっしゃっていました。
“でも、スペシャルでまたお会いすると思います。《帰ってきた安浦刑事》《またまた帰ってきた安浦刑事》……(中略)……《もうええやないか安浦刑事》”
ほんとうに、“もうええやないか”まで、やっていただきたかったです。
ご冥福を、心からお祈り申し上げます。
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ノーベル賞受賞者にきく子どものなぜ?なに? 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2002-12-01 |
きょう、ビストロスマップに、ゴルバチョフ氏が出演しているのを観ました。
解説をして下さった(これがあって、ほんとに分かりやすかった!)池上氏も言っていましたが、歴史に残る人が訪れるというのもスゴイなと。
ペレストロイカで時の人になったソ連の最後の大統領ですが、あれから時は流れて、若い方だと、“だれ、このおじいさん?”という感じだったのかな……。
私ももちろん、政治的なことが詳しかったわけではなく、それどころか、酒好きだった私は当時、その名も“ゴルバチョフ”というウォッカを買う(そして飲む)というミーハーなことをしてました。
そうして、ゴルバチョフ氏について、私は気になっていることがひとつあるのです。
以前《徹子の部屋》に氏が出演されたとき、彼が影響を受けたというロシアの詩人の詩を、暗唱したのです。
その詩がどんな詩だったか、誰の詩だったか知りたいのですが、何しろだいぶ以前のことで、一行たりとも思い出せないのです。
(たしか、人生の困難を荒れた海へ出てゆく船にたとえた詩だったように記憶しているのですが……)
録画してなかったし、せめて詩の一部でも書き留めればよかったなぁ、と後悔しています。
ちなみに、上にあげた本は、以前図書館の子ども室で借りたもの。
ゴルバチョフ氏も、子どもの質問に答えていた(たぶんこの本だと……)のですが、さすがの名文で、本自体も、大人が読んでも面白いのでは、と思います。
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山登りはじめました めざせ!富士山編 価格:¥ 1,155(税込) 発売日:2009-06-17 |
この本の著者、鈴木とも子さんと、『マラソン1年生』のたかぎなおこさんは、それぞれ自分のフィールドに、お互いを誘っているのです。
(鈴木さんはたかぎさんを誘って塔ノ岳に登り、たかぎさんは鈴木さんと“戸田マラソン in 彩湖”に出場)
そうして、お互いにそのことをマンガに描いているので、両方読むとさらに面白いです。
で、この本のこと。
私は、父がエセ山男だったため、山登りにあんまりいいイメージはありませんでした。
辛い、苦しい思い出しかなかった。
父は弱い人や子供に合わせる、という発想のまったくない人で、小2のとき県内の山に一緒に登らされたのですが、普通小さな子供(弟なんか幼稚園だったし)と一緒だったらゆるいハイキングコースを行くものですが、そんな道では自分が物足りなくてつまらないものだから、かなり本気な登山道を行かされました。トラウマになる恐怖体験でした。
(弟はもっとひどい目に遭いました。小4くらいの時、危険な岩の道を命がけで登って山小屋についたら、まわりの登山者がひそひそ話していたそうです。“子どもだ、子どもがこんなところにいる!”って。それだけ、非常識なコースだったってことです)
でも、“山は、悪くないよね”って気持ちが子どもの頃でも心のどこかにあって、悪いイメージになってしまった山の、美しい部分、素敵な部分に触れたい、って思いもあったのです。
中学の時、新田次郎氏のエッセイとか読んだし、高校の時は“クライマー列伝”で良かったかしら、漫画も読みました。
このコミックエッセイも、そんな延長で手に取ったのかなあ、と自己分析しました。
山登りなどしたこともなかった著者が、高尾山からはじまって、富士山に登るまでになる過程は、ちょっとひとつのつながったストーリーみたいで、最後にはちょっと感動してしまったりして。
“高尾山くらいなら、登ってみたいかなあ”、なんて気にならされたりもします。(術策にハマっている!)
あと、素敵な旦那さまと立山や富士山に登っているのが、かなりうらやましかったです。