鉱物アソビ 暮らしのなかで愛でる鉱物の愉しみ方 (P-Vine Books) 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2008-09-19 |
そしてそれはたぶん、遺伝だと思います。
以前母が、「海辺や河原できれいな石を拾うのが好き!」と言っていて、思わず、「私もなんだ!」と答えてしまいましたが、本当に、石を拾ったり見たり触れたりするのが好きなのです。
宝石は、たいていの女性が好きですよね。もちろん私も好きですけど、別に何の価値もない、ただ見た目がきれいだったり、面白かったりする石も好きです。
なので、先週だったか、『タモリ倶楽部』で、“巨石選手権”のようなテーマで放送していたのを、つい観てしまいました。
番組スタッフ(ADさんとか)がそれぞれこれはと思う巨石の写真やらビデオやらを撮ってきて、一番を競うという深夜らしいマニアックな企画。
石が好きとはいえ別にマニアではないので、何となくだらっと観ていたのですが、きのこ岩だったか、「これは凝灰岩なんですね」という専門家の先生の説明を聞いて、思わず「へぇー!」と口に出していました。(思うツボ)
もう何年も前ですが、きまぐれに石の展示会を覗いた時、県の“愛石会”の方に、「芳名帳に名前を書いてください」と言われてつい書いてしまった。
何度か展示会のお知らせが来ましたが、行かないうちに音沙汰が無くなってしまいました。
ちょっと淋しいです
ちなみに覗いた展示は、名石、奇石のようなものや、石を大きな岩に見立てて、動物や人のフィギアを飾った、ジオラマ的なものもありました。(波打ち際なんかも作ってあった)
シブかったなぁ……
ウチの猫は何度か書きましたが甘ったれ猫です。
基本的に触られるの大好き。 突然抱きしめても、眠ってる時に撫でても、少しも嫌がりません。 それどころかぶつまねをして、顔の前ギリギリで手を寸止めしても、瞬き一つしません。 (ナメられてる……?)
ところが先日、いつものように眠ってる猫を撫でようとした途端、思いがけないことが起こりました
「ウォッ」というような、猫とは思えないオッサンみたいな声をあげて跳び起きて、私の手をねこパンチしようとしたのです
私の顔を見て、猫の表情が怒りと恐怖からホッとした安堵に変わるのが、スローモーションのように見えました
で、猫は私の手の甲の上で、ギリギリで前脚を寸止めしたのです
猫が驚いた理由はすぐに解りました。
私はニンニクの薄皮を剥いていたのです。 私は無精なので、まとめてニンニクを刻んでおき、オイル漬けにしておくのですが、それを作っていたのでした。
異様な臭いが手からしたのでビックリしたのですね。 それにしても、猫って臭いにそんなに敏感だとは思っていませんでした
寸止めしてフルフルしていた前脚は可愛かったけれど、驚かしてゴメンね、でした
八日目の蝉 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2007-03 |
以前から読みたいと思っていたのですが、ちょっとしたきっかけがあって思いきって買いました。
(もう私の部屋は本が飽和状態で樹海と化しているので、買っても文庫本で、単行本はよほど装丁が気に入らない限り買わないので)
不倫相手の子どもを誘拐した女の逃亡劇、と一口で言ってしまえるほどストーリーはシンプルですが、まさにノンストップという感じで、次々に変化する展開に、あっという間に引き込まれます。
導入部、三人称の0章、逃亡者の女の一人称で描かれる1章、大きく物語が変化する2章と、後になるほどストーリーは盛り上がって、そして最後は実に、気持ちよく着地するのです。
前半は犯罪者の逃亡劇ですし、恐ろしい、といってもいいような展開で、正直残酷な終わり方をするのではないか、と思ったのですが、物語の収束の仕方に、私はとても満足しました。
最後まで読み終わったら、もう一度、0章を読み返すことをお勧めします。
リフレインする1行の言葉が、いっそう心に沁みてくるように思うのです。