あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

少し羨ましかった話。

2010-10-26 23:46:06 | 日記・エッセイ・コラム

先日、田舎から母の兄夫婦、私には伯父と伯母にあたるふたりが遊びに来ました。

若い頃に親を亡くした母は、実家を守ってきた伯父と、祖母を看取ってくれた伯母とを、親に孝行する代わりに一度温泉にでも招待したいとずっと思っていたそうです。

それが今回実現して、叔父たちを呼び寄せ、伊香保温泉に泊ってきたのでした。

ところで、母の兄弟たちは、母と同じようにみんな猫好き。もちろん叔父の家でも猫を飼っています。

けれど話を聞いて驚いたのですが、叔父の家の雄猫は、なんと今年で22歳だというのです!

この猛暑で少し弱っていたけれど、秋になったら持ち直したそう。

でもその夏うっかり伯母が言った言葉で、娘(私にとっては従姉妹)を怒らせた話を聞きました。

「〇〇(従姉の名前)は、その猫がめごくてしかたねぇもんだから、“はあ、そろそろだな”と言ったらごしゃかれてごしゃかれて。“母ちゃも、年取ったからそろそろだなんて言われて面白いだか!”って言われてよ」

あ、両親の実家は岩手県です……分かりにくいですね、つまり、従姉はその老猫を溺愛していて、伯母が高齢だしそろそろ危ないかも、と言ったら激怒し、お母さんも、としとったからそろそろ(逝く)だろうなんて言われたら面白くないでしょ!と言ったというんですね

従姉はなかなかの美人でして、私は“あの美女がそんなことを?”と少しびっくりしましたが、気持ちはわかりますね~

でも、夏を乗り越えたら猫はまた元気になったそうで、あとで母と“羨ましいね、羨ましいね”と言い合いました。

さて、話は戻りますが、温泉につかってお喋りした今回の小旅行を、伯父夫婦は本当に喜んでくれたそうです。

伯父は、「〇〇(私の名)も、北上に来たらよかべっちゃ。伯父さんもいつまで生きるかわからねぇんだからス」と言ってましたが、母も、「夏祭りがいいから来(こ)、来、って言ってたよ。神楽や鬼剣舞(おにけんばい)もするからって」と後で教えてくれました。

いつか行きたいねぇ、と母と言っているところです。

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