私は食べ物の好き嫌いがほとんどありません。
それを最近まで、自分の数少ない長所だと思っていました。
社会人になって、外で食事をする機会があっても、何が出ても平気、というのと幸いお酒も飲めたのでそれにずいぶん助けられましたし。
他人様にもずいぶん褒められました。
ところが、です。最近ようやく気付いたのです。
私が好き嫌いがないのは、実は味覚が他の人よりゆるいからじゃないのかって。
以前ある店のことを“あそこはまずいから”と言ったら、“〇〇(私の名前)がまずいっていうんじゃ、よっぽどなんだね”と言われたことがありましたが、そのときは別に何とも思わなかった。
が、最近少し気付き始めていたところへ、決定打があったんです。
私はレモンがすっぱくない、ということ!
もちろん、酸味を感じないわけではありませんよ。最初は、“あ、すっぱい”と思うのですが、後から甘い味をなぜか感じるので、レモンジュースに飾りとして付いてくるレモンとかを、フツーに食べてました。
が、あるバラエティ番組で罰ゲームとしてレモンを食べさせられているのを見て、“エッ、罰ゲームになるくらいもの?”とびっくり!
そして、あるお笑いタレントさんがほかのお笑い仲間に、基本食べ物の感想が“美味しい”と“すごく美味しい”しかないということで、“バカ舌”と言われていて、『うわっ、私と同じだ』と共感してしまって。
私も、基本“美味しい”と“すごく美味しい”しかないんです。そのお笑いタレントさんが他人とは思えなかった。
そういえば、『レモンツリー』というアメリカのフォークソングを聞いた時も違和感あったのでした。
歌詞に“恋はレモンの木のようなもの。花は白く美しいけれど、その実は酸っぱくて食べられない。”とあるのを、“いやいや、食べられるでしょ”と思ってた。
そうか、味覚、ゆるかったのか……。(気づくの遅っ!)
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