日記も気ままに

JULIEというフィクション、澤田研二というノンフィクション。
フィクションには裏打ちされたノンフィクションがある。

荻原 浩 「花のさくら通り」

2015-03-07 | 【あ】行
2012年6月30日 初版
装画;川上和夫
集英社


ユニバーサル広告社シリーズ第三弾。
第一弾第二弾はまだ読んでないんだけど

さびれた商店街のビルに引っ越したユニバーサル広告社が、
商店街の活性化をめざし奮闘する物語。
 
ここかしこに現在の問題があって、頷いてしまう。
だから、作家は書かなきゃいけないのよね、今を見ながら。
なーんて、エラそうに

うまくやれない人への目線が読んでて嬉しい。

乃塚と杉山の関係がどこかの誰かと似ていて、乃塚を蹴飛ばしたくなったわ

一時うまくいってるように思えてもまだまだ問題山積。
なんといっても小さな商店街という狭いところでの見栄と欲の絡み合いだもんねぇ。

伏線やからくりを思いついたときって楽しいだろうな、、。
思いつくまでは産みの苦しみでも。

さてどうやって早苗ちゃんを登場させるのかしら、、と思っていたら。
なんと、きちっと、勇気と知恵の早苗ちゃんだったわ
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