日記も気ままに

JULIEというフィクション、澤田研二というノンフィクション。
フィクションには裏打ちされたノンフィクションがある。

原田マハ 「キネマの神様ディレクターズカット」

2021-09-16 | 【は】行
2021年3月25日 第一刷り発行

文藝春秋


         

原作読んで映画を観てディレクターズカットを読んだ。
気付いたことをメモ

それぞれの役にそれぞれの役者の声や表情がぴったりはまり、私の脳内で映像化される。

オオモテであったであろうゴウチョクさん。ふむふむ。
「花の・・」なんでやねん!のツッコミ

そのまま若い時の場面に戻る。
その会話のいきいきしていること!

映画を観ているときに気になってたというか、気に入っていたというか。
「カメラ」じゃなくて「キャメラ」。
ゴウじいちゃんの声に変換されて今でも耳に残ってる

・・・たちまちスタッフがフレームアウトする・・・
ここ、やけに納得。
あんなにたくさんの方々が関わって創っているけれど、、
観客にはわからないことで、そんなことお構いなしに楽しめている、、なんよねえ。

最初のテラシンさんとゴウちゃんの会話のところで、園子さんの瞳に若ゴウちゃんが写っていたことと、
最後に園子さんが老いたゴウちゃんを見つめて迎えにきたことは、
ファンタジックにリンクしてるんだねぇ……

歩とゴウの親子間を描いた文章。
マハさんの豊かな子ども時代の実体験で、マハさんの生きる原動力なんですよね。

で、ゴウじいちゃんの白蛇さんの夢は、まんざら嘘でもなかったんや

          

気持ちがじんわりの映画でした。


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