日記も気ままに

JULIEというフィクション、澤田研二というノンフィクション。
フィクションには裏打ちされたノンフィクションがある。

平岡陽明 「イシマル書房編集部」

2021-01-09 | 【は】行
2017年11月8日 第一刷発行
ハルキ文庫
フォーマット・デザイン:芦澤泰偉
表紙イラスト:門坂 流



「シネマスクエア」と「歌壇1」を買いに行って、いつものようにレジ側の無料になっている「ランティエ」をもらって帰ってきた。
さて、絵を描くのも少々の余裕が出てきたので、本を読む時間も作ろうと思い、何か面白そうなものはないかな、、と。
8・9ページの平岡陽明さんの4冊あらすじ。なかなか面白そう。
ということで、図書館で「ロス男」と「イシマル書房編集部」を借りてきた。
何より、本にまつわる話には惹かれる。


あらすじ:
IT企業に資金提供を受けて子会社化された『イシマル書房』は、今まさにパチンコメーカーに株を売られようとしているほど、切羽詰まっている。
それでもなんとか生き延びようと、シニア・インターンを募集する。
この生き延びようがやけにジーンとくる2021年の年明け。

面白い!引き込まれる。

三宅さんがいいんだ。ただ原稿を取りにくるというのじゃなくて、この作家が好きなのだ、がわかる。
島津さんと岩田さんとの再開は、その期が熟したということか。
☆作家の値打ち・・・うーーーんなるほど~。取材旅行で得たもの。
☆人間を書くこと・・・私にも、書くこと描くことやね。おこがましいが。

P129 P143 P144 P181 
P244では、じわりと泣いてしまった。
後はP279まで一気読み。
他にも、プロフェッショナルな登場人物達の言葉や仕草もとても気持が良い。

年明けに、良い物語に出会えました。

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