日記も気ままに

JULIEというフィクション、澤田研二というノンフィクション。
フィクションには裏打ちされたノンフィクションがある。

恩田陸「訪問者」

2013-12-24 | 【あ】行
平成20年5月20日初版 祥伝社


副題が絵本や昔話からとられているのだけど、、どんなだったか忘れてしまっているものもあるので、また読んでみなくては。
「せいめいのれきし」「ももいろのきりん」「ちいさいおうち」「かわいそうなぞう」「ふるやのもり」「おおきなかぶ」

実業家だった亡き朝霞千沙子が建てた洋館に、千沙子に育てられた亡き峠昌彦の親友で弁護士の井上唯之が、昌彦の著作権継承者を探すためにこの洋館へやってきた。そこへ次々に訪問者があり、そのたびに事件が起こるというか、ミステリーが生まれるというか、、ので、私も誰が犯人?とか、そこに現れた者は何?とか推理していくのはまあ、、それなりに面白かったけど、、ちょっと飽きそうになりかけてた、、な。小野寺君までで良かった。

話を進めて行くのは井上。ちょっとテレビドラマみたいな感じ。
不審な死をとげたとされる千沙子と昌彦、名もない老人の死体と屋根から転落死した澄子の夫。結局、4人それぞれの死は謎のままだった、、。
恩田さんの作品の傾向なのかな、、? 他の作品も読んでみよう。

一応、警察には不振がられないようにとトリックを仕掛けているんだけど、、そんな簡単なものなのかしら、、?
ちょっとわからない。

超緻密な右京さんだったら、4人の死を完全に明らかにしちゃうかも。




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