湯種 5
山食はこの後少し手を加えて完成ですが、気にかかることが一つあります。それは「湯種法」が広く西ヨーロッパに、4年という短期間で広範囲に広がった理由です。
「湯種」で検索すると、そのヒット数は108,000,000、「water roux」では89,000,000になります。何故でしょうか?
それはパンの歴史と文化の度合いが日本とヨーロッパでは大きく異なるからだと思われます。
日本のパンの歴史はせいぜい200年、ヨーロッパはどれほどの歴史があるでしょうか。6,000年、それとも7,000年?それ以上かも知れません。粉の中に湯を入れて煮ることなどは今までに幾度となく経験してきたことなのです。下地があればすぐに抵抗なく受け入れることができます。一例を取り上げておきます。
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/wordofmouth/2016/jan/28/how-to-make-the-perfect-rye-bread から
How to make the perfect rye bread
材料;
ライムギ粉 500g
塩 10g
挽割りライ麦 50g
パンプキン 50g
ヒマワリ又はその他の種 50g
イースト 10g
糖蜜又はモラセス 1TBS
方法;
小麦粉、塩をボールに入れてボイルしている湯を400ml入れてよく混ぜ、少し冷ましておく。
イーストに水を50-45ml入れる。
ドウの表面に軽くオイルを塗ってすべてが混ざるまで5分間錬る。
ボール又はバスケットに粉を打つ。ドウを丸めて入れる。濡らした布を被せて一晩1.5倍の大きさになるまで膨らませる。
オーブンを220℃ にしてシリコンクロスを敷いて膨らんだドウをその上にのせる。ドウに切れ目を入れる。
沸かした湯を入れる。
褐色になるまで35分間焼く。
冷めてからスライスする。
完
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