湯種 1
湯種を使ったパンが少し前から取り上げられるようになりました。今年はこれを少し掘り下げてみようと思います。
https://k-daidokoro.com/archives/1816 から湯種の作り方を拝見すると;
小麦粉50gに対して熱湯を100ml入れて湯種を作っています。
https://ameblo.jp/v-vn-n/entry-10560417536.html では
小麦粉50%に対して熱湯を37%入れて湯種を作っています。
https://ameblo.jp/nikonikotaechi309/entry-12151730981.htmlでは
小麦粉50gに対して熱湯50mlを入れています。
湯種を使ったパンのレシピはこのほかにもいろんなものがあります。それぞれに力作で焼き上がりもきれいですが、気になることが一つありました。それは『湯種のレシピは、小麦粉の中に入れる湯の量が一定ではありません。それもかなりのばらつきがあります。何故だろう。』という疑問です。それに、熱湯を必ず入れる事。まんべんなく必死で混ぜる事。混ぜた後は密閉して保管すること。湯種を作る時にはステンレスではなくプラスチックのボールを使うことなど注意すべきことが列挙されています。小麦粉と熱湯を混ぜることに神経が集中しているようです。温度の異なる季節によってもそれぞれに工夫がなされています。
(上のサイトを開いてみれば、それぞれにこれらの点に関して詳細に述べられていることに気が付かれることでしょう。)
このような湯種を使ったパンを日本のサイトで見かけるようになったのは今から8年くらい前からでしょうか。当時はあまり気にもかけていなかったのですが、おおよそ1年程前にヨーロッパのオーストリアのサイトで、湯種を使ったレシピを見て大いに気持ちが動かされました。それは今までの湯種とは全く異なるものでした。そのレシピを見て初めて「湯種」の正体を見たように思いました。
続く。
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