トラップリピートイフダン(トラリピ)を最も効率的に行うには、MT4で自動売買を利用すべきであることを過去のブログで繰り返し述べてきました。コスト面は言うに及ばず、機能面でもFX業者各社が提供する類似手法と比較してはるかに汎用性・拡張性に富んでいるからです。
そうは言っても、自動売買となれば常にパソコンをオンの状態にしておくか、もしくは外部のコンピュータをレンタルして24時間プログラム(EA)を作動させておかなくてはならない・・・。トレーダーの中には、そこまでしてまで自動売買なんてやることはないと考える人が多いのは事実です。むしろ、注文方法は単純だから、手動発注のみでトラリピ行っているといる人もいます。
上記の自動取引は、トラリピに関する限り、自動売買を自身のパソコンで行うことが可能であり、その方法(半自動)を提唱してきました。現在では多くの方がEAを使ったトラリピの半自動取引を利用されるようになり、ときどき様々なご質問やご意見を頂くようになりました。
ご質問の中に、半自動取引中に困った症状に遭遇した旨のご報告があったので、今回、この問題を取り上げてみたいと思います。
症状:「EAを稼働中にパソコンのスイッチを切り、数時間後に再度スイッチオンにしたところ、件のEAの「ニコチャン」マークが消えてしまっていた」というもの。
通常はパソコンのスイッチを切り、再度オンにしてMT4を立ち上げれば、EAは再び活性化します(ニコチャン・マークも再点灯します)。マークが消えたのは、MT4の設定がそうなっていることがほとんどです。チャート画面から、ツール → オプション → エキスパートアドバイザで次の画面が現れます。
「自動売買を許可する」に☑が入っているのは当然なのですが、その下の3個の「ストップする」に☑が入っていると今回のようなトラブルになることが多いようです。半自動取引を行う際には、筆者は3個の☑をすべて外した状態にしています。その他、注意すべき点は;
① EAを作動させているチャートでは相場分析をしたり、時間軸を変えたりしないことです。チャート分析等はEAを作動させていない他のMT4口座(デモ口座)を使うようにするようにします。
② 万が一のために、EAの設定画面をキャプチャーして保存しておくことです。「ニコチャン」マークが消えていても、再度全く同じ設定にすれば、すべてが復活します。決して、注文が二重になるようなことはありません。
MT4によるトラリピ半自動取引に関する過去のブログの中、3件を掲げておきますので、ご参考まで。
https://blog.goo.ne.jp/antnobu/e/13d2a3178e4e72572162908f4f562176
https://blog.goo.ne.jp/antnobu/e/80be7e4d58f06f1c60e3b24644535b92
http://blog.goo.ne.jp/antnobu/e/75edc034c7177c3c0b03d1bbcf7b7305