チャート上に自由に引いたトレンドラインで自動売買ができないものだろうか? 一般的には大変難しかろうと想像されますが、実はMT4ではこれができると申し上げると驚かれる方が多いのです。トレンドラインの傾斜角を計って三角関数を使うのではありません。MT4にはそれを可能にするオブジェクト関数が用意されているなんて大したものではないですか。
以前、筆者が関係するメタジェニック社からTrendLine_AutoTradeという自動売買プログラム(EA)を公開しておりました。このEAでは上値抵抗線の戻り売り、ブレーク買い及び下値支持線での押し目買い、ブレーク売りそして両者を混在した取引が可能となっていました。
世上あまり出回っていないEAであったこともあり、EAの設定画面が煩雑となってしまい、もう少し簡便な設定画面にならないかとの要望が届いておりました。そして、押し目買い・戻り売りのエントリー方法にもオプションを増やすようにとのリクエストがあったため、今回、思い切って正規版のバージョンアップとともに、Extra版を開発し正規版に同梱することとなりました。
正規版の特徴は;
① 上値抵抗線での戻り売り、ブレーク買い
② 下値支持線での押し目買い、ブレーク売り
③ 上記①、②の合成取引(4種の取引を同時に行うことも可能)
つまり、三角持ち合いやチャネル相場での取引等にも対応できる。
④ トレイリングストップ機能付き
バージョンアップの内容
① 煩雑であったエントリー条件の簡素化を図った。
② トレイリングストップの法式を通常の形に戻した。
Extra版の特徴
正規版では押し目買いと戻り売りの逆張りでは、エントリー条件は終値ベースでトレンド変更を確認した上での発注、即ち、逆張りの中でも順張り的な保守的方法をとっていた。Extra版では、現値が上値抵抗線や下値支持線にタッチした瞬間、成行きで売買できるようにした。
上記のように正規版のバージョンアップに加えてExtra版もパッケージしていますので、より効率的なトレンドラインでの自動売買が可能となっています。
MetaGenicFX社によれば、旧正規版を既にご利用されている方には、順次新パッケージを送信されるとのことです。
MetaGenicFX
https://metagenicfx.thebase.in/