北海道の沼はシベリアへ向かう白鳥の中継地となっている。毎年、雪が融けて地面が顔を出す最前線の地をめがけて白鳥は飛んでくる。雪解け最前線は徐々に北へ移動していくが、それに合わせて白鳥も移動する。そうして雪解けを追っかけながらシベリアまで飛んでいくのだろうと思う。
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ようやく「アイヌと縄文 -もうひとつの日本の歴史- 瀬川 拓郎著」を読み終わりました。縄文時代から現代に至るまでのアイヌの歴史と風習、アイヌと東アジアとの関わりなど興味深いことがたくさん書かれていましたね。
北海道のアイヌと沖縄のウチナンチュウは縄文人の血を受け継ぎ、縄文文化を守ってきた人々だったんですね。今まで知られていなかったもうひとつの日本の歴史を知ることができました。