中心部の明るい核、周辺部は全体的に淡いのですが部分的に星が密集した明るい部分があり、それらが連なっているように見えます。Sunflower Galaxy(ヒマワリ銀河)と呼ばれているのですが、なんとなく独特の趣がありますね。
僕の持っている望遠鏡で銀河の構造をはっきりと撮ることのできるのはM63程度の距離(2650万光年)が限界です。まぁ、すごい性能の望遠鏡ではないのですが、2650万光年は2650万年前の光ということ、言い換えると2650万年も宇宙を旅してきた光ということになりますから、そんな大変な思いをして届いた光をとらえているんですね。
いつの日か2650万光年という距離が近いと感じる日も来るのかもしれませんが、その時には、僕のように望遠鏡で写真を撮って、その銀河の姿をあれこれと想像する人はいないだろうな。