一見、秋のような風景に見えますが5月の風景です。夕日に照らされた海を高いところからみると、メタリック・ゴールドに輝いて見えることがあります。金の海のようです。
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金は高価な金属として取引されていますが、とんでもない経過を経て造られた金属なんですね。
太陽のような恒星の寿命が尽きると超新星爆発を起こしますが、その後には中性子星という高密度の星ができることがあります。密度は1cm3で100,000,000,000kgというんですから想像を絶しています。このような超絶重力の中性子星が衝突合体した時の核融合反応で金のような重い元素が作られるそうですね。地球の重力では金はできませんから、金は地球で生まれたものではなく、遙かな長い旅をしてきて地球に到達した貴重な金属ということです。