秋になりましたね~
どこかで、猫が鳴いてます。にゃあ、にゃあ。
お隣さんとの境のブロック塀の上に子猫がいました。にゃあ、にゃあ。
ママ、どこ?
生後2ヶ月くらいの子猫ちゃん。かわいい~
でも、どこの猫ちゃんでしょう?
ごめんね、ママを知らないの。
おうちに帰りたいの
はい、わかりました。お手伝いしましょうね。
~というわけで、子猫ちゃんを抱きかかえて、捜索開始。
ところが、うちのももさんに見つかってしまいました
猫好きのももさんが黙ってるはずもなく、「くぅ~ん、くぅ~ん」と鳴きはじめ、だんだん悲鳴のような声に変わってきました。
「あお~ん、わお~ん、ぎゃおわお~ん!!」(訳・おかあさん、ワタシにも、ねこさんみせて~!!)
ももさんの絶叫が、近所に響き渡ります。
すると、声に驚いたご近所さんが「何事か?」と表に出てきました。
「すみません、この猫、知ってますか?」と尋ねると、「ああ、うちの子。いないから、お母さん猫が心配しとったよ。」との返事。
そばには、お母さん猫と、きょうだい猫がいます。
腕の中の子猫ちゃんは、するりと降りて、無事に帰宅。めでたし、めでたし。
めでたくないのは、うちのももさん。
「わんっ!わわわんっ!!」(訳・どうして、みせてくれないの!!)と大抗議。しばらく興奮状態で、猫さんを抱いた私の手と服を嗅ぐこと、嗅ぐこと。
さて、その2時間後、試験のため早帰りのシュンが、弱ったすずめを連れて帰ってきたから、さあ大変。
シュンの手の中のすずめを、今度こそ見せてもらおうと、大興奮のももさんをおさえつつ、様子を観察。
「飛び方が変だったから、病院に連れて行こうと思うんだけど」とシュンが言い終わらないうちに、飛び立つすずめ。
「えっ!?」ととまどう私たちの前から、いなくなってしまいました。めでたし、めでたし。
猫さんも、すずめさんも、おうちに帰れてよかったね。
また遊びにきてね。