2007年のベスト5を発表します。
1位 東京公園 小路幸也 新潮社
2位 ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎 新潮社
3位 青空の卵 坂木 司 東京創元社
4位 風が強く吹いている 三浦しをん 新潮社
5位 図書館危機 有川 浩 メディアワークス
次点 一瞬の風になれ 佐藤多佳子 講談社
07年は、小路さん、坂木さん、伊坂さん、有川さん、~この4人の本ばかり読んでいた気がします。
「東京公園」は、07年最初に読んだ本で、印象も薄れてきたけど、心うたれる場面があり、ずっと1位のままでした。
小路作品では他に、「東京バンドワゴン」の続編「シー・ラブズ・ユー」、「HEART BEAT」「HEART BLUE」を読んで、どれもおもしろかったです。
「ゴールデンスランバー」は、07年さいごに読んだ本で、№1候補として、とても迷いました。とても伊坂らしい作品で、読みはじめたら、一気に読んでしまう作品でした。物語に潜んでいる伏線も、会話も、伊坂ファンにはたまらない要素がたくさん詰まってます。ただ、最後がちょっとだけ納得できなくて、2位になりました。
昨年で、伊坂さんの作品を読み終えて、あとは新作を待つのみ。ちょっと、さびしいです。
「青空の卵」は、「仔羊の巣」「動物園の鳥」と続く、引きこもり探偵シリーズ。この中にも、印象に残る場面がたくさんあり、涙しました。
「ワーキングホリデー」も、「ホテルジューシー」も良かったです。
「風が強く吹いている」は、読んでる間ずっと、わくわくしていました。まるで、自分が走や灰二と一緒に走っているかのように。箱根駅伝の本番が楽しみで、楽しみで~でも、いざ本番が始まると、終わるのが惜しくて、惜しくて。もっと、ずっと、彼らのそばにいたい、そう強く感じる作品でした。そして、これまで興味のなかった箱根駅伝が、大好きになりました。
有川浩の「図書館シリーズ」の中で、3作めの「図書館危機」が一番好き。玄田隊長の姿に、涙、涙でした。4作めの「図書館革命」は、誰もが納得の完結編です。スピンオフで、また郁や堂上、手塚や柴崎に会いたいな。
「一瞬の風になれ」は、本屋大賞作品。陸上競技のおもしろさが、3冊にギュッと詰まってます。特に、4×100Mリレーの熱さに、ドキドキしました。
この他にも、おもしろい本があったのに、感想が書けないまま、図書館に返却したり、うちの本棚に埋もれてしまってます
ビーケーワンが画像の提供をやめたので、それも影響してます。
でも一番の原因は、なんといっても私のパワー不足。
今年は、もう少し、本の記事が書けるよう、がんばります。
皆さま、温かく見守ってください