あねチャリ川西 蘭小学館このアイテムの詳細を見る |
川西蘭の新作を読むのは、何年ぶりでしょうか。
彼の作品をみかけなくなり、お坊さんになったと知り、ブログに出会うまでの期間~おそらく、20年くらい経つのでは・・。
なんだか、なつかしい友に会うような気持ちで、本を開きました。
☆あらすじ☆
主人公・早坂凛は、16歳。引き籠もりの日々を送っている。
彼女の息抜きは、ママチャリでのサイクリング。
そんなある日、元競輪選手のボス・瀧口和正に出会い、自転車競技に魅せられていく。
凛は、バン爺や、成瀬亮に見守られながら、スプリンターとして歩み始める。
~本の帯には、青春スポーツ小説と記されています。
そうか、川西蘭は、こんな小説を書くようになったんだぁ。
~なんて、ちょっと意外。以前は、もっと濃密な世界を描いていたので。
でも、この感じも、悪くないな、と思います。
「あねチャリ」は、さらっと読める作品でした。
凛が世界に挑戦するまでのエピソードを、もっと描いてほしかったな、と思うし。
凛のこれからの活躍もみたいな、とも思います。
続編、もしくは、スピンオフの可能性もあるのかなあ。★★★☆☆