猫泥棒と木曜日のキッチン
posted with 簡単リンクくん at 2006.11.11
橋本 紡著メディアワークス (2005.8)通常2-3日以内に発送します。
はじめての橋本紡作品。★★★☆☆
お母さんが家出した。
17歳のみずきは、呆れはしたが、弟のコウちゃんと、そのままの暮らしを続けた。
健一は、みずきが、猫の轢死体を拾う場面に、遭遇する。
「どうするの、その猫」と話しかけたことがきっかけとなり、みずきとコウの暮らしに、深く関わるようになる。
高校生のみずきと健一。母親が大好きな幼いコウちゃん。
木曜日の夕食、瀕死の子猫、獣医さん。
3人の子どもたちが見つけた、かけがえのないもの。
それを守ろうとしたみずきは、健一と共に意外な行動にでる。
間違ってることも、おかしいことも承知のうえで~
この本、表紙に一目ぼれでした
読みたい!読みたい!読みたい!!
で、図書館にリクエストして、読みました。
予想に反して、重いテーマを孕んだ作品でした。
親子の関係や、命の尊さなど、考えさせられました。
いろんな世代のかたに、読んでほしいな。
おまけ:この本の背表紙も、すてきです。
カバー&タイトルページのイラストも、作者本人のデザインなんだって。