【2006年12月6日 夜の宮島】
世界文化遺産厳島神社登録10周年記念
(ウォータースクリーン上映)
平成18年12月6日(水)~9日(土)4日間(18:00~19:40)
宮島での「ウォータースクリーン上映」は初めての試みなので、無理を押して撮影に出かけた。
宮島に関わるストーリーが、10分間の上映で同じものが、4回繰り返され、素晴らしい光景に夢中でシャッターを切った。明るいようで思った以上に暗い、フイルムカメラも用意していたが、ISO感度400フイルムではシャッター速度が遅すぎる、同じ増感するなら、デジタルカメラの方が綺麗になると思って、被写界深度(ピントの合う範囲)を確保するために、F5.6まで絞り、シャッター速度を考え、感度を上げて撮影する事にした。
デジタルカメラは、何かにつけ便利だ。
【12月17日芸北地方(雨のち雪)】
雨が雪に変わった、雨対策として改良した三脚が、車に積み込んであるので、雪日も楽しく撮影に集中出来る。
カメラを動かしても傘は動かないので、撮影し易いように作ったつもりだ。
アンブレラブラケットを外せば、カメラがもう1台取り付け出来る。
もう少し改良の余地はあるが、雪の日も楽しかった。
【12月24日 芸北地方、ホワイトバランス】
①3000K ②4000K ③9100K ④10000K
上の画像はホワイトバランスをオート撮影しましたが、上記の写真の如く、もう少し青く表現したいと思えば、色温度を下げれば良い、赤味のある画像にしたいと思えば、色温度を上げれば良い。
オートは(3500K~8000K)の範囲で自動調整されるが、オート任せでなく自分の意思を表現する為、色温度を設定して撮影してみるのも面白い。
【レンズが壊れた】
上記ホワイトバランスの写真はマクロ55ミリM/F(F2.8)で撮影しました。
絞り値をF8に設定したのに、開放(F2.8)でシャッターが切れていた、レンズの絞り羽根が固まっていたのが原因らしい、カメラの指示はF8の絞りに対する露出になるので、3段分くらいオーバーな写真になったので、とりあえず露出補正をしながら撮影を済ませた、ビントが浅いのは絞り込まれていないからだ。
【分解改造する】
カメラ店で修理、見積りすると16,000円位はかかるとの事、15年以上も使用したレンズでもあり、新品でもあまり高くないので、出費は控えたい、自分で改造修理してみることにする。
カメラのプレビューボタン(絞り込みボタン)に接触するレンズの部品(写真)を取り除いた、F4以上開くと絞り羽根が開きっぱなしになり、戻らなくなるので困るが、f5.6でピントを合わせ、その後F5.6以上に絞ってシャッターを切ればよい。
少々不便だが何とか使用出来そうだ。
【2007年1月4日 芸北地方】
再度55ミリマクロレンズで撮影する、自分で設定した絞りでシャッターは切れるものの、カメラの露出計では正常なのにシャッターを切ると、どうしても絞り込むに比例してオーバーになる。
レンズ情報を入力しても、いかなる設定をしても同じだ、これでは撮影にはならない、接写リングを付けるとF5.6では暗くてピント合致マークがOKにならない、F4まで開くとピントマークはOKになるが、そのかわり絞り羽根が戻らない、つまりF4以上開けられないという事になる。
又、初夏にはホタルの写真で開放のF2.8で撮影するので、今の状態では非常に不便だ。
やっぱり修理に出そうかな~
【1月14日 芸北地方】
芸北の渓谷を歩くつもりで出かけたが、雪も少なく氷の状態が良くないので断念する。
途中で見つけた降霜の色鮮やかな葉々は、もう霜が解けかかっていたので急いでシャッターを切った。もっと早い時間に、出会えていたらと悔やむ、10枚しか撮影出来なかった。
55ミリマクロレンズを修理に出したので、90ミリマクロで遊んだ。
【1月28日 近所の山にて、色合い調整】
カメラの設定に、色合い調整の項目がある、何を意味するのか理解できないので、画像の色の変化を比べてみた。
①-9° ②オート(0°) ③+9°で撮影比較してみると、彩度ではなく、いわゆる色合いの違いである。
-3°、+3°の設定もできるので、女性のポートレートなどの、肌色の微調整には効果がありそうだ。RAW画像に限って、撮影後ニコン画像ソフトCaptureNXで、明るさや、彩度に影響することなく色合いの設定が変更できる。
JPEGで撮影した場合は、後で変更できないので、通常はオート(0°)に設定して撮影した方が無難だ。
【RAW画像はすばらしい】
RAW画像は、現像する前のフイルムのようなもので、ニコン画像ソフトCaptureNXの場合、例えばモノクロで撮影したけど、カラーで撮影したかったなと思えば、撮影時点に戻って撮影し直す事が出来るという意味である。
カラー設定の他、露出、シャープ、コントラスト、彩度、ホワイトバランス等の変更もできるが、極端な露出補正は期待しない方が良い。
そのまま保存も出来るし、別名で保存すればフイルムの中にもう1枚RAW画像が、追加されると考えればよい。
JPEG(圧縮現像した画像)と違ってRAW画像は、編集や画像加工を繰り返しても、オリジナル画像そのものは、データーが追加されるだけで、画質が損なわないのはすばらしい。編集前のオリジナル画像に戻す事も出来る。
パソコンで修正可能な画像もあるので、撮影地で画像をむやみに消去しない様にしよう。
35mmフイルムカメラの時はプリントにも限界があり、微妙な明るさが作品の良否を決めていたので、露出を変えたオートブラケッティング(BKT)撮影をしていたが、デジカメの場合RAW画像で撮影する時は、露出を変えたオートブラケッティング(BKT)は、必要ないと達人から聞いた事を思い出した。
どちらにしても撮影するときは、後で修正するのでなく適正な露出で、シャッターを切りたいものだ。
【2月4日 岡山市、祭りの撮影】
何時もの写友と6人で、岡山市の祭りのスナップ撮影に同行する。
初めての場所なので、様子が分からず、撮影する為、一度立ったら撮影場所 が移動出来ないくらいに人が多かった、それなりに考えてシャッターを切ったが、与えられた条件(場所)で撮影することは、頭を使うので勉強になり楽しい。
帰路に漁港で、撮影を試みるものの、時期も悪く、あまり良い被写体に恵まれず、路地のマンホールの蓋がカラフルなので、情景が表現できればと撮影してみた。
何時もの如く、バカ話に花が咲き、楽しい一日だった。
【デジタルカメラの感想】
便利な機能が数多く付いている、もっとマスターすれば写真も、上手になりそうだ。
多重露出等の技法をよく使うので、データー撮りの為にも、撮影後液晶モニターで確認出来るのは嬉しい。
しかし一般撮影に於いて、不必要なシャッターを数多く切って、すぐに消去する事は写真上達にならないので、できるだけ使用しないようにしたい。
全般に感じた事は、暗い被写体には細部まで繊細に再現できるが、明るい物には少し苦手のようだ、特にフレアーには注意したい。
一番気に入ったのは、CFカードを一度購入すれば、いくら写真を撮っても “ただ” ということだ。
デジタルカメラと35ミリフイルムカメラの2台持っていると、レンズが2本でも有効に使うと3本分の価値がある。
又、35ミリカメラより良いところもある反面、まだまだ35ミリカメラを越せないところも有るので、フイルムカメラは撮影に手放せない状況です。
頑固な銀塩フイルム派の為に、画像消去機能はもちろん、撮影後の画像確認モニターも無いデジタルカメラがあれば、銀塩フイルムカメラと同じ感触で撮影できるので、もっとデジタル愛好家も増えるのではなかろうか?
誰も買わないだろうけどね。そんな事を考える私も、まだ銀塩フイルム派なのかなあ 。
【2月25日】 結婚式
デジタルカメラで初めて結婚式の撮影をした。レンズの倍率が1.5倍になるが、ファインダーを覗いた時の違和感もなくなり、デジカメにもかなり慣れてきた。フイルムカメラ時代は、頼まれて撮影した時には、フイルムの現像が仕上がるまでの数日間、出来具合が心配で胃の痛くなる事もあったが、デジタルカメラは撮影後モニターで確認できるので、安心だ。
取り込み画質は「奮戦記1」で紹介したJPEGの最高画質で撮影した。綺麗な写真に仕上げる為に、ストロボを使用する場合は、いかに上手に使うかで決まるもので、何度撮影しても満足できるものは少ない。今回も、もっとストロボの勉強をせねばと反省する。
もうすぐ生後9ヶ月になりますが、一丁前に蝶ネクタイでおめかし、新郎新婦を祝福しています。初孫の男の子だよ~
【カメラ内での画像合成】
同機種のカメラで撮影した同じCFカードの中のRAW画像に限って、カメラ内で画像合成する事が出来る。
フイルムの多重露出の時と同じように1回目の画像の暗い部分に、2回目の画像を重ねる事ができるが、1回目の画像が明るい場合は、明るい部分には2回目の画像は綺麗に重ねられないので、よく考えて画像を選択するとよい。
1枚目と2枚目の画像は、それぞれ明るさを補正して合成する事もできる。
私は合成はあまり好きではないが、一種の多重露出に変わるもので簡単で便利だ。
☆1枚目にカラー画像①を選択して、2枚目にモノクロ画像②を合成した場合は、2枚目の画像がモノクロで撮影したにも関わらずカラーに変換されて合成写真はカラー写真になる。
☆1枚目にモノクロ画像②と2枚目にカラー画像①の合成は、2枚目の画像がカラーで撮影したにも関わらずモノクロに変換されて合成写真はモノクロ写真になる。上記の法則を理解すれば、他にもいろいろと応用できる。
【 3月11日】 結婚式、カメラ縦位置でのストロボ撮影
カメラ横位置の時のストロボ撮影は、通常カメラの真上にストロボが取り付けてあるので、あまり気にしなくてもいいが、縦位置の時はそうはいかない。
上の写真の場合、右からストロボを発光させるか、左からとでは違ってくる。
この場合は、カメラの左から発光させる方が綺麗な写真になる、右から発光させたら新婦の顔の前に不自然な影ができる。 カメラを縦位置に構える時、カメラの向きのよって、左右の発光位置が変わってくるので困る、ついうっかり構える癖がついているので、気にしないでシャッターを切り易いが、時と場合によっては、ストロボ位置を左右どちらかに、切り替えるように努力したいものだ。後で写真を見て後悔しないようにしたい。
【3月21日】 宮島清盛まつり
昨年に続き清盛まつりの撮影に出かける、以前のように華やかさは感じられないが、色とりどりで綺麗な平安絵巻だ。困ったのは、行列に付き沿って歩く人々の多さには、カメラマン泣かせで、これも又、試練かと…
天候もよく、結婚式もあったらしく、厳島神社によく似合う和服姿が印象的だった。