死ぬまでセックス

最近、男性雑誌で「死ぬまでセックス」とか「生涯現役」とか、セックス特集が
多く掲載されています。
サプリメントの広告もソッチ方面の物が多いですな。

団塊の世代が大量に退職して、やることないので、セックスに注目が
集まっているらしいです。

仕事をリタイアしたら、次は女性とのセックスに生き甲斐を見出そう、
というわけです。

しかし、中学生や高校生でもあるまいし、そんなに下半身はがんばれる
もんでしょうか。

女性を喜ばせるために、バイアグラを飲んで、女性との情事に臨む人も
いるようですが、そこまでしてやるか、って感じもします。

そもそも60歳を超えると、性欲も少しは落ち着いてくるんじゃないでしょうか。
私は日本の中高年男性は、セックスに飢えている、というよりは、女性との
肌の触れあいに飢えているんだと思います。

この国には、抱き合ったり（ハグしたり）、手を握ったり、キスしたりする
習慣がないので、スキンシップ（英語でフィジカルコンタクト）が極端に
足りないのだそうです。

だから、電車内での痴漢も多のだろう。
ある作家が、67歳で勃起しなくなり、バイアグラに頼りましたが、さすがに
70歳を超えると、効かなくなりました。

しかし、彼は女性と肌を触れ合うことが元気のもとであり、必ずしも
挿入しなくても良いことに気がついたそうです。

雑誌の対談で、フランス文学者の鹿島茂さんが、舞踏会に参加することを
勧めていました。

舞踏会で女性と触れ合いながら踊ることで、性ホルモンの分泌を促し、
若さを保つことができるそうです。

確かに社交ダンスを趣味にしている人は、年齢よりもかなり若いような気がします。
販売部数を伸ばすための、雑誌社の陰謀に嵌っているような気もする。

スイートルーム - Last Love Part 2