連日の猛暑続きでエアコンはフル運転。
今夏の異常な暑さの中では冷房なしでは過ごせない。
下手をすると熱中症になり、救急搬送される羽目に。
事実、8月5日~11日のわずか6日間に熱中症で救急搬送された人は9815人。
前週の3倍以上に膨れ上がった。
フル運転のクーラで室内と外気温との差は広がるばかりだが、
そこで注意したいのが「クーラー(冷房)病」だ。
疲労感、頭痛、食欲不振、不眠、下痢など自律神経失調症に似たような症状がそれである。
体温調節がうまくできないのが原因。
冷房の効いた室内と気温差がある暑い屋外との出入りを繰り返すことによって、
体温を下げる交感神経と体温を上げる副交感神経のバランスが崩れる。
そのまま放っておけば、盆明けの職場復帰に深刻な影響をもたらすこともある。
クーラー病を防ぐには、クーラーの設定温度を外気温との差を5度以内に抑えたい。
できれば27、28度で凌ぐのが理想的。
また、一度クーラーのある部屋に入ったらできるだけ外出を控え、1日に2~3回にとどめたい。
そして規律正しい生活を心がけ、自律神経の機能を乱さないようにすることが肝要である。