朝、最寄駅に行く途中に橋がある。
小さな橋だが、ちょっとしたアーチ状になっており、渡るには小さな丘のように
上って下らなければならない。
その橋で時々、おじいさんに連れられて散歩しているラブラドール・レトリーバーとすれ違う。
その犬はだいぶメタボだ。
いつも舌を出し、ハアハア言いながら、ノタノタ橋を上ってくる。
先日の暑さが厳しかった時もその犬と出会った。
だが、ついに、自分では歩かず、ご主人様に抱っこされて橋を上がってきた。
抱っこしているご主人様のほうがハアハア言っている。
犬は少し面目なさそう。
暑さのせいか、太ったせいかは分からないが、少なくとも、あの犬の辞書に
「夏痩せ」という文字はなかったようだ。
「アリ様」も・・・ハアハア