arudyaのブログ

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守るも攻めるも…

2014-05-29 13:32:51 | 思いつき
最近、何処かの首相が盛んに「守る」という言葉を使うようになった。

「守る」というのは(「攻める」に比べ)耳触りのよい言葉であるが、しかし非常に曖昧な言葉だと思う。

何を「守る」のか、どうやって「守る」のか…言葉だけで分からない曖昧さがある。

国民を「守る」。これは素晴らしい。では、どうやって?
仮想敵国が、ミサイルを打って来たので、
・本土に届く直前に迎撃した。OK?
・発射されたミサイルを成層圏で撃ち落とした。OK?
・発射されたので上昇中に撃ち落とした。OK?
・発射されそうになったので、発射する前に基地を叩いた。OK?
・発射する可能性があるので、基地自体を見つけて叩いた。これはOK?
…何処までが「守る」の範疇なのかしら。

国民の既得権益を「守る」というけど、
尖閣諸島の既得権益は、誰が持っているの?
東海(日本海という)や南シナ海は、誰の持ち物なの? 北方領土はどうなの?

それを誰が正しく判断するの?第三者的な正義なんで存在するの?

ようは、言ったもん勝ち。先に俺のもんと言ったんだから、俺が守る。

具体的に武力で襲われたら、武力で「守る」。それは分かるけれど、玉が飛んで来ないようにガードするだけでなく、玉を打つものを武力で鎮圧するのも、果たして「守る」なのだろうか?

僕には、
某首相の言葉がきな臭くって堪らない。