arudyaのブログ

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三越ワールドウォッチフェア行く

2018-08-20 09:28:38 | 時計のこと
昨日、日本橋三越にワールドウォッチフェアを見にいってきましたよ。



今年で21回目を迎える三越ワールドウォッチフェアですが、今年も各メーカーさんの新作などを一度にたくさん見ることができて、楽しい催しでした。
(ただ、これも相変わらずなのですが、やっぱり百貨店の高級ブランドウォッチ展開なので、売り場のスーツのおじさん方は、それなりに上から目線だし、監視され感ありまくりだし…ま、そんなこと気にしてちゃデパートではウィンドウショッピングはできません(*'ω'*)。臆することなく、こちらもきちんと対応すれば、あちらも誠意ある対応していただけます)

会場のほぼ中央には、レストスペースとは名ばっかりのイベントスペースがあって、トークショーとか盛りだくさん。ワシが行った時は、ブライトリングさん提供でフリーダイバーさんとOCEANS編集長さんの対談形式のトークショーやってました。

新作も少し見たのですが、ARCIの展示の中のルドヴィック・バルアーさんのアップサイドダウンとか、グラスヒュッテ・オリジナルさんのセネタ・マイセン・トゥールビヨンとかそっちが楽しくて…。

アップサイドダウンは新作というわけではないので、ご存知のかたもいらっしゃるでしょうが、現在時だけが正立していて他の時字は逆立ちしているとてもユニークなピースです。正立している現在時には小さなドットが付いていて、逆立ちするとなぜか消えちゃう。タネを明かせば何でもないのですが、販売員の女性の方にデモしてもらいながら、やっとカラクリがわかりました。ほほーっ。



グラスヒュッテさんのはマイセンですよ、マイセン!陶器文字板。すごく艶めかしい色艶でした。いいわ、あれ。
…。エナメルとか七宝とかなら(基盤は金属ですから)分かりますが、こいつはまるっと陶器らしい。どんだけ薄く作っているのかすごく興味湧きましたが、残念ながら販売員の可愛いおねーさんはそこまで知らなかったようです。(*'ω'*)。ま、そんなことは気にしないもんかな?



今年はわざとに狙ってクラシカルな雰囲気を持つ製品の傾向も強くて、中古時計屋さんに置いておけば、アンティークですか?と言われそうなものとかも散見。復刻と言うのか温故知新なのか、はたまたインスパイアなのか…。デザイナーがサボってるだけなのか…。(*'ω'*)ワシはあまり好きではありません。

H・モーザーさんのサンレイとグラデの合わさったような文字板なんかは、これでカットガラスだったりしたら、70年代の流行りを彷彿させる?と言っては失礼な素敵な仕上がりでしたが、ワシにはそんなイメージが。(*'ω'*)

そいえば近頃まで、なんでもやたらポリッシュでピカピカウォッチ志向の強かった(確かに遠くからでも一目でわかりましたが、故にあまり趣味ではなかった)ブライトリングさんですが、サテン仕上げのクロノグラフも何点か出されていて、少し落ち着いた感じが好感持てました。曲面とエッジの使い分け、仕上げも綺麗でした。が、やっぱりモノに対してまだまだ価格が高すぎな気がしますね。

そいえば、その2。ヒコ・みづのさんとこの研究生卒業制作とかも数点展示されてました。凄いですね。学生さんにこれだけのものが作れてしまう。かなり荒削りでしたし、一部ムーブに指紋のようなものが残っていたり…でしたが、それでも凄いです。(写真ないです。すいません)

そいえば、その3。ゼニスのオシレータ。これも見たくて行ったのですが、参考出品とかで、展示用ショーケースの中に鎮座しているだけで、よく見せてもらえませんでした。ゼニスのおじさんは、どうももっと別な売れ線を見てもらいたかったようですね。

そいえば、その4。シチズンさんの100周年特別展示?というのもひっそりとされてました。例の年差1秒の時計も展示されてましたが、以前銀座で展示していたような周波数測定器はありませんでしたよ。あの時も測定値は年差2秒以上ありましたから、取りやめたのかもしれません。(*'ω'*)


さて、今回、偏屈あるぢゃのベストワンですが…。

H.モーザーさんのパーペチュアルカレンダー(一見普通のモーザーさんのグラデウォッチに見えますが、実はパーペチュアルカレンダーという優れもの)も素敵でしたが、ピアジェさんの910Pの薄さも凄い!(自動巻きなのに何と4.3mmしか厚みがない!シチズンさんのエコ・ドライブ ワンの3mmに匹敵する…と言っても、ピアジェの価格は凡そ10倍もする)も素敵。
ということで、今回は二つ(すいません、新作ぢゃなくて)。

三越ワールドウォッチフェアは8/27まで開催しているようですので、お時間がある方は是非! 写真だけでは分からない高級時計の真髄に触れることができる良い機会だと思いますです。
まずはその仕上げの凄さから…。