めんどりおばあの庭

エッセイと花好きのおばあさんのたわ言

気がつけば

2014-03-19 16:57:07 | 日記
     

子供がまだ幼い頃、小さなクリスマスツリーを買った。

クリスマスが過ぎると。役目を終えたツリーを庭の西側に植えた。
その次の年は東側に植えた。
その次は北側に。

気がつけば、それらのツリーは小さな庭に不釣り合いな大木に育った。
それも、もみの木ではなく西側のはヒマラヤスギだった。
幹は直経25センチの太さになり、大きく枝を広げている。
剪定しても、また、成長する。
東側の木は葉がとげとげして痛い。茅の木に似ている。
1本だけはもみの木だったが枯れてしまった。

これらの大木を見ていて空恐ろしくなった。

このままいくと、近くの会社の敷地にそびえ立つヒマラヤスギの大木
と同様に育つだろう。

古くて小さな我が家が乗っ取られそうだ。
今でも、玄関先の樫の木の根っこが玄関前のたたきを持ち上げて
タイルが剥がれる。これも夫が植えたのだ
夫が山から抜いてきて植えた黒松と赤松が、今では4メートルに近い。
何も考えずに、やたらに植えた夫の責任だ
一年中、樹木の剪定に追われている。
夫は自分でやると言って聴かない。若いときからの頑固者
夫婦で毎年作業してきたが、年老いた身体こたえる作業だ。

ちなみに顔見知りの植木屋さんに伐採の料金を尋ねたら、
ヒマラヤスギ一本で25,000円ですって

我が家の老後の準備には、家のがらくたと共に庭木の処分も入っている。

ああ、大変
コメント
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