めんどりおばあの庭

エッセイと花好きのおばあさんのたわ言

手放せない愛車の訳は

2014-03-21 10:48:25 | 日記
      

今日はいい天気。洗濯物を干し終え、ぼんやり庭を眺める。
満開の梅の木の下にブルーの軽自動車。夫の愛車だ。
25年乗っているスバルの軽だ。当然、マニュアル車。

私が37歳で免許を取得したときに購入して、主に私が乗っていた。
夫は、その頃、スプリンターで通勤していた。
しかし、そのうちに軽が便利だと横取りした。

夫は元々、スバル派だった。
昔、義兄から譲ってもらったのがスバル360。
当時,夫の給料の10倍ものお礼を払ったのに、
おんぼろで甲州街道を走っていてエンストする代物だった。
私は、車を降りて押す度に、夫のお人好しに腹がたった

さすがにこのおんぼろでは遠出できないことを悟り、
次に新しいスバル2に買い換えた。
これに義母と家族四人が乗り、山超え谷超えて旅をした
大菩薩峠を越える時、車は超ノロノロ。
若者の自転車に振り向きながら追い越された。
幼い息子は悔しくてべそをかいた

旅行にいつも義母が一緒。夫はカローラに乗り換えた。

時が経ち、今のブルーのスバルがやって来た。
息子が大学生となり、ブルーの軽で通学するようになった。
夫はスプリンターに戻り、私は運転する機会を失った
70歳を迎え、免許更新の高齢者講習を受けるのが面倒で
免許証を返還した。

夫は82歳。そろそろ運転をやめて欲しいが、頑として聴かない
車検が近づく度に口喧嘩している。
スバルに思い入れが深く手放せないのだろう。
気持ちは分かるが、私の心配の種だ
コメント (2)
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