めんどりおばあの庭

エッセイと花好きのおばあさんのたわ言

春の香り

2014-03-26 08:03:04 | 日記
            

梅の花が散り、あちこちから桜便りが届く候となりました

今日は曇天。時々、雲の間から日が射します。
気温も昨日より低めです。
花冷えという言葉がありますから、まだまだ油断は出来ませんね。

昨日は引き売りの灯油やさんの最終日でした。
「また、冬にお願いします」ですって。
ふと、それまで元気でいるかなと思いました。

ご近所から摘んだばかりのふきのとうを頂きました。
彼女のお庭で採れた物です。毎年、育ったふきもどっさり頂きます。

時期が過ぎていて、ふきのとうはすっかり花が開いていました。
天ぷらにして頂きました。
ちょっぴり苦みがあって春の香りがいたしました。

春の香りといえば、子供の頃の芹摘みを思い出しました。
祖母を喜ばそうとして、近所の田んぼのあぜ道でせっせと
摘んだものです。
水のきれいな川にはクレソンが茂っていました。
クレソンは祖母の好物でした。

祖母はあく抜きした芹でごま和えを作りました。

すり鉢を支えるのは私の役目。
すりこぎで丁寧にごまをすりつぶしながら、祖母は言いました。
「お料理は心を込めてつくるのですよ」と。
いつも、真っ白な割烹着を着ていた祖母の口癖でした。

祖母はお料理が上手でした。

今でも祖母の言葉を思い出します。

最近、お料理がいい加減になってきたのを反省します



コメント
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