小細工で延命措置 -1-

今日（2008-01-04）は仕事（？）をふたつ．

ひとつ目は MD メディアからの音の吸い出し．
ご近所からお預かりした MD メディアの中身を
iPod に入れるため，不本意ながら D/A => A/D 変換して
MP3 ファイルにして，CD-R に焼いてお渡ししました．

ふたつ目が本題・・・

次女からのお下がりで使っていた MD プレーヤとヘッドフォン．

次女は iPod にしたので MD プレーヤは不要となりました．
不要となった MD プレーヤをオヤヂが使っていましたが，
ケータイを新調したのでオヤヂも MD プレーヤが不要となりました．
（いわゆる音楽ケータイ）
でも，ヘッドフォンは相変わらず使っていました．

ケータイに付属していたイヤフォンはちょっと物足りなくて・・・

MD プレーヤ，ケータイで聞く場所は電車の中．
で，お下がりの（audio-technica） ATH-EM7（ヘッドフォン）．
車中で聞くには音モレが大きいとか低音が出ないなどと悪評はありますが，
ケータイ付属品より音が良い．

このヘッドフォンがダメになりました．
右からは音が出るのですが，左は無音・・・
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このヘッドフォン，
購入後ほどなく（と言っても数か月後）
次女からクレームがありました．
時々音がでなくなる・・・

オヤヂは老眼を酷使して原因を探りました．

彼女は iPod Nano で使っていたのですが，
本体に接続するプラグの根っこが怪しい．
どうも曲げに弱いようでした．

＃　うまく説明できないのですが，
.　.　プラグからケーブルが出ているところでは
.　.　折り曲げに対処するためプラグが細く柔らかくなっています．
.　.　でも，柔らかさが足りないというか，ケーブルに負担がかかる
.　.　・・・そんな感じでした．

なので，ブチルゴムを使って補強しました．
彼女が使っている間はそれで十分だったのですが，
オヤヂに回ってきてからダメになりました．

ケーブルの断線・・・

そう結論付けざるを得ない．
右上写真で赤丸の付いている部分，
ここを指で押さえると左からも音が出る．
押さえ方によっては音が出なかったり・・・実に微妙な感じでした．
.


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この ATH-EM7 という
（オヤヂにはちょっとカッコよく思える）ヘッドフォンは，
既にディスコン（製造中止）．

メーカに頼めば修理してもらえるのでしょうが，
買った時の値段を考えると修理は得策ではない．

なので，オヤヂ工房で修理にチャレンジすることに・・・
（ダメ元だもの）

右上は，プラグを割って（カッターナイフで切って）
ケーブルを出したところ．
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オヤヂがこのヘッドフォンを気にいっているのは，
アルミ削り出しのシャーシだけではありません．
ケーブルが布であることも高ポイント．

最近のケーブルは，
からみあってもほどきやすい素材で出来ています．
昔と同じような合成プラスティック／ゴムのような素材ですが，
もつれにくくなっているようです（興味深い素材です）．

昔のケーブルは，もつれたら，もう解けない．
電車の中でケーブルのもつれを解くなんて，
恥ずかしいし，難しい．

で，ATH-EM7 のケーブルは布製．
もちろん合成繊維ですが，プラスティックのように（半ば）融着することはありません．
ポケットに押し込んでも，スルッと出てきます．
ケーブルがもつれることはありません．

でも，右上画像のように
ケーブルの中の信号線が断線しているのです．

＃　カッターで（一応，注意深く）被覆を削りました．
.　.　ケバだっているのはそのせいです・・・
.


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ケーブルの構造はなかなか興味深い．

被覆布の中には合成素材のチューブがあって，
その中には信号線がありました．

・・・ 画像は５枚しか貼り付けられないので ・・・　次に続きます．