学生時代からノンポリを自称しているオヤヂですが、全てが Non-Political というわけではありません。
原発については(ecology の考え方から、また人が管理できる限界の点から)高校生の頃から否定的でした。
当時報道されていた公害問題が契機でした。
で、反省をこめて「特定秘密保護法」の話ですが、その前に思い出したことがあります。
「個人情報保護法(個人情報の保護に関する法律)」のことです。
個人情報保護法(個人情報の保護に関する法律)が施行されてから、もう8年が経ちますね。
あの頃のことを思い出してみましょう。
例えば、
JR宝塚線(福知山線)脱線事故の時
家族から病院に入院者の確認をしたら個人情報だから教えられないとか・・・
学校の連絡網にクラス担任の住所が書かれていないとか・・・
法律の適用範囲を誤解して(知らずに)あるいは責が自分に及ぶのを過度に警戒してか、
良識・常識では考えにくいことが多く見られたことを多くの人が記憶されているでしょう。
(今なお続いていますね)
「法」「お上」「肩書」などに弱い国民性なのかと思ってしまいますが、
個人情報保護法よりもその影響がはるかに大きいのは、
今般衆参両院で可決された「特定秘密保護法」(特定秘密の保護に関する法律)です。
ところで、「保護」と聞いてオヤヂが真っ先に思うのは「何を・何から守るか」です。
例えば、住宅なら・・・
「何を」は家族の命・お金・家財などでしょう。
「何から」は悪意ある人・火災・天災などでしょう。
パソコンなら・・・
大事なデータをディスクの障害から守ります。
データをバックアップしたり、クラウドストレージに保存したり(広い意味でバックアップでしょうか)、
ディスクを RAID 構成にしたりします。
コンピュータウイルスから守るなら、セキュリティソフトを入れたり、怪しげなサイトを避けたりします。
漏洩から守るなら、パスワードの使いまわしを避けたり、ソフトウェアキーボードで入力したりします。
例えが長くなりましたが、「何を」守るかは最重要事項です。
「何を」が決まっていない・曖昧なら、
「何から」「どの程度」守るかが意味をなさなくなってしまいます。
「何を」が恣意的に決められ、「何を」が明らかにされないなら、
決める側ではない圧倒的大多数の人(私たち国民)は知らず秘密を洩らし犯罪者になり得ます。
「特定秘密保護法」(特定秘密の保護に関する法律)では「何を」が明確になっているのでしょうか?
その妥当性は誰がチェック・監査するのでしょうか?
これらの仕組みは明文化され、私たちはそれを理解し、納得しているのでしょうか?
説明のプロセスは時間をかけて進められてきたのでしょうか?
「もの言えば 唇寒し」のフレーズを目にすることが増えました。
「戦争を知らない子供たち」の一人であったオヤヂはもう大人・初老の域になりました。
冒頭で「反省をこめて」と書いたのは、そろそろ声を上げなければと思ったからです。
学生時代からノンポリを自称し続けていた者でも「もの言う」側に立たなければ、
今生きている人だけではなくこれから生まれてくる人にも負の遺産を残すことになりますから。
原発については(ecology の考え方から、また人が管理できる限界の点から)高校生の頃から否定的でした。
当時報道されていた公害問題が契機でした。
で、反省をこめて「特定秘密保護法」の話ですが、その前に思い出したことがあります。
「個人情報保護法(個人情報の保護に関する法律)」のことです。
個人情報保護法(個人情報の保護に関する法律)が施行されてから、もう8年が経ちますね。
あの頃のことを思い出してみましょう。
例えば、
JR宝塚線(福知山線)脱線事故の時
家族から病院に入院者の確認をしたら個人情報だから教えられないとか・・・
学校の連絡網にクラス担任の住所が書かれていないとか・・・
法律の適用範囲を誤解して(知らずに)あるいは責が自分に及ぶのを過度に警戒してか、
良識・常識では考えにくいことが多く見られたことを多くの人が記憶されているでしょう。
(今なお続いていますね)
「法」「お上」「肩書」などに弱い国民性なのかと思ってしまいますが、
個人情報保護法よりもその影響がはるかに大きいのは、
今般衆参両院で可決された「特定秘密保護法」(特定秘密の保護に関する法律)です。
ところで、「保護」と聞いてオヤヂが真っ先に思うのは「何を・何から守るか」です。
例えば、住宅なら・・・
「何を」は家族の命・お金・家財などでしょう。
「何から」は悪意ある人・火災・天災などでしょう。
パソコンなら・・・
大事なデータをディスクの障害から守ります。
データをバックアップしたり、クラウドストレージに保存したり(広い意味でバックアップでしょうか)、
ディスクを RAID 構成にしたりします。
コンピュータウイルスから守るなら、セキュリティソフトを入れたり、怪しげなサイトを避けたりします。
漏洩から守るなら、パスワードの使いまわしを避けたり、ソフトウェアキーボードで入力したりします。
例えが長くなりましたが、「何を」守るかは最重要事項です。
「何を」が決まっていない・曖昧なら、
「何から」「どの程度」守るかが意味をなさなくなってしまいます。
「何を」が恣意的に決められ、「何を」が明らかにされないなら、
決める側ではない圧倒的大多数の人(私たち国民)は知らず秘密を洩らし犯罪者になり得ます。
「特定秘密保護法」(特定秘密の保護に関する法律)では「何を」が明確になっているのでしょうか?
その妥当性は誰がチェック・監査するのでしょうか?
これらの仕組みは明文化され、私たちはそれを理解し、納得しているのでしょうか?
説明のプロセスは時間をかけて進められてきたのでしょうか?
「もの言えば 唇寒し」のフレーズを目にすることが増えました。
「戦争を知らない子供たち」の一人であったオヤヂはもう大人・初老の域になりました。
冒頭で「反省をこめて」と書いたのは、そろそろ声を上げなければと思ったからです。
学生時代からノンポリを自称し続けていた者でも「もの言う」側に立たなければ、
今生きている人だけではなくこれから生まれてくる人にも負の遺産を残すことになりますから。