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冒頭の写真を見ながら短歌一首を詠む 短歌作法を知らない私の愚作である
<行く秋の淋しき風にコスモスの 揺れて惑いて宙(そら)を染めゆく>
朔太郎は28歳の頃まで 多くの短歌を作っている
それ以降作らなくなったのは 恋人と関係あるのか無いのか・・・気にはなる
俳句に関しても朔太郎は一家言を持つ この辺り彼が評論家でもある所以か
短詩から離れ 馬場仲子(後のエレナ)について年譜から拾い出す
1904(明治37) 18歳(年齢は朔太郎の年齢 以下同じ)
"このころ日曜ごとにキリスト教会へ行く"
1905(明治38) 19歳
"馬場仲子(恋人、後のエレナ)の招待で、共愛女学校の文学会に行く"
いきなり恋人登場・・・面食らってしまう
が 馬場仲子はクリスチャンでエレナが洗礼名なのだろう
知り合っ後に朔太郎が教会へ行ったのか 教会で知り合ったのかは分からない
仲子の情報の少なさが 二人の関係を特定できないことに繋がるようだ
1909(明治42) 23歳
"この年エレナは高崎の佐藤医師に嫁ぐ(馬場仲子から佐藤仲子になった)"
因みに昨日掲げた「夜汽車」出版時の自序日付けは1924年(38歳)
1914(大正03) 28歳
"この年 引き続きエレナへの恋愛がある"
これが何に基づいているのか分からないが この年の作品に以下がある
以後 年譜にはエレナは一切登場しない 朔太郎の結婚だけ記す
1919(大正08) 33歳
"上田稲子と結婚"
1929(昭和04) 43歳
"稲子と離婚、二児~萩原葉子(※)・明子~を伴い帰橋 "
(※小説家・随筆家)
1938(昭和13) 52歳
"大谷美津子と結婚(美津子入籍せず) "
1942(昭和17) 55歳
"肺炎のため東京の自宅で死去 "
今日はここまで エレナの追跡?は明日行う
それでは明日またお会いしましょう
[Rosey]