増税について書くつもりだったが、
あまりにひどいので、閣僚について。
まず、法務大臣。
「大臣規範」で、閣僚や副大臣による大規模な政治資金パーティーは開催を自粛するよう定めているが、
彼は堂々と、地元で資金集めパーティーを開催。
「『大規模』じゃないからいいんだ」、という弁明。笑止。
防衛大臣。
「安全保障は素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」
唖然。
ということは、素人なら彼でなくても、私でも、
近所のオバちゃんでも、誰でもいいわけである。
そして。
マルチ商法の業者やその業界団体から、合わせて254万円の献金を受けていた大臣。
この人、消費者担当大臣。
ブラック・ジョークか?
以前、自民党の1年生議員だったAから、こんな話を聞いた。
会社を経営していたAは、議員に当選後、社内の倉庫の二階に事務所を置こうとした。
会社は弟が継ぎ、Aは退職。
倉庫の借り賃もちゃんと払うから問題ないが、一応、ベテラン議員のTに報告をした。
Tの答えは、
「ダメだ。絶対にそんな場所に事務所を構えるな」
だった。
「たしかに、借り賃を払えば法的には問題なかろう。
しかし、国民はそれをどう見る?
『自分の会社に、タダで事務所を置いている』
『社員も、政治活動に利用している』
『会社に便宜を図るつもりだ』
こう、思われないか?
たとえ法的に正しかろうと、有権者から誤解を受けるようなことは、
政治家は絶対にしちゃいかん。
合法と信用は、イコールではない」
Tは、閣僚や党の要職を歴任した人物だが、彼は一度も金銭スキャンダルに巻き込まれたことがない。
無礼を承知で、「どうしてそういう問題を起こさないのですか」、と尋ねたら、
「自覚の問題だよ」、と答えてくれた。
結局のところ、大臣になるつもりの無かった二流政治屋が、
間違って大臣になったものだから、自覚も勉強も見識も足りないために、次々とボロが出る。
これは、私だけの意見ではない。
「不完全な内閣で、十分な答弁ができない」
こう言って、予算委員会を開こうとしないのは、
当の民主党の国対委員長である。
嗚呼、政権交代から2年。
「出来たばかりだから仕方ない」、「仮免許」、「経験したことがない」、「想定外」。
こんな言葉を、まだあと2年、聞かされるのか?
政権交代から2年たって、
「ノーサイド」でつくったはずの全党的内閣なのに、
「不完全」なものしか出来ないのなら、あと2年待っても一緒だ。
だって、所属議員は変わらないのだもの。
閣僚になった人たちには、怒りより憐れみを感じ始めた、
今日この頃である。
あまりにひどいので、閣僚について。
まず、法務大臣。
「大臣規範」で、閣僚や副大臣による大規模な政治資金パーティーは開催を自粛するよう定めているが、
彼は堂々と、地元で資金集めパーティーを開催。
「『大規模』じゃないからいいんだ」、という弁明。笑止。
防衛大臣。
「安全保障は素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」
唖然。
ということは、素人なら彼でなくても、私でも、
近所のオバちゃんでも、誰でもいいわけである。
そして。
マルチ商法の業者やその業界団体から、合わせて254万円の献金を受けていた大臣。
この人、消費者担当大臣。
ブラック・ジョークか?
以前、自民党の1年生議員だったAから、こんな話を聞いた。
会社を経営していたAは、議員に当選後、社内の倉庫の二階に事務所を置こうとした。
会社は弟が継ぎ、Aは退職。
倉庫の借り賃もちゃんと払うから問題ないが、一応、ベテラン議員のTに報告をした。
Tの答えは、
「ダメだ。絶対にそんな場所に事務所を構えるな」
だった。
「たしかに、借り賃を払えば法的には問題なかろう。
しかし、国民はそれをどう見る?
『自分の会社に、タダで事務所を置いている』
『社員も、政治活動に利用している』
『会社に便宜を図るつもりだ』
こう、思われないか?
たとえ法的に正しかろうと、有権者から誤解を受けるようなことは、
政治家は絶対にしちゃいかん。
合法と信用は、イコールではない」
Tは、閣僚や党の要職を歴任した人物だが、彼は一度も金銭スキャンダルに巻き込まれたことがない。
無礼を承知で、「どうしてそういう問題を起こさないのですか」、と尋ねたら、
「自覚の問題だよ」、と答えてくれた。
結局のところ、大臣になるつもりの無かった二流政治屋が、
間違って大臣になったものだから、自覚も勉強も見識も足りないために、次々とボロが出る。
これは、私だけの意見ではない。
「不完全な内閣で、十分な答弁ができない」
こう言って、予算委員会を開こうとしないのは、
当の民主党の国対委員長である。
嗚呼、政権交代から2年。
「出来たばかりだから仕方ない」、「仮免許」、「経験したことがない」、「想定外」。
こんな言葉を、まだあと2年、聞かされるのか?
政権交代から2年たって、
「ノーサイド」でつくったはずの全党的内閣なのに、
「不完全」なものしか出来ないのなら、あと2年待っても一緒だ。
だって、所属議員は変わらないのだもの。
閣僚になった人たちには、怒りより憐れみを感じ始めた、
今日この頃である。