当ブログは政治の話をする場ではないのですが、政治家の横暴に対して、国民は怒っている。という姿勢を見せないと子ども達の環境は何も変わらない、ということを言いたくて、続けて同趣旨の発言をします。
どんな理由・理屈をつけたとしても、参議院議員を増員するなどというのは政治家の私利私欲的横暴としか
言いようがありません。そもそも国会議員は何を私達国民にしてくれているというのでしょう?
働き方改革が必要なのは国会議員のほうでしょ。人口減少社会に向かって、議員の数だけ増やすというのは、まさに時代に逆行も甚だしいものです。議員定数をなぜ減らさないのでしょう? その上で、それを補ってあまりある議員活動の効率化、国民への貢献の在り方を創造・構築するのがスジというもの。
世襲化、特権化された議員の存在にどういう意味があるのか、つくづく疑問に感じます。
下表は、Yahooニュース「内田良先生 名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授」の記事と同資料から引用させていただいたものです。
「小中のエアコン設置 いまだ半数 暑くても設置率1割未満の自治体も 莫大な予算が課題」
東京以外の地域に住まわれている皆さん、お子さんの通われている学校は冷房化されているでしょうか?
地域的に気温の高いと思われる九州地区では、長崎県10%未満、佐賀県50%未満、熊本県30%、鹿児島30%強、大分30%強、宮崎20%強、そして福岡で70%弱です。愛知県30%強、奈良は10%未満、愛媛も10%未満、広島40%強.......
冷房化に費用がかかるのはわかります。問題は、国の予算がどこにどう使用されているか、ということ。
ひがみ的言い方をするならば、選挙権のない子供に予算を使っても無駄、選挙に勝つには予算は別に使うほうが得策。 そういう臭いがプンプンします。
ちなみに、国会議員一人当たりの諸経費を含めた年間収入は約4000万円とのこと。その秘書3名2500万円。合計6500万円。
今回6名の参議院が増員されましたので、6500万円X6名=3億9000万円 参議院の任期は6年ですから
3億9000万円X6年=23億4000万円。
愛知県豊田市での小学1年生の死亡はほんとに痛ましい限りです。この件と国会議員は直接的には関係はないでしょうが、でも、もしかしたら、教室に冷房があれば、外にでないで教室で勉強をするほうを選んでいたかもしれません。教室にいたって汗だくだくで暑い。いっそのこと外に出たほうが風もあって、木陰もあって教室よりは涼しいかも。そんな思いがあったのかもしれません。
その昔、「アズ・ア・タックスペイヤー ―政治家よ、こちらに顔を向けなさい―」という本を書かれた方(現在は某省大臣)がいました。この本を読んだときは、鋭いとこ突いているなあ、と感心したものですが、だんだんと政治の世界に染まってしまわれたみたい。
税金がどこでどのように使われているのか、それをしっかりと監視し、国家・国民の福祉と利益にかなった使い方をされているか、それを国民に代わって実施するのが「政治家」ではなかったでしょうか?
良くも悪くも「政治的には安定した日本」では、国会議員の専らの関心は、いかにして「今の席」を守るか、言い換えれば、いかにして安定した裕福な特権階級的生活を維持していくか、にあるようです。
どの時代でも、どこの国でも、つねに犠牲になるのは「弱者」
子供に選挙権はありませんが、
皆さんは、選挙に行かれていますか?
選挙で、このような痛ましい事故を防げるわけではありません
でも
選挙で、子ども達の環境を変えることはできるはず
そう、信じたいものです
august03