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前立腺癌 ....全摘手術後の痛みの経過 術後50日を迎えて

2021-10-04 11:46:56 | 前立腺がんと告知されて
2021年10月4日

本日で、前立腺癌に対するダヴィンチによる前立腺全摘手術後、50日目を迎えました。

人は “忘れる”という能力を持っているおかげで、生きていけるのだ。ということを実感しています。時間が解決してくれる、とはよく言われることですが、本当にそのありがたみを肌身に感じている次第です。こころの痛みと違い、肉体の痛みは、とにもかくにも「時間」は最大の治療なのだと思います。肉体に対するダメージは、人のカラダ自体が......たとえ時間はかかろうとも、治癒していこうとする力をもっており、そしてまた私たちは、その痛みにたいして どう対処しようかと考える力ももっています。

私の場合、生来が「痛みに弱い」という性格と、さらに高齢者といわれる年齢になって、身体的な治癒力が若い頃とは明らかに違う、という差もあり、完治するまでに時間はかかっていますが、こうして50日間を振り返れば、こちらも明らかに完治に向かって進んではいる。ということを実感できます。

貼付は、9月4日以降の「痛み日誌」になります。

















私の場合、いわゆる激痛は手術直後から2-3日間。その後しばらくは、痛いを我慢しつつの入院10日間。退院後は、どうすればこの痛みに対処できるかを考えての対応期間。とにもかくにも、手術創 (傷口)に何かが触れるだけで「イタイ~!!」という状態であったために、あれこれと着衣をとっかえひっかえ、できるだけ痛みを感じないですむものを探し続けていました。それ自体は現在も変わりありませんが。

頭を悩ませられたのは、私の場合の痛みの箇所が、単なる手術創だけではなく、創(傷口)のないはずの前方下腹部 (いわゆる陰部の上方)の内部に痛みを感じ続けたことです。 身体の内部からの痛みに悩まされ続けた、という状態です。9月24日に手術後一回目の診断があったので、このことを医師に伝えたのですが、医師からは明確な回答はありませんでした。様子からしますと、切迫性のある痛みでない限り、痛みに対しての医師の関心は低いようでした。あるいは、そんなもの、時間の経過とともに治るものと判断していたのかもしれません。

痛みの自己判定が3や2の段階になってきますと、痛みの感覚が、「キリキリとか、ズキンズキンという痛い」ではなく、「イライラといらつく痛み」に変化してきました。下腹部にシャツなどの布がふれると、ザワザワとした苛立ちを感じる痛みになってきたのです。この感覚を「痛み」と表現してはいけないのかもしれませんが....... 苛立ち、不快感、落ち着きどころのない感情...... そういう感じなのです。

手術前から腹がでてきた.....出っ腹になっていたようにも思えるのですが、自分としては、手術の影響で、腹がさらに出っ腹になった、という感覚でした。手術では、ガスを腹部に注入するはずですので、あたかもそれが手術後もずっと腹の中にたまっているような、そんな膨満感、腹が突っ張る感じがずっと続いています。 以前よりは解消してきていますが、いまも「腹の突っ張り感」は続いています。 これを解消するために、現在は毎日のウォーキングに加えて、食事もできるだけ炭水化物は採らないようにしています。腹がへこんでくれれば、このツッパリ感も解消してくれるので? と考えた次第です。

腹を締め付ける格好さえしなければ、外出しても、動き回っても特に問題もなく、この50日間を長くも感じ、またあっというまであったとも感じる日々です。

クルマの運転にも支障はないので、緊急事態宣言も解除されたこともあり、今月は久方ぶりに温泉にでかけようと計画しているところです。

august03
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