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aiaiさんへ

2016-04-25 23:38:51 | 乳幼児期側弯症
お問い合わせ拝見させていただきました。ご心配のお気持ちは痛いほど理解しております。その上で august03としての意見を述べさせていただきます。どうか冷静にお読みいただけますと幸いです。

・福岡市立こども病院の柳田先生に診ていただいていると推測いたします。柳田先生は側弯症にとても造詣が深く、知識・経験・技術 いずれをとりましても、九州地区では、幼児小児側弯の第一人者の先生です。
先生の見立てを信頼されて下さい。 お母さま、お父様が「心配」されすぎると、それはお子様の心を不安にさせてしまいます。気持ちをしっかりと持たれて、気丈に、そしておおらかな気持ちで見守ってはいかがでしょうか。

・レントゲン写真などの撮影はされた上での、診断だと思います。先天性側弯であれば、変形個所は写真ですぐに判断できます。 先生がしばらく様子を見ましょうと言われているのは、そのような「先天的変形」が脊椎のどこにもなかったことを示しています。

・残る可能性は、乳幼児期小児期での特発性側弯症の可能性ですが、これはいまの時点では診断ができません。また、そうだと決めつけることもできません。こどもの身体は、いっとき曲がったように見えていても、いつの間にか真っすぐになっていることがよくあります。あれこれと先のことを心配されずに、のびのびとお子さんと接して、普通の生活、普通のスキンシップ、普通の遊びを通して、お子さんの成長を見守る時期が
いまという時期とお考えいただければと思います。

・ご心配でしたら、3カ月で診察してもらうのもいいかもしれませんが、短期間でレントゲン写真を何度も撮ることもお勧めできませんので、外来で先生に診ていただき、普段の様子などを説明する。という形になるのではないでしょうか。

・柳田先生に診ていただいていているのでしたら、他の先生に診ていただく必要はまったく感じません。

・仮に特発性であったとしたら、その確定診断ができた時点から治療を開始することで遅い、ということはないと考えます。

・ブログに記載している「キャスト治療」は先天性側弯.....つまり、骨に奇形があり、手術必須のお子さんに対して、できるだけ術前から角度を矯正しておきたい、という手法です。 特発性の場合は不要です。

・上記の繰り返しになりますが、柳田先生に診ていただいているのは、幸いな状態におられます。まずそのことをご理解していただければ、aiaiさんのお気持ちも まずは落ち着かれるのではないでしょうか。


何かご不明の点などありましたら、またお問い合わせください
august03


☞august03は、メディカルドクターではありません。治療、治療方針等に関しまして、必ず主治医の先生とご相談してください。
 医学文献の拙訳を提示しておりますが、詳細においてはミスが存在することも否定できません。もしこれらの内容で気になったことを主治医の先生に話された場合、先生からミスを指摘される可能性があることを前提として、先生とお話しされてください。
☞原因が特定できていない病気の場合、その治療法を巡っては「まったく矛盾」するような医学データや「相反する意見」が存在します。また病気は患者さん個々人の経験として、奇跡に近い事柄が起こりえることも事実として存在します。このブログの目指したいことは、奇跡を述べることではなく、一般的傾向がどこにあるか、ということを探しています。
☞原因不明の思春期特発性側弯症、「子どもの病気」に民間療法者が関与することは「危険」、治療はチームで対応する医療機関で実施されるべき。整体は自分で状況判断できる大人をビジネス対象とすることで良いのではありませんか?



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1 コメント

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ありがとうございます。 (aiai)
2016-04-29 00:50:33
august03様、見ず知らずの私どもの質問に丁寧にご回答くださり心から感謝致します。
隅から隅までしっかりと読ませていただき、私も夫もハッとし冷静さを取り戻したような状態です。
 
そうです、福岡都市圏に居住しておりまして、柳田先生宛てに紹介状を書いてもらい診察して頂いてます。
1月の初回の診断から今月の経過観察までのわずか3か月で、思っていた以上に進行していたので「心配しすぎずに、今の可愛い盛りの子供の成長を見逃さないようにしよう」と夫婦で話していたにも関わらず、焦りや不安が私達の心を支配していました。

今回先生の目視で進行が見られたので、前回に続きレントゲンを撮りまして比較しつつ、骨に先天的な異常がないことや現在の角度などの説明をしてくださいました。

august03様もおっしゃられていますように、先生も「毎回のレントゲンは被ばくを考えると避けたいので、診察で進行が見られたら写します」とのお考えでしたので撮影を言われた段階で(ガーン)とショックもあり((+_+))
33度と聞いてまた(ガーン)、装具は3歳位からと聞いてまた(ガーン)。。
帰宅後は「とにかく何か治療できないのか!?」と言う気持ちばかりが私の中にわいてきて居てもたっても居られなかったのです。

august03様のブログを夫と一緒に読んで勉強し、ああでもないこうでもないと意見を言い合い、元気に姉と保育園に行く息子を見ては(絶対大丈夫だ!)と思い直し。
そしてまた、会社に行く車の中で(どうしたらいいの、、?)と涙を流してはまたネットで調べて。。
これではだめだと思い、意を決してaugust03様にお尋ねした次第です。

今、経験豊富な先生に診ていただける環境にあること、経過観察で様子を見ている状態が今できる最善のことであるということをあらためて認識しました。
ありがとうございます。

乳幼児の特発性側弯症というのは少ないようで?(めずらしい?)、先生以外に客観的意見を言ってほしくてもなかなか難しいような状態でしたので、「セカンドオピニオンも必要か?」と思っておりましたが、
august03様にご回答いただけたおかげで、今の先生のお話をよく聞きながら心に余裕をもって、息子の経過を診て行こうと夫婦で思いました。
本当にありがとうございます。夫共々感謝しています。

これからも何かありましたらまた質問させて頂いてもよろしいでしょうか。

しかし、子どものこととなると、だめですねぇ(^_^;)
もっと強くならねば、と思います。
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