語り部のアヴァンです。
昨日、映画「タイム」を見て来たという話を書きました。「タイム」は、「時は金なり」("Time is (as valuable as) money.")という比喩を、文字通りにした現実を描いたSFでした。実は、映画「ライアーゲーム-再生-」を今日、見てきました。

今の政治を見ていると、まるで比喩の世界「タイム」の合わせ鏡にように、私たちはすでに「ライアーゲーム」の現実の中にいるのではないかと考えてしまいました。こんな感じ?
前々回の衆院選前
国民「K首相、構造改革がんばってください!」
K首相「ありがとう。『改革なくして回復無し』。キーワードは『郵政選挙』。それ以外は覚えちゃダメ・・・じゃなくて、覚えなくてなくていいからね」
選挙後
国民「郵政民営化だけしか改革しないんですか?」
K首相「『郵政民営化こそ改革の本丸』
国民「それに、全然、経済が回復しないのですが・・・」
K首相「『痛みの伴う改革』」
国民「でも、痛みがもう限界なのですが・・・」
K首相「『自己責任』」
国民「それを言うなら政治家にも、自己責任ありませんか?」
K首相「地方交付金もODAも、ちゃんと減らしてますよ。社会福祉だけで今後は毎年9000億円ずつ支出が増えるんだから。でも、私の在任中は消費税増税はいたしません。議論もしません! ただし、住民サービスは皆さんが『お願いですから増税してください』というまで確実に低下しますからね。住民サービスには、財源が必要なんです。でも、増税はイヤなんでしょ? 」
国民「ですから、必要なお金を減らすんじゃなくて、その辺はムダを排除することでなんとか・・・」
K首相「政治はロマン。人生いろいろ。もうそろそろこの職にもあきたのでやめます。後は、息子に後を継がせて・・・でも、J党はちゃ~んとぶっこわしたでしょ?」
国民「そんな実績を誇られても・・・」
前回の衆院選前
国民「J党は、もう制度疲労をおこしてます。がんばってください!!」
H党首「ありがとう。キーワードは『政権交代』。それ以外は、マニフェストだけ読んどけばいいから」
選挙後
国民「あの~、マニフェスト全然進まないのですが・・・」
H首相「大幅な歳入欠陥で、予定がくるいました」
国民「マニフェスト通りがムリなら、修正案を出していただけませんか?」
H首相「何を言っているですか? マニフェストを『信任』して入れてくれたんでしょ? 修正したら変でしょ」
国民「でも状況が変わったら変わったで、対応できるのがプロフェッショナルというものじゃないんですか。それじゃまるでアマチュアじゃないですか。わたしたちは全面的な『信任』を与えたわけじゃなくて、将来への『希望』をこめて入れたのですが」
H首相「『希望』って何?」
国民「予算を大幅に組み替えてくれるとか、ムダを削減して財源を作ってくれるとか・・・国民の『生活が一番』だったんじゃないんですか?」
H首相「でも、政権交代という皆さんの希望はかなったわけだし・・・」
国民「政権交代って入り口のはずじゃ・・・」
答えは、どこにあるのでしょう? 現在、与党、筆頭野党、第三政党、マスコミ。すべてが無責任で議論が前に進んでいかずに、罵り合いと責任のなすり合いが続いています。「ライアーゲーム」シリーズのお約束のように、最後にみんなが平等に損をしてもベストの答え「ウィン・ウィン・ゲーム」になる負担と見返りのバランスを政策論争しないと、この国は最悪に行き着くと思います。その意味で、あのエンディングは深いと思います。現実では、秋山深一を求めることはできないわけで、公的ディベートとディスカッションを政治家にさせて、メディアが報道と検証をした上で、国民がきちんと選挙後もさまざまな形で政治参加をしていかないとダメなのだと思います。どこの政党に入れても、誰に入れてもよいので、若い人も必ず選挙に行きましょう!
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昨日、映画「タイム」を見て来たという話を書きました。「タイム」は、「時は金なり」("Time is (as valuable as) money.")という比喩を、文字通りにした現実を描いたSFでした。実は、映画「ライアーゲーム-再生-」を今日、見てきました。

今の政治を見ていると、まるで比喩の世界「タイム」の合わせ鏡にように、私たちはすでに「ライアーゲーム」の現実の中にいるのではないかと考えてしまいました。こんな感じ?
前々回の衆院選前
国民「K首相、構造改革がんばってください!」
K首相「ありがとう。『改革なくして回復無し』。キーワードは『郵政選挙』。それ以外は覚えちゃダメ・・・じゃなくて、覚えなくてなくていいからね」
選挙後
国民「郵政民営化だけしか改革しないんですか?」
K首相「『郵政民営化こそ改革の本丸』
国民「それに、全然、経済が回復しないのですが・・・」
K首相「『痛みの伴う改革』」
国民「でも、痛みがもう限界なのですが・・・」
K首相「『自己責任』」
国民「それを言うなら政治家にも、自己責任ありませんか?」
K首相「地方交付金もODAも、ちゃんと減らしてますよ。社会福祉だけで今後は毎年9000億円ずつ支出が増えるんだから。でも、私の在任中は消費税増税はいたしません。議論もしません! ただし、住民サービスは皆さんが『お願いですから増税してください』というまで確実に低下しますからね。住民サービスには、財源が必要なんです。でも、増税はイヤなんでしょ? 」
国民「ですから、必要なお金を減らすんじゃなくて、その辺はムダを排除することでなんとか・・・」
K首相「政治はロマン。人生いろいろ。もうそろそろこの職にもあきたのでやめます。後は、息子に後を継がせて・・・でも、J党はちゃ~んとぶっこわしたでしょ?」
国民「そんな実績を誇られても・・・」
前回の衆院選前
国民「J党は、もう制度疲労をおこしてます。がんばってください!!」
H党首「ありがとう。キーワードは『政権交代』。それ以外は、マニフェストだけ読んどけばいいから」
選挙後
国民「あの~、マニフェスト全然進まないのですが・・・」
H首相「大幅な歳入欠陥で、予定がくるいました」
国民「マニフェスト通りがムリなら、修正案を出していただけませんか?」
H首相「何を言っているですか? マニフェストを『信任』して入れてくれたんでしょ? 修正したら変でしょ」
国民「でも状況が変わったら変わったで、対応できるのがプロフェッショナルというものじゃないんですか。それじゃまるでアマチュアじゃないですか。わたしたちは全面的な『信任』を与えたわけじゃなくて、将来への『希望』をこめて入れたのですが」
H首相「『希望』って何?」
国民「予算を大幅に組み替えてくれるとか、ムダを削減して財源を作ってくれるとか・・・国民の『生活が一番』だったんじゃないんですか?」
H首相「でも、政権交代という皆さんの希望はかなったわけだし・・・」
国民「政権交代って入り口のはずじゃ・・・」
答えは、どこにあるのでしょう? 現在、与党、筆頭野党、第三政党、マスコミ。すべてが無責任で議論が前に進んでいかずに、罵り合いと責任のなすり合いが続いています。「ライアーゲーム」シリーズのお約束のように、最後にみんなが平等に損をしてもベストの答え「ウィン・ウィン・ゲーム」になる負担と見返りのバランスを政策論争しないと、この国は最悪に行き着くと思います。その意味で、あのエンディングは深いと思います。現実では、秋山深一を求めることはできないわけで、公的ディベートとディスカッションを政治家にさせて、メディアが報道と検証をした上で、国民がきちんと選挙後もさまざまな形で政治参加をしていかないとダメなのだと思います。どこの政党に入れても、誰に入れてもよいので、若い人も必ず選挙に行きましょう!
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