双極性障害と歩む

主婦として、母として、の毎日を、つづっています。

「ごめんね」でなく 「ありがとう」

2015-11-23 15:37:10 | 双極性障害とともに。

 今朝の様子です。
 
 8時半過ぎに 私 起床。
 
 夫も 娘も 少し前に起きたようです。

 
 平日は 娘のお弁当作りで 5時20分に起きて
 それなりに 動いている私ですが、


 休日は 完全に スイッチが OFF状態。


 ぼぉ~~と インスタントのコーヒー飲みながら、
 換気扇の下に置いている椅子に 腰かけて
 ぼぉ~~と 煙草をすっています。


 その横で、夫は テキパキと 食洗機の中の食器を片づけて
 お茶を沸かして、 コーヒーをいれて、
 それが済むと、洗濯物を干してくれて。


 
 実に テキパキと!!! です。


 「 ありがとうね。」 の 私に
 軽く 「 うん」 と。


 「だめね。 スイッチ入らない」 との私に
 「 それが 休日だから 」 との夫。



 こんな だんなさんが どこにいます ???
  

 

 でも、お休みの朝は、 こうなんです。



 夫の理解


 私が 28歳の時に 夫に出会い、
 いわゆる 交際に 発展しました。

 25歳から 精神科通院でしたので、
 この間も ずっと 通院 服薬中。

 
 そろそろ 結婚を意識し始めた時期、


 < 精神科に通院していることを 知ったら どうなるんだろう? >


 の 大きな不安が 生じました。

 当時のドクターに 相談すると


 
 「大丈夫。 そんなことで くずれたりしないから。」
 

 と 言ってもらい、
 正直に 精神科通院中を 伝えました。

 ドクターの言葉とおり、関係に何の影響もなく

 結婚に至ったのです。



 結婚生活 20年を迎えます。



 その20年の結婚生活は 、私の双極性障害の日々です。


 
 双極性障害と はっきり診断される前は
 鬱病と 診断され、治療されていましたが。




 病名は どちらにしろ、 1年の半分は 鬱状態の暮らしです。



 夫は、本当によくよく理解してくれています。


 大学時代から 一人暮らしなので、
 生活力がありますが、 そういう次元のことでは ありません。
 

 
 私を責めるようなことは 一度もありません。



 ため息をつくことも 一度もありません。


 
 鬱状態で 何もできず 布団に入っている間は、

 娘の朝食を作り、娘の水筒にお茶を入れて、
 洗濯物を干し、 ワンコの散歩に行き、
 ダッシュで 仕事に。

 帰りは、スーパーで買い物をして
 帰ってからは、食事の支度をして 
 食べ終わると 片づけもキチンとして、
 洗濯物を入れ 畳んで 片づけて。

 お風呂を洗って 沸かして。

 ゴミの日は 家中のゴミを集めて 収集場に持っていき、

 全て済ますと、また 夜のワンコの散歩へ。


 こうして書き出しても すごいなと思います。
 
 書ききれていないことも たくさんです。
 


 私は 布団の中から そんな夫を見ているだけで、
 手伝うことも 出来なくて。


 ただただ 「 ごめんね 」 を 繰り返していると、


 夫は、「 ‘ ごめん ’は、いらない 」 と。

 以来、出来る限り、



 「 ごめんね 」ではなく、 「 ありがとう 」 と

 言うことに しています。


 
 でも 時にして 思うんです。
 
 「 こんな夫だから、私は 布団の中で ただただ寝ているのだ。
   私は、怠けていられるんだ」 と。

 
  夫に話すと、「そんなことは ない」 が いつもの答えです。


 で、以前のドクターの言葉、
 「怠け者になったのか?って悩む 怠け者は いないよ」
 の言葉が 私を 支えてくれています。


 
 結婚して20年
 そのほぼ半分は 私 鬱状態。


 ということは、普通の暮らしは 10年 !!!



 これからの20年は?



 「病気のことばかり 考えていたら、しんどくなるよ」と夫が言います。



 どうか、新しいドクターが 私のこの状態を良くして下さいますように。
 
 「調子のいい時と悪い時の波を 小さくしていく」とのこと。

  

 どうかどうか、 ごくごく 普通の暮らしをさせてくださいと
 願う、いやいや 祈る 私です。