2016年10月11日
武力や資力が人々を収束させる力を失って行く中で、権力や利権を何とか維持するために暴走する国家・お上。
人々・庶民は、お上が暴走すればするほど、“何かおかしい”、“今後どうなる?”・・・と、不整合感と自給意識を高めていく。
ここでは、人々の意識が、お上の暴走によりどのように変化していったか追い、今後どう意識が変わっていくのか追求する。
思い返せば、2009年の民主党政権への期待が、顕在意識レベルで、現社会的枠組への最後の変革期待だった。
しかし、民主党政権下で、原発事故での学者や官僚エリートの原発擁護、うそごまかしのオンパレード。原発事故は本能レベルでの危機感を直撃。直感的に、利権集団に過ぎないお上とその手先のエリートの構造を捉えた。
→求めているものとなんか違う、住んでいる世界が違う感覚。なんとも言えない違和感・不整合感の生起。
→民主党も自民党もダメ、自民党はマスコミを総動員したが効果なし、それが2012年以降の不正選挙という禁じ手の動機。
→このお上のなりふり構わない姿勢(権力維持のために“不正選挙でもなんでもやるぞ”という意思)により、人々の違和感・危機感がさらに高まる。
既存枠組み離脱を本能レベルで決意。
→自給志向・勉強離れ=自分の頭で考える欠乏の生起、意識潮流の大転換。
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【近10年くらいの現象と意識潮流】
・2005年
小泉フィーバー、マスコミへの違和感登場
・2008年
米、リーマンショック、世界的な市場縮小へ
・2009年
自民党政権崩壊、民主党政権成立
・2011.3月
3.11東北大震災、原発事故
・2012.12月
衆院選不正選挙
アベノミクスと日銀による異次元緩和開始
その後、年金資金を投じて株価維持
・2014年
消費税増税など増税ラッシュ
・2015年
マイナンバー導入
一方で各地で教育革命、追求力革命が始まる(公立高校での追求型授業広まる)
・2016.6月以降
英、EU離脱国民投票
ドイツ銀行破たんの可能性、市場秩序が世界的破綻の予感
アメリカ大統領布告「未知の危機」に備えよ!!リンク
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支配層は、表向き華やかなアベノミクスや五輪誘致でごまかしながら、一方で、一人一人を狙い撃ちしたマイナンバーや増税ラッシュ、なりふり構わない政権運営を続行。その間も、世界的な市場の縮小・崩壊現象は続いている。2016年6月以降はさらに市場崩壊が顕著に。
人々の意識は、脱市場社会に向けてさらに、自給志向を高め、その力となる追求力・先読み力を高める方向に向かっている。
その突破口が2015年あたりから開き始めた(それが教育革命・追求力革命)。この追求力が、現実的な力の基盤を失いつつある支配層を凌駕するのも時間の問題である。
【関連記事】
自給期待と日本の近未来10 秩序崩壊の危機感⇒追求力の時代へ リンク
脱市場に向けた追求機運 2 市場からの撤収 リンク
続きを読む "暴走するお上、秩序崩壊と意識潮流・・・突破口は開かれた!"
2016年10月04日
アメリカを取り巻く情勢が慌しく、国内はもとより外交においても諸国が急速にアメリカから離れていっています。
11月8日には大統領選挙がありますが、実はそれどころではなく、アメリカの周辺では国連やロシア・中国が活発に動いており、国の根幹部分が揺らぎ始めている様子です。
続きを読む "アメリカの凋落。国連と露中による覇権崩壊のシナリオ"
2016年09月27日
第二次大戦への疑惑 プロローグ を投稿して以来、やや時間が空いてしまっている。
第二次大戦に入る前にやっておくことがある。
戦争の決断を下した天皇、天皇に役割を与えている世界の解明である。
毎日静かな朝を迎えていた“特殊世界人”の一人がべラスコだった。そしてもうひとりには天皇がいた。日本のヒロヒト天皇である。表向きには敵対関係だが、二人は虫けらのように死ぬ役割の国民大衆とは違って、生き延びる(生き延びなくてはいけない)御役を“特殊世界”から格別に仰せつかった“幸運な操り人形たち”だったのである。
金貸し勢力のスパイの証言(1)~国際的三重スパイと昭和天皇~ より
このスパイベラスコと天皇に役割を与えている“特殊世界”とはどういう世界なのか?誰が構成しているのか?
大きな構造を把握するために、第一次大戦までの金貸し勢力の、世界史上での大きな流れを整理する。
続きを読む "第二次大戦への疑惑 プロローグ2 欧州奥の院・金貸しは一貫して帝国・国家を解体してきた。"
2016年09月22日
プーチン大統領と安倍首相は今年に入ってから活発な会談を重ねています。
先のエントリーでも触れましたが、ロシアは日本の支配勢力を取り込んだ可能性が高く、その目的が何なのか見ていこうと思います。
続きを読む "日露は強力な同盟関係に向かうか(キャスティングボードを握るのは日本)"
2016年09月16日
一寸先は闇、しかし大きく先を読んでいれば、状況変化・人々の意識変化に応じて、ストーリィを組み替えながら精度を上げていくことも可能だと思う。
10数年後までの大きな流れを予測してみる。
★ポイントは、
1.世界的な供給過剰(豊かさの実現)→ 市場拡大がエネルギー源で、金(カネ)の力が、支配力の源だった金貸し(ロック・ロスチャ)の凋落。
2.代わって、軍事力を持つロシア・中国の台頭。中国は、13億人の中流化に成功、そのパワーで経済力においてもアメリカを凌駕。
3.人々の意識の変化が時代を変える。→ 先端は最も早く豊かさを実現した日本人の意識。量的には人口大国(インド、中国etc)の人々の動き。
※近代観念(自我観念)による矛盾は激化(→精神破壊・地球破壊)、それを乗り越えた観念体系を構築した人々が次代を切り開く。
続きを読む "10数年後は? 近未来情勢を予測する。"
2016年09月06日
ウラジオストクにて日露首脳会談が行われました。
表向きの会談内容は巷のニュース記事に委ねます。当ブログでは、5月のソチ(このときは非公式)および今回のウラジオストクの会談、ならびに12月に予定されているプーチンの訪日の背景について考えます。
続きを読む "日露首脳会談とプーチンの山口訪問の深層"
2016年08月30日
7月27日、ポーランド訪問中のローマ教皇フランシスコが、「第三次世界大戦が始まった」と発言。
ローマ教皇は、ヨーロッパ奥の院・金貸しイルミナティの代理人である。
・・・これは何を意味するのか?と思っていたが、状況が見えてきた。

教皇「これは戦争だ」、「YouTube」より引用
・これに先立つ今年5月ポーランドにミサイル防衛システムの設置工事が始まっている。 リンク
・そして7月15日のトルコクーデター未遂(米・NATO派の巻き返し工作の失敗)
→ロシアとトルコは決済通貨を自国通貨建てに決定 リンク
ジワジワと金貸しの命綱であるドル圏が縮まっている。
新興勢力(ロシア・中国)の経済覇権確立は、ドル暴落のいつ引き金が引かれるかにかかっている。AIIBを始め、BRICS諸国に準備は整いつつある。
スプートニクは書いている。
>BRICS諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)は世界経済の国際舞台でプレーヤーとしての確固とした地位を築いている。これによってドルは圧力を感じ始めており、これによって地政学的な激変が起きるかもしれない。 リンク

★金貸しに残された手は、第三次大戦=ミサイル攻撃という最終手段しかない。ローマ教皇の発言はロシアへの脅しであり、ドル暴落をやったら“やるぞ”という脅しなのだ。金貸しは追い詰められている。もう“窮鼠猫を噛む”的な選択肢しか持っていないということだ。
しかし、アメリカ戦争屋の膨大な核ミサイルがアメリカ本土、そしてヨーロッパ各地からロシアに向けて発射されれば、ロシアの最新兵器をもってしても防ぎきれない。そこを金貸しは突いている。ロシア・世界を焦土に化すのも辞さないと。
しばらく、ロシアはドル暴落という最終手段は、先延ばししながら周辺を固めていく作業を進めるだろう。トルコの次は日本、9月2日ウラジオストクでのプーチン・安倍会談が注目される。
(by Hiroshi)