シリア騒乱と修羅の世界情勢

第三次世界大戦を阻止するブログです。

東芝、複数原発の撤退模索 英会社への出資引き下げ検討、韓国勢に売却も

2017年02月21日 | ユダヤ人

東芝、複数原発の撤退模索 英会社への出資引き下げ検討、韓国勢に売却も

 

東芝が、巨額損失の原因となった原発事業で、案件の選別を急いでいる。英国の案件に関し、6割を出資する運営会社への 出資比率を引き下げるほか、東芝本体が海外で初受注した米テキサス州の案件から撤退することも検討している。これ以上の損失を食い止めるため、海外案件の リスクを極力減らし、経営の安定化を最優先する。

 東芝グループでは現在、米原発子会社のウェスチングハウス・エレクトリック(WH)が米国で巨額損失の原因となった4基を建設中で、中国でも4基を着工済み。また、米テキサス州では東芝本体が2基を受注。ほかに英国で3基、インドで6基の受注が有力視されている。

 英国の案件をめぐっては、2014年に開発運営会社ニュージェネレーション(ニュージェン)の株式をスペイン電力大手などから約170億円で買収。現在は、6割を東芝、4割を仏電力大手エンジーが出資している。

  東芝は、以前からニュージェンへの出資比率を下げる方針を示していたが、水面下で韓国電力公社に売却を働きかけているもようだ。韓国電力公社は、過去に ニュージェンへの出資を目指したことがあり、海外進出に意欲をみせる。ただ、18年に着工の判断が迫るなか、好条件でまとまるかは未知数だ。

 

 

一方で、東芝ではテキサス州の案件からは撤退を模索する。同案件は、安全規制の強化や電力価格の低迷で、予定していた 16年度中の稼働が遅れ、着工に至っていない。東芝では今後、事業開発会社への9.3%の出資分についても引き下げを検討していく。このほか巨額損失の原 因となった米国の4基についても、今月から米建設大手ベクテルや日本の総合建設会社のアドバイスを受け始めた。

 同社は建設請負からも撤退する方針。WHへの出資比率を現在の約87%から引き下げることも検討中だ。ただ、17日にはIHIから3%分のWH株を買い取り、比率が約90%に高まることが決まったばかりで、今後も再建は難航が予想される。

                   ◇

 ■東芝の原発事業縮小策

 ・海外での原発の建設工事から撤退し、原子炉などの設計や製造、納入に専念

 ・海外での原発設備の新規受注計画を見直し

 ・東芝本体が受注した米テキサス州の原発新設計画から撤退検討

 ・英国で進める原発新設計画の運営会社の保有株式売却を検討

 ・米原発子会社の保有株式の売却を検討


ロシアの国連大使のチュルキン氏が死去

2017年02月21日 | ユダヤ人

ロシアの国連大使で、ウクライナやシリアなどの情勢をめぐって対立する欧米に対しロシアの立場を強く主張してきた、ビタリー・チュルキン氏が20日、心臓発作のため、アメリカのニューヨークで死去しました。64歳でした。

チュルキン氏は1974年に旧ソビエトの外務省に入り、ベルギーやカナダの大使を経て、2006年4月から国連大使を務めていました。

ロ シアが3年前にウクライナからクリミア半島を併合して、欧米との対立が深まる中、チュルキン氏は、国連の安全保障理事会などでロシアの立場を強く主張して きました。また、去年12月に、ロシアの支援を受けて、シリアのアサド政権が北部の要衝アレッポを制圧した際には、当時のアメリカのパワー国連大使と厳し い非難の応酬を繰り広げました。

ロシアの国営メディアによりますと、チュルキン氏は、ニューヨークにあるロシアの国連代表部で執務中に心臓発作を起こして突然倒れ、病院に運ばれましたが、亡くなったということです。

ロシア大統領府は、プーチン大統領が「外交官としての専門性と才能を高く評価していた」として、チュルキン氏の遺族に哀悼の意を伝えたとしています。

チュルキン国連大使が急死したことについて、国連では、行われていた会議を中断して、各国の代表が突然の死を悼む発言をしたあと、全員が起立して、黙とうをささげました。

フィジーの外交官出身のトムソン国連総会議長は「深く悲しんでいる。ロシアと国連は真の友と偉大な知性を失った」とするコメントを出しました。

また、アメリカのヘイリー国連大使は声明を発表し、「アメリカとロシアの立場は必ずしも一致してこなかったが、彼が卓越した力量で国益を擁護してきたことに疑いの余地はない」として追悼しています。


楽天社員を覚醒剤密輸容疑で逮捕 “売人”か 社員は否認

2017年02月21日 | ユダヤ人

大手IT企業、楽天の39歳の社員が、およそ4000回分の使用量にあたる覚醒剤を台湾から密輸しようとした疑いで逮捕され、警視庁は現地で入手した覚醒剤を国内で売りさばく“売人”だったと見て調べています。逮捕された社員は容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは大手IT企業、楽天のトラベル事業で働く東京・多摩市の畑中邦夫容疑者(39)で、警視庁によりますと、およそ4000回分の使用量にあたる覚醒剤およそ120グラム、末端の密売価格で840万円分を台湾から密輸しようとした疑いが持たれています。

警 視庁は「畑中容疑者から覚醒剤を買った」という情報があったことから捜査していたところ、20日未明、羽田空港に帰国した際の手荷物検査で、ズボンから 0.8グラムの覚醒剤とリュックサックから覚醒剤と見られる白い結晶118グラム余りが見つかり逮捕したということです。

また、畑中容疑者は平成20年から140回以上台湾に渡航していたということで警視庁は、現地で入手した覚醒剤を国内で売りさばく“売人”だったと見て調べています。

警視庁の調べに対し畑中容疑者は「身に覚えがない。リュックサックにいつなぜ覚醒剤が入ったのか分からない」と容疑を否認しているということです。

社員が逮捕されたことについて楽天は「現在、事実関係を確認中ですが、事実であれば極めて遺憾です。捜査の結果を踏まえ、厳正に対処します」とコメントしています。

楽天 逮捕の社員を懲戒解雇

NHKの取材に対し楽天は、今回の逮捕を受けて21日付けで畑中容疑者を懲戒解雇としたことを明らかにしました。

また、畑中容疑者は、おととし5月に楽天に入社し、旅行予約サイトを運営する部署の営業職として勤務し勤務態度に問題はなかったということです。

楽天は「社員が逮捕されたことは誠に遺憾で、改めておわび申しあげます。今後このようなことが起きないよう、社員教育の徹底に努めてまいります」とコメントしています。


東大病院で「薬取り違え」、入院中の男児死亡…病院の法的責任を問えるのか?

2017年02月21日 | ユダヤ人

東大病院で「薬取り違え」、入院中の男児死亡…病院の法的責任を問えるのか?

東大病院で「薬取り違え」、入院中の男児死亡…病院の法的責任を問えるのか?

東京大学病院は1月31日、入院中の男の子に対して、別の患者用の薬を取り違えて投与する医療ミスが2015年にあり、投与した翌日に男の子が死亡したとホームページで公表した。

東大病院などによると、男の子は複数の臓器に障害があり、2014年に東大病院へ入院。人工呼吸器が必要な状態だった。管状の器具を使って薬を投与 しながら治療を続けていたが、看護師が誤って、別の患者用に準備した13種類の薬を注入。そのうち6種類は抗てんかん薬など、特に安全管理が必要な薬だっ たという。看護師は投与する前、薬の容器や男の子の名前を確認していなかった。

同病院は、誤注入が男の子の死亡に「何らかの影響を与えた可能性がある」とする一方、死亡にどの程度の影響を及ぼしたかという点については「医学的な判断は困難」としている。

一般論として、薬を取り違えたことで患者が死亡した場合、病院の法的責任を問えるのだろうか。羽賀千栄子弁護士に聞いた。

●誤投与と死亡との因果関係の証明が必要

薬を取り違えて患者に投与し、その後患者が死亡した場合であっても、法的に即「薬を取り違えたことで患者が死亡した場合」となるわけではありません。

薬を誤投与した後に患者が死亡したのだとしても、全く別の原因で死亡する場合もあります。誤投与が原因で死亡したのだろう、と単純に推定できるわけではないのです。

病院に法的責任を問うには、まず、患者の死因を証明する必要があります。次に、死因が、誤投与された薬剤の作用によるものだと証明する必要がありま す。その証明に成功しないと、病院が言うように「医学的な判断は困難」な事例ということになり、死亡についての法的責任を病院に問うことはできません。

薬を誤投与した看護師の行為について、過失及び死亡との因果関係が認められれば、病院(正確には病院の開設者)に対し、民事上債務不履行責任や不法行為に基づく損害賠償責任を問うことが可能です。

刑事責任については、看護師の業務上過失致死罪が問題になり得るでしょうが、医療過誤事件は、通常、看護師1人の責任ではなく、チームとして発生し ているのが普通であり、個人の刑事責任を問うのは妥当でないケースが多いと思います。また、実際に刑事告訴された事例を見ても、捜査機関にとって難事件の ようであり、なかなか捜査は進んでいないようです。

看護師について刑事責任が認められると、厚生労働大臣による業務停止や免許の取り消しの可能性が出てきます。

なお、死因が誤投与された薬剤のせいであることが肯定されない場合、つまり、誤投与と死亡との間に因果関係を認めることが難しい場合は、一切病院に 法的責任がないのか、というと必ずしもそうではありません。誤投与の事実そのものについて、患者の、一定水準以上の医療を受ける権利が侵害されたとして、 病院側に慰謝料の支払い義務が認められるとする考え方もあります。


入院療養中の市原悦子が肉声メッセージ披露 林遣都は今後の活躍期待され「ただただうれしい」

2017年02月21日 | ユダヤ人

入院療養中の市原悦子が肉声メッセージ披露 林遣都は今後の活躍期待され「ただただうれしい」

 

2017年2月17日 07時36分 (2017年2月20日 14時51分 更新)

 
 
 

チョコとの再会に笑顔を見せる林遣都

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 映画『しゃぼん玉』ワールドプレミア上映会が16日、東京都内で行われ、出演者の林遣都東伸児監督、サプライズで劇中で共演した柴犬のチョコが出席した。

 直木賞作家・乃南アサ氏による同名小説を映画化したこの作品は、親に見捨てられ通り魔や強盗傷害を繰り返す無軌道な若者・伊豆見翔人(林)が、逃亡先で偶然出会った老婆・スマ(市原悦子)や村の人々の愛情によってなくした感情を取り戻していくという、血のつながりを越えたきずなと人間の再生の物語を描く。

  林は演じた役柄について「一筋縄ではいかない難しい役をやらせていただきました。とても苦労したけど、監督の強い思いに答えたいと必死に一生懸命取り組み ました」と心境を語り、「現場に入ってからも監督は一番の相談相手というか、一緒にひとつの人物を作っていけたという感触があります」と東監督との二人三 脚での役作りを振り返った。

 市原との共演は「今でも、この先もずっと自分の中で俳優をやっていく上で武器となるような期間でした。最初は 緊張したけど市原さんの心遣い、お気遣いのおかげでぶつかっていくことができた。ちょっと離れたところで市原さんのお芝居を見ているだけで一瞬一瞬に圧倒 され、感動してしまうというか…」と大切なものになったという。

 昨年11月から体調不良で療養し、現在は自己免疫性脊髄炎のため入院中の市原からは肉声でのサプライズメッセージも届いた。林については「林さんとの共演は、忘れられないものになりました。

 

これからどんな役をなさるのでしょう、楽しみです」と期待を寄せ、「素晴らしい映画を完成させて、おめでとうございます」と以前と変わらない柔らかな声で語った。

 病室からのメッセージという市原からの言葉に、林は「現場ではずっと『坊、坊』と翔人として接してくれたので、とくに僕自身の話はしていなくて。初めて『林さんとの時間を』と言っていただいて、ただただうれしいです」と大感激の様子だった。

 映画は3月4日からシネスイッチ銀座ほか全国ロードショー。

 


増田惠子 インフルで入院「まさかの坂」とダジャレ

2017年02月21日 | ユダヤ人

増田惠子 インフルで入院「まさかの坂」とダジャレ

 ピンク・レディーの増田惠子(59)が18日、自身のブログを更新。インフルエンザで入院していたことを明かした。

 「インフルエンザ!!」のタイトルで、18日正午過ぎにブログを更新した増田。15日深夜に突然39度8分の高熱が出て、16日の夜明けを待って入院したことを伝えた。

 診断の結果、インフルエンザA型と判明。「2日前から、喉が痛かっただけで・・まさかの 坂でした!!」とダジャレ(まさかの坂)を交えて明かした。

 「でも、ご心配なく」と17日に退院したことを伝え、主治医や看護師に感謝。「今、すごく流行っているそうですよ 皆さん、本当に気をつけて下さいね」と注意を呼びかけていた。

 芸能界でもインフルが流行っており、ヒロミは18日朝のブログで「息子が風邪かインフル うつっていない俺は家から脱出。」とブログで記している。


中居正広、1週間入院していた 「女性を必要としない」理由

2017年02月21日 | ユダヤ人

中居正広、1週間入院していた 「女性を必要としない」理由

2017.01.25 19:49

 

24日放送の『中居正広の“ミ”になる図書館』(テレビ朝日系)で、“館長”である元SMAPの中居正広(44)が欠席。お笑い芸人の劇団ひとり(39)が代理を務め、中居が体調を崩していることが明かされた。その後の報道によれば、中居は気管支炎と肺炎を併発し、1月中旬に約1週間入院していたという。現在は退院し、仕事に復帰しているとのこと。

  このニュースを受け、AbemaTV『芸能(秘)チャンネル』パネラーで芸能リポーターの長谷川まさ子氏は、2015年に中居がのどの腫瘍の摘出手術をしたときのことを振り返り、「中居さんが結婚しない理由」として、こう話す。

 

「の どの手術のときにも、5日間入院されていたんです。そのとき、あれだけの大スターなのに、病院の選定から入院の手続きに至るまで、すべてマネージャーや家 族に頼ることなく、中居さんは自分で全部やったということなんです。入院も誰にも知らせず、一人で入院したので、誰もお見舞に来なかったそうなんです。の どの手術なので喋ってはいけないということもあったと思うんですが、入院中はDVDを借りて映画を見まくったそうです。

そういうときって、 普通、やっぱり寂しかったり、愛が欲しくなりますよね? だからこそ、そういうのを経験して、そのときの彼女さんと結婚したりっていうのは芸能界でもよく ある話なんですけれども、中居さんは『このときの1週間が芸能生活を始めていちばん楽しかった』と。好きなときにおいしいものを食べて、好きな映画をみ て、ずっと寝ている生活がいちばん楽しかった、と。だから、女性を必要としていないんです」 

 

 ゲスト出演 した占い師のびびこイスカンダルは、中居について「オモテの人格は隠者っていって、仙人なの。だからああみえて引きこもりがちで、自分の世界観を持ちたい 人。ウラの人格は摂生っていうカードで、人のことを思いやるんだけど、気遣いで疲れちゃう面もある。なので、一人の時間も欲しい人なのかもしれない」と分 析し、長谷川氏も、「わかります。あれだけ司会をして、人に話をふったり、気を遣っていれば……」と納得顔。

 

 な お、びびこによると、“体調に効くおまじない”は、「部屋の四隅に盛り塩をすること」。邪気は隅っこにたまりやすいためで、また盛り塩は、「じとっと濡れ てくると換え時」。「濡ているのは、幽霊がいるということなの。湿気のなかに霊がいるので、そうなったらもう換えてください」とのことだ。


ラモス瑠偉バレンタインデーに退院報告 脳梗塞で入院、仕事復帰を目指す 2017/2/14 19:50

2017年02月21日 | ユダヤ人

ラモス瑠偉バレンタインデーに退院報告 脳梗塞で入院、仕事復帰を目指す

 

 脳梗塞と診断され入院していた元サッカー日本代表のラモス瑠偉さん(60)が2017年2月14日に退院した。公式ブログで同日、ラモスさんと家族の連名で公表した。

   仕事復帰の時期は今後、主治医の判断のもと決めていきたいとしている。

入院中はジーコさんや川渕三郎さんからもメッセージ

   ラモスさんは体調不良のため16年12月29日に医療機関で検査したところ、脳梗塞と診断され、活動を休止して入院治療すると同月30日の公式ブログで発表していた。

   17年1月3日のブログでは、「回復へと前向きに向かっております」としながら「まだ再発や失血などの危険性もあり、2週間ほどは気が抜けな い状況です」と家族一同の名義で書いていた。入院中は、元日本代表監督のジーコさんや、川淵三郎・日本サッカー協会(JFA)最高顧問ら多くの関係者から 応援メッセージが届いていたという。

   2月14日のブログでは、「リハビリ病院の院長先生を始め、ドクターやトレーナーの皆様と面談をしました結果、本日、退院することになりまし た」と報告した。通院しながらのリハビリは続け、月内にMRI(磁気共鳴画像法)検査も受けた上で「主治医の判断のもと仕事復帰の時期などを決めていきた い」としている。復帰の時期が決まったタイミングで「(ラモスさん)本人の言葉で話をする場を設けさせて頂きたいと思っております」とも伝えている。


ふるさと納税で「赤字4億円」…町田市長が批判

2017年02月21日 | ユダヤ人

ふるさと納税で「赤字4億円」…町田市長が批判

2017年02月18日 13時13分

 東京都町田市の石阪丈一市長は17日、新年度予算案発表の記者会見で、ふるさと納税による住民税などの控除額から市への寄付額を差し引くと、新年度は約4億円の赤字になるとの見通しを示した。

 

 「制度的にひずみがあり、(国には)修正するかやめてしまうぐらいのことをやってほしい」と訴えた。

 石阪市長によると、今年度ふるさと納税による控除額は2億9000万円、寄付額は4000万円となり、2億5000万円の赤字となる。新年度はさらに控除額が増え、4億6000万円と見込まれるが、寄付額は6000万円にとどまる見通しで、4億円の赤字になる。

 ふるさと納税を巡っては、高額な特産品の贈呈など「返礼品競 争」の過熱が問題となっている。町田市は「競争に巻き込まれない」との方針から返礼品は過剰にならない範囲に限定。寄付を行う人が使い道を指定できるよう にもしており、返礼品目当てだけにならないよう配慮している。


マレーシア、駐北大使召還 金正男氏殺害、捜査巡り関係悪化

2017年02月21日 | ユダヤ人

マレーシア、駐北大使召還 金正男氏殺害、捜査巡り関係悪化

 【クアラルンプール=大橋洋一郎】北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏殺害事件に関連し、マレーシア政府は二十日、マレーシアの駐北朝鮮大使を召 還したと発表した。大使召還によって北朝鮮と距離を置く姿勢を鮮明にし、国際社会で孤立する北朝鮮と友好関係にあったことが事件を招いたとの批判を払拭 (ふっしょく)する狙いがある。両国関係の悪化は避けられない見通しだ。

 大使召還という外交問題に発展した発端は、北朝鮮の康哲(カンチョル)・駐マレーシア大使が十七日夜に出した声明。正男氏の遺体引き渡しに応じないマレーシア側を「外部勢力と結託している」などと批判する内容だった。

 マレーシア外務省は二十日に康哲氏を呼んで「批判は根拠がない。死因を調べるのはマレーシア政府の責任で、終了後は手続きに従って近親者に引き渡 す」と抗議。ロイター通信は、正男氏の息子ハンソル氏が二十日夜、クアラルンプールに到着すると報じた。正男氏の遺体と対面する可能性がある。

 また、マレーシアのナジブ首相は同日、「われわれには北朝鮮をおとしめる理由はない。捜査は客観的だと確信している」と主張。北朝鮮に対し「マレーシアが法治国家であることを理解してほしい」と求めた。

 抗議を受けた康哲氏は同日、報道陣に「マレーシア警察は信用できない」などと語り、またも非難。死亡した男性が正男氏であることを認めなかった一方、共同での捜査や逮捕された女性らとの面会も要求した。

 マレーシアは一九七三年に北朝鮮と国交を結び、両国間の往来はビザが不要だ。ところが最近は、北朝鮮の核・ミサイル開発で国連の制裁決議に賛成するなど、北朝鮮に対して厳しい態度を強めている。

 マレーシアの地元メディアは、大使召還を決めた外務省の狙いを「国の名誉に関わることであり、イメージ悪化を懸念した」(星洲日報)などと報じた。北朝鮮が対抗措置を取る可能性もあり、両国関係の悪化が決定的になる恐れもある。

◆4容疑者、多国経由し逃走

 【クアラルンプール=共同】北朝鮮の金正男氏がマレーシアの空港で殺害された事件で国際手配された北朝鮮国籍の四容疑者の事件後の足取りが明らか になってきた。出国後、複数の国を経由する非常に不自然なルートで北朝鮮に帰国した可能性が濃厚で、警察の追跡捜査をかく乱する狙いがあったとの見方が出 ている。

 マレーシア警察によると、北朝鮮の旅券を所持する四容疑者は事件当日の十三日、マレーシアを出国。インドネシア入管当局によると、リ・ジェナム (57)、ホン・ソンハク(34)、リ・ジヒョン(33)の三容疑者は同じ十三日の午後十時すぎ、隣国インドネシア・ジャカルタの国際空港から中東ドバイ へ向かった記録が残っていた。残るオ・ジョンギル容疑者(55)の足取りは確認できていない。

 マレーシア地元紙などは複数の当局者の話として、四容疑者はジャカルタからドバイ、ロシアのウラジオストクを経由して十七日に平壌に入ったと報 道。複数のマレーシア当局者は「追跡を振り切ろうとして、長いルートを選んだ可能性がある」と推測し、逃走ルートの確認を急いでいる。