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イラン外相、「強い地域をつくり、利己主義をやめるべきだ」

  • イランのザリーフ外相イランのザリーフ外相

イランのザリーフ外務大臣が、アメリカ政府によるサウジアラビアの侮辱行為について、「この侮辱は、安全保障を外部委託できるという妄想の結果であり、我々は強い地域を作ることで利己主義をやめるべきだ」としました。

アメリカのトランプ大統領は、1日火曜、緊密な同盟国であるサウジアラビアに関する侮辱的な発言を行い、「サウジアラビアのサルマン国王に対して、アメリカ軍の支援なしに2週間も権力を維持できないと警告する」としました。

イルナー通信によりますと、ザリーフ外相はまた、「我々は近隣諸国に手を差し伸べる」としました。

 

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2018年10月05日16時48分
         
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プーチンが本気の「イスラエル報復・撃墜」に燃え始めた

プーチンが本気の「イスラエル報復・撃墜」に燃え始めた! アサド政権に“超高性能兵器”供与、報じられない裏側とは!?

「シミにサヨナラ?」飲むだけ簡単すぎる医薬品を試してみた結果
飲むだけでOK!?長年シミに悩んでいた私が噂のシミ対策を試してみた結果
 

――軍事研究家・塩原逸郎が緊急寄稿!

 以前の記事<ロシア軍機、味方から撃墜され15名死亡! 単なる“誤射”ではないイスラエルの恐すぎるサイバー陰謀とは!?>で報じたロシア軍機撃墜事件に対し、ロシアが対抗措置として高性能防空システムS-300をシリア政府軍(アサド政権)に供与した事は、既に多くのメディアで報じられている。この記事では、大手メディアが書かない裏側を紐解いていきたい。

 まず、S-300には各種バリエーションが存在し、今回アサド政権に供与されたのはS-300PMU2と称されるタイプだ。このタイプは既に中国やイランが運用しており、射程は200kmに及ぶ。

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画像は、S-300 (ミサイル)/Wikipediaより
   本来、S-300PMU2は同時に36もの航空機、ミサイル、ドローンといった対空目標と交戦可能な能力を持つが、今回ロシアはアサド政権に対し地対空ミサイルの発射台(TEL)は4基のみ供与している。1台のTELに搭載可能なミサイルは4発であり、従ってアサド政権のS-300PMU2は同時に最大16もの対空目標と交戦する事が可能となる。従来、旧式の防空システムしか保有していなかったアサド政権は、今回飛躍的な防空能力向上を遂げる事となるのだ。

 アサド政権へのS-300PMU2供与は、今後イスラエル空軍がシリアに容易に空爆できなくなる事を意味する。イスラエル空軍は、内戦以来、アサド政権の軍事施設やシリア領内に展開するイラン革命防衛隊戦力、テロ組織であるヒズボラに対し度々空爆を行ってきた。それが可能であったのも、アサド政権の防空システムが旧式であり、電子妨害・無力化が容易であったが為である。

 しかし、S-300PMU2は新しいシステムで、電子妨害も困難だ。度々シリア領内への空爆を行ってきたイスラエル空軍のF-16が不用意に飛来すれば、撃墜は不可避。イスラエル空軍の新戦力であるステルス戦闘機、F-35を用いればS-300PMU2の防空網をかいくぐる事は可能であろうが、これは最新鋭機の能力がアサド政権やロシアに分析される事も意味する。すなわち、手の内を明かす事となるため、イスラエル側も容易にF-35は投入できない。

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S-300がF-35を破壊して公開する可能性がある

米国の軍事複合施設の最悪の悪夢:S-300がF-35を破壊して公開する可能性がある


(/・ω・)/ロシア万歳


イスラエルは、防空能力の向上にもかかわらず、シリアの攻撃を続けようと誓っている

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悲劇的なエピソード  15人のロシア空軍の担当者の死を引き起こしてきた  即時の影響を シリアと中東情勢に。9月24日に、セルゲイ・ショイグ国防相は、S-300防空システムのシリア・アラブ共和国への配達がウラジミールプーチン大統領の承認を得たと同盟国および相手方に通知した。2013年のイスラエルの圧力の結果、配達は遅れて停止した  

ある意味では、S-300バッテリーのシリアへの配達は、テルアビブよりもワシントンの方が懸念される。イスラエル    いくつかのF-35を持って おり、イランのヒズボラへの武装勢力を攻撃するためにシリアでそれら使用したと主張して  いる。S-300システムが更新され、ロシアのコマンド、制御、通信(C3)システムに組み込まれているため、シリアの事態を変えることができないイスラエルは、必死の操縦を試みる。

ギリシャが何 年も前にロシアからS-300購入したことは秘密ではなく  、NATOとイスラエルはロシア防空システムに対して何度も訓練を受けている。シニアIDFの関係者は、しばしば 、S-300を持ち出す能力があると主張し、  明らかに弱点を発見した。

S-300バッテリーを攻撃して破壊するというテルアビブの警告は、アイドル状態の脅威とみなされるべきではない。ロシアのIl-20監視カメラの最近の低迷を見て、絶望的なイスラエルがどのように準備されているかを理解するだけで十分です。さらに、 イスラエルの航空機を脅かすならば、シリアのS-300が正当な標的と見なされることをIDFの指揮官が  何度も繰り返している。

 

この時点で、追加情報を追加していくつかの点を明確にする必要があります。ギリシャのS-300は古いもので、整備されておらず、エレクトロニクスを更新していない。S-300やS-400のような現代的で複雑なシステムでは、保守、アップグレード、およびハードウェアを改善するための部品の交換が必要です。ギリシャのバッテリーにはこれがすべてありません。第2に、全体的な有効性の点で差異を生じるのは、レーダー、ターゲティング、照準、ロックなどを使用するシステムを使用するのがオペレータです。さらに、このシステムはロシアのC3システムに完全に統合されており、ギリシャのS-300を狙っていたことから得た過去の経験は役に立たなくなっています。西側諸国は、シリアの防衛の能力と能力を、ロシアのシステムと補完して統合する際には知っていません。これは、ダマスカスとモスクワが引き続き警戒し続ける秘密です。しかし、2年前、アレッポを解放するための操業中に、上級ロシア軍将校  は、  (おそらく、F-35やF-22のような第五世代のステルス機に言及している)、ロシアのシステムの範囲と有効性は、驚き。

 

シリアへのS-300の配備と他のロシアのシステムとの統合に関するロシア国防長官Sergei Shoiguの言葉は次のとおりです。

"ロシアは、シリアとの地中海で、シリア領内の標的を攻撃する戦闘機の衛星航法、搭載レーダー、通信システムに渋滞を起こすだろうと我々は確信している。シリア軍と軍事用防衛部隊には、ロシア軍に供給された自動制御システムが装備され、シリア軍の一元的な管理が確実に行われるようになる大気中の状況を監視し、迅速に目標を指定することができます。最も重要なことは、シリアの防空軍によるロシア航空機の識別に使用されることです。

イスラエル人がS-300を無謀に撤退しようとすると(彼らが携帯であるとすれば、最初に見つけられれば)、彼らはF-35を落とす危険がある。米軍産複合施設は修復不能な被害を被るだろう。これはまた、イスラエル(そして多分米国)が5年以上にわたってS-300をシリアとイランに配達しないためにモスクワに大きな圧力をかける理由を説明するだろう。S-400のトルコとインドによる将来の購入に対する米国国務省の反応は、米国の高官や将軍たちがロシアのシステムを選ぶ同盟国の見通しを経験していることを懸念している。これにより、米国から購入した武器との比較が可能になり、脆弱性の発見と米国の武器の相対的な劣等感の実現につながる。

テルアビブが他の国々よりも自らの利益を優先する傾向にあることを考えると、F-35を武器にしてS-300を攻撃する可能性を利用して、ワシントンを脅迫して紛争にもっと関与させる可能性があることは驚くことではない。米国の場合、避けるべき2つのシナリオがあります。第1は、シリアでのロシアとの紛争に直接関与していることであり、現在は考えられず実用的ではない。第2の理由は、F-35の能力と秘密が損なわれている可能性、あるいは半世紀近くも前の防空システムとのマッチではないことが示されていることです。

 

米国がどのようにしてこの地域で最も先進的な航空機を操縦しているかの照明例が、シリア東部でDeir ez-Zor周辺で与えられた。シリアのこの地域では、先進的な防空システムの脅威はないので、米国はしばしば特定の状況でF-22を自由に使用することができます。ロシア軍は、ロシアのSu-35がF-22と同じ空に現れたときに、米空軍は単に対立を回避し、F-22と同じ ように第5世代の資産を迅速に撤回することを明白に示すレーダーの証拠を繰り返し示している  F-35    海軍の変種ではまだ準備されておらず、中東の劇場やペルシャ湾の近くにある米空母にまだ展開されていない。また 、この地域の米軍基地存在し  ない米国はシリアでのF-35の使用を考慮していないだけでなく、ロシア防空に対するF-35の使用を危険にさらすこともありません。イスラエルはこれまで シリアでこれらの航空機をすでに使用している唯一の国  です。しかし、これはS-300が現場に出る前のことでした。

 

F-35プログラムはすでに数千億ドルもの費用がかかっており   、間もなく1兆ドルを超える誇大かつ超現実的な数字に達します。何十年もの長期契約によって結ばれた数十の国にすでに売却されている。F-35は、マルチロール戦闘機として開発されてきたとなると予想される  将来のバックボーン  の  NATO 彼女の同盟国。その開発は10年以上前に始まりました。イスラエル人が主張しているように、依然として存在する多くの問題にもかかわらず、すでに空中で戦闘準備ができています。米国の視点からは、事業の雇用は減殺され、そうでなければ隠蔽される。対戦相手に利用できるデータが少ないほど良いでしょう。実際の理由は、将来の販売に損害を与える可能性のある航空機の弱点の暴露に対する強い恐怖の中にあるかもしれない。現時点では、ペンタゴンのF-35のマーケティングは、メーカーのロッキード・マーティンが提供した評価と、ロッキード・マーティンに委託した軍隊によるテストに基づいています。明らかに、ロッキード・マーティンと米国空軍の両方は、特に公然と、弱点や欠点を明らかにすることには関心がありません。ワシントンでは腐敗が大きな問題ですが、 共通の前提に反する。

イスラエルの自我、シリアの出来事を変えることができないこと、シリアの防空能力を備えた中東全土を飛行する能力の喪失など、これらの要因がイスラエルを押し進める可能性があるF-35を使ってS-300バッテリーを取り出すことで必死に動作するようになりましたワシントンは、おそらくシリアでの出来事をコントロールする能力を失って以来、これまで以上にイスラエルへの影響力を持たないという立派な立場にある。

中国、インド、サウジアラビア、カタール、サウジアラビアを含む世界の四隅に広がる可能性のあるロシアの防空システムがあり、どのくらい多くの国が待っているのかを知っているロシアは、シリアの大部分の空を支配していることを示すような軍事威信となる。保留中のS-500が導入されたことで、1969年に製造されたS-300システムによってF-35が落ちる可能性を懸念しているペンタゴンとロッキード・マーチンの本部で眠れない夜を過ごしたと想像することができます。

 
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米軍は世界最強だったが…、それは過去の話

2015年11月04日

 
現在の中国は、日本人が想像している中国とは、全然まったく違う国だそうです。
大変革が只今進行中!?
アメリカは手も足も出せない!

飯山一郎さん情報です。


ココログ里子のブログさんより

米軍は世界最強だったが…、それは過去の話(2015/11/3)
http://cocologsatoko.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-3ffe.html
<転載開始>

飯山一郎

2015/11/02(月)  

米軍は世界最強だったが…、それは過去の話

世界最強の対空ミサイル!

ロシアの地対空ミサイル S-400を実射する場面。その超ド級のド迫力を見よ! S-400-5
ロシアの地対空ミサイル S-400.米国の戦闘機が全て撃ち落とされてしまう。

世界は、いま、構造的な大変革の最中にある。それは、ロシアと中国が政治・経済・軍事面で米国を制覇し世界覇権を握る!という根源的な大変革だ。

世界覇権を握るには、他国を圧倒する軍事力が必要だ。

いま、ロシアは、アメリカを圧倒する軍事力と軍事技術を手にした。
これでアメリカは、牛~ロシアに対しては手も足も出ない。

そのひとつが、絶大な電子装置破壊能力を誇るロシアのジャミング兵器だ。(記事)

このジャミング攻撃で、黒海に入った米国のイージス艦/ドナルド・クックは電子装置の全てを一瞬で無力化され、戦闘能力を失った。

つい1週間前には、米海軍の原子力空母・ロナルド・レーガンに2機ロシア機が異常接近したが、米海軍は手も足も出なかった。ロシア機のジャミング攻撃で電子機器を無力化されるのを怖れたのである。最悪、空母の原子炉が暴走する危険もあるし…。

おっと! きょうは、さらに強力なロシアのミサイルを紹介しよう。

ロシアの地対空ミサイル・S-400だ。米国の戦闘機が全て撃ち落とされてしまう。何しろ、射程距離が400kmもあり、速度はマッハ6.2。米国のパトリオット・ミサイルの軽く10倍以上という強力なスペックだ。

攻撃できる目標は、400km先にあるステルス機だけでなく、巡航ミサイル、弾道ミサイルも撃ち落としてしまう。

これで牛~アメリカは、ロシアに対しては手も足も出ないのである。

米軍は世界最強だったが…、それは過去の話。現在は、ロシアが世界最強の軍事国家になったのだ。

きょうは、新井信介氏と電話で長話をした。
話した内容は、南沙諸島の中国の軍事的な防御体制について。

南沙諸島はロシア製の地対空ミサイルで強力に防御されているので、世界最強の米空軍のジェット戦闘機(ステルス機も含む)が全て撃ち落とされてしまう。よって空爆は不可能! 米空軍は手も足も出ない!という話をした。

その直後、台湾の友人(軍事オタク)からスカイプ電話があり、オタッキーな話を聞いた。その台湾軍事オタクは福建省に工場をもつ実業家だが、専門は軍艦・戦艦のスクリューのキャビテーションを防ぐ技術と理論。だから軍事オタクというより、軍事技術の専門家だ。まぁ、石破茂などよりは遥かにレベルが高い人物だ。

で、彼が言うには…、
中国は本年春頃から『艦対空ミサイル・紅旗-26』を大型駆逐艦に積載完了!その数たるや30隻以上なんだ、と。

その『艦対空ミサイル・紅旗-26』は、軍艦・戦艦に積載する対空ミサイルで、その性能と破壊力は、ロシアのS-500(未発表)を凌駕する世界一の対空ミサイルなんだ、と。

中国は、ロシアのS-300やS-400をロシアから供給され、南沙諸島に配備済みで、これに『紅旗-26』が加われば、米軍の攻撃力はゼロに等しくなる!と。

「だから米軍は手も足も出せず、南沙諸島はの要塞化に中国は成功したんだ!」と、その台湾人は憎々しげに語るのだった。

『紅旗-26』の話は、中国人が得意気に言うなら眉唾だが、台湾人が言うので、ワシは、ひとまずは信用することにしたwww

とにかく中国人は、大昔、打ち上げ花火を発明した頃から、火薬を使った「飛び道具」が大好きで…、ロシアの最新鋭ミサイルもアッ!という間に真似をしてしまった。それが『紅旗-26』なのだろう。

これで牛~アメリカは、中国に対しても、軍事的には無力! 手も足も出せないのである。

ロシアと中国が政治・経済・軍事面で米国を制覇し、世界覇権を握る!という根源的な大変革が只今進行中!という認識をもっていないのは日本人だけ。

現在の中国は、日本人が想像している中国とは、全然まったく違う国なのである。
飯山 一郎

<転載終了>


【おまけ】
あらびき茶の産地は 日本古代史の舞台(2015/11/3)
http://grnba.jp/index.html#ss11031


【関連記事】
ロシ軍にアメリカ軍は手も足も出せない!(2015/10/31)
http://grnba.jp/index.html#ss10311
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シリアの対空防衛システムにより、イスラエルの最新鋭ミサイルが破壊

  • シリアの対空防衛システム・パーンツィリS1シリアの対空防衛システム・パーンツィリS1

シリアの対空防衛システムが、シオニスト政権イスラエルの最新鋭のミサイルを破壊しました。

IRIB通信によりますと、シオニスト政権イスラエルが、シリアの首都ダマスカスにある科学研究所に対しミサイル6発を発射しましたが、ロシアで開発された、シリアの近距離対空防御システム・パーンツィリS1 により、これらのミサイルのうち、3発が追跡され、爆発しました。

シリアの対空防衛システムは、5日前にもダマスカス近郊の軍事基地に対するシオニスト政権のミサイル攻撃に対抗し、それらのミサイルのうち2発を迎撃し、撃ち落しました。

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2017年12月05日19時27分
         
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イランとの貿易を巡り、アメリカを殴ったEU

2018年10月 5日 (金)

イランとの貿易を巡り、アメリカを殴ったEU

2018年10月3日
Salman Rafi Sheikh
New Eastern Outlook

 NEOのこのコラム記事で、以前分析した通り、対イラン経済制裁というアメリカ政策は、アメリカの外交的孤立化を招き、第二次世界大戦以来、最も信頼できる同盟者、ヨーロッパを、敵対的な立場に追いやった。この地政学的距離の理由は、トランプ政権が行った、一連の離脱と、政策逆転にあるが、イランが突出しているのは、主にアメリカ中東政策全体が、今やイランに集中していること、つまり、イスラエルとサウド家に有利なように、イランの全面降伏を強いる命令だ。だがEUは、イランの条約違反に関するアメリカ-イスラエルの言説を信じていないためだけでなく、イランとの生産的な関係を維持したいこともあって、アメリカ単独覇権主義の流れを止めようとしているのだ。イラン石油の輸入と、イランの巨大市場を有利に開拓することだ。そこで、EUは貿易を促進し、イランがアメリカ経済制裁を回避するのを支援する新たな法的枠組みを設定すると決定したのだ。

 ニューヨークでの国連年次総会に合わせて、欧州連合外務・安全保障政策上級代表フェデリカ・モゲリーニとイラン外務大臣モハンマド・ジャヴァード・ザリーフが“特別目的事業体”(SPV)を発表して、この画期的進展が起きた。EU代表はSPVについてこう説明した。“実際には、これは、EU加盟諸国が、イランとの合法的な金融取り引きを促進するための法人を設立することを意味し、これでヨーロッパ企業が欧州連合の法律に従って、イランとの貿易を続けることが可能になり、世界の他のパートナーに対しても開放される可能性がある。” 極めて重要なことは、この事業体が、石油を含むイラン輸出に関する支払いを促進することだ”とモゲリーニは述べた。

 言うまでもなく、この仕組みの創設で、JCPOAも損なわれずに維持される。より大規模な地政学的領域で、今やEUは、イランとのあらゆる取り引きや貿易のためのアメリカ経済制裁を回避する必要性に関し、ロシアと中国と完全に一致することになった。ここで、法的な枠組みを実施することで、今やEUが、常にアメリカの脇役を演じる、これまでの立場から変わり、自立した当事者として、グローバル地政学に、しっかり復帰したことはいくら強調してもし過ぎることはない。

 そこで、アメリカ経済制裁政策に対する態度を明確にするということになると、EUはもはや歯に衣を着せない。欧州委員会は、アメリカがヨーロッパ企業に対して課する‘二次的経済制裁’は違法と見なすと既に発言している。2018年8月に施行された新たな規則によれば、ヨーロッパ企業、特にイランと貿易をしていて、アメリカによって制裁されたものは、ヨーロッパの裁判所で、アメリカ経済制裁に異議申し立てし、アメリカ政府やアメリカ企業からの補償を要求する権利があるのだ。障壁規則、EU企業を保護する枠組みが、ここで初めて登場したわけではないことを忘れてはならない。1996年、アメリカが、イランとキューバに対し、二次的経済制裁をした際、この法律が発令された。当時は、この法律の発令だけで、アメリカが経済制裁をやめるよう強いたのだ。イランを制裁し、イラン経済を損なわせるサウジアラビアとイスラエルの圧倒的な圧力からして、トランプ政権に、そのような逆転が期待できるかどうか推測するのは困難ではない。我々が予想できるのは、イランを巡るEU-アメリカ間のはっきり目に見える制度的分裂だ。

 だがSPVによ、この締めつけも、イランを激しく攻撃するのにもはや十分強いものには見えない。これで、イランは、EU市場向けに、少なくとも40%の石油輸出を維持することが可能になり、EUの巨大エネルギー企業はイラン経済に投資できるのだ。インドなどの、イランとの貿易は継続したいが、アメリカの圧力に屈している国々にとっても容易な逃げ道を切り開くことになる。

 同様に重要なのは、SPVが、ベルギーを本拠とするSWIFTシステムを回避し、アメリカの干渉を阻止する可能性と、相応しいと考えられる時期に、最終的に、ドルの威力を失わせる結果になるだろうことだ。

 この制度は、もし十分早く、完全に機能するようになれば、アメリカの影響力や干渉から独立した金融システムの構築を目指しているロシアと中国の施策とぴったり一致する。このシステムの成功は、それゆえ、ロシアと中国をその軌道に誘いこむ可能性が高く、EUと、ロシアや中国や地域の他の消極的な国々との間の金融協調という新時代の下地を作ることになる。一つは、SPVがドルの代わりに、ユーロを主要貿易・準備通貨とすることで、もう一つは、それがユーロがグローバル金融システムにおいて、より積極的な役割を演じる下地を作ることにもなる。EUが、こうして自分たちの通貨を兵器化した以上、通貨戦争は、もはや中国とアメリカ間でのみ演じられるものではなくなろう。

 そう、これはアメリカが、ヨーロッパから予想できたはずのものだ。イランと事業を行うEU企業が経済制裁から免除されるのを、ワシントンが認めるのを拒否した後の全面的反撃だ。この反撃は極めて巨大で、EUのアメリカとの合意や、アメリカの主要競争相手、ロシアや中国を含む他の国々に、EUがどう対処するかを完全に書き換える可能性がある。既に中国との貿易戦争の真っ只中にあるアメリカとEUとの間の‘消耗戦’は反米諸国を結束させるに違いない。

 サルマン・ラフィ・シェイフは国際関係とパキスタンの外交と内政評論家、オンライン誌“New Eastern Outlook”独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2018/10/03/eu-punches-the-us-in-the-face-over-trade-with-iran/

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ロシア、シリアへS-300供与完了〜ロシア軍の電子戦部隊も・・・

ロシア、シリアへS-300供与完了〜ロシア軍の電子戦部隊も・・・

2018年10月03日 | 雑感
米国は、対露制裁の一環で、ロシアから Su-35戦闘機と最新鋭のS-400防空システムを購入した中国への制裁を行った。対象は、人民解放軍・装備発展部 (EDD : Equipment Development Department) と、部長の李尚福である。関税戦争中の中国には、殆ど影響はないが、ロシアは、現在も実戦運用中のS-300 防空システムをシリアに供与し、強力なロシア電子戦部隊も同国に展開する。

ロシアは、9月17日のイリューシンIL-20の撃墜事件を受け、シリアへのS-300防空システムと49発のミサイルを供与。S-300防空ミサイルは、射程250キロで、一度に複数の標的を迎撃する能力を有するシステムで、配備先は、ホムス東方のT4と呼ばれるティヤス空軍基地とタイフール航空基地。これらの基地には、イランの革命防衛隊が配置についていたが、S-300配備決定により、同基地から10月1日までに撤収している。因みにS-300は無償供与ではなく、10億ドルをシリアはロシアに支払っている。S-300の初期運用はロシア軍が行うが、今回、シリアに配備されたS-300は、タルトゥース海軍基地に事前搬入されていたものをT4に展開したとみられている。尚、シリアに展開するロシア軍のS-300とS-400は、実戦配備についているが、イスラエルとの協議によりイスラエル機をロックオンすることはしていない。
ジョン・ボルトン米国家安全保障問題担当大統領補佐官は、シリアへのS-300の供与は、深刻な事態悪化をもたらすとし、シリアへのミサイル供与を見直すことを希望していた。また同補佐官は、シリアとレバノンへの攻撃、そしてロシア軍航空機撃墜の責任はイランにある、とコメントしている。これはイスラエルの主張と同じである。
IL-20撃墜事件後、プーチン大統領は、シリア・アサド大統領と電話会談を行い、シリア情勢や、反体制派が支配するイドリブ県における非武装地帯設置とその実施方法について意見を交わしている。またプーチン大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相とも電話会談を行い、S-300 の供与は、シリアにおけるテロとの戦いを遂行するロシア軍兵士などロシア国民への危険を排除するためであると説明。ネタニヤフ首相は、ロシアの高性能な対空ミサイルシステムが、国内統治もままならないシリアの手に渡ることは、中東の危険性を増大させると指摘。イスラエルは自らの安全保障と国益を防衛するとの確固たる決意を述べたとされる。

ロシア国防省は、S-300防空システムだけでなく、ロシア軍が実戦利用している航空管制システムをシリア空軍中央司令部に供与する。また、最大の脅威となりそうなのが、ロシアの電子戦部隊がシリアに本格展開すること。ロシアの電子戦能力は、米軍を凌駕する事がウクライナ紛争で明らかになっており、イスラエルも相応の対抗策を講じる必要がある程、強力な戦力である。また、ディフェンス・ブログ(2018年9月24日付)によれば、シリアに展開するロシア空軍のSu-35S戦闘機が、米ステルス戦闘機F-22を捕捉していたと報じている。Su-35Sは、OLS-35赤外線センサーとレーザー測距器を搭載しており、4つの目標を90kmからステルス機などを探知可能と言う。但し、センサーの特性上大気の状態や対象の角度により距離は変動する。レーザーでの測距は20kmである。
米軍によれば、赤外線センサーでは、攻撃対象までの距離が不正確で攻撃用のデータには利用出来ないが、赤外線センサーが二つ以上あれば、空戦アルゴリズムで精確な距離を計算することが出来るとしている。また、ステルス機と言えども大気中を高速移動する為、機体が熱を発する。これはレーダー断面積が小さくても熱のを捉えることにより当然ステルス性が減衰する。米軍は、ロシアや中国のステルス機を研究しており、既存のIRSTInfrared Search and Track (IRST) Block II podを改良し、Xバンドを利用することで敵レーダーの探知距離外から敵ステルス機を探知し、撃墜することを可能する開発を行なっている。

イスラエルはF35ステルス戦闘機を既に実戦配備しているが、シリアに於けるロシアのS-300防空システムと地上展開する電子戦部隊&サイバー部隊、またSU35Sの赤外線センサー&レーザーによりイスラエル軍の軍事的優位性を覆す、若しくは抑止・限定することは十分に考えられる状況にある。シリアに於ける最新の軍事技術、電子戦&サイバー攻撃の実戦使用は、近未来の軍事戦闘の萌芽であり、その作戦効果などを注視する必要がある。

ロシア軍は、マッハ8を超える極超音速ミサイルの開発に目途がつき、実戦配備する。米軍も保有していない極超音速ミサイルの存在は、大きな脅威である。ロシアの「ツィルコン」と呼ばれる対艦ミサイルは、秒速2.5キロメートルで飛翔し、射程500km。2017年に試射され成功しており、今後は、マッハ10の極超音速を目指して継続開発中である。このような対艦ミサイルが実戦配備され、また、S-400と同じようにロシア軍の最新鋭対艦ミサイルが中国海軍に輸出されるような事態になると、日本の海上防衛の大きな障害になるのは必至である。また、ロシアは、R-37M極超音速空対空ミサイルを、既に最新型のSu-57に搭載した。R-37Mは、射程300km、全長4.2m、重量 600kgで、飛行形態を工夫すると射程400kmも可能だと報道されている。(RT Russian Television:2018/9/26)
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アサド大統領:政治的なゲームは完全に変わります..これは戦争の終わりです

 

バシャール・アサド大統領は、政局のルールが完全に変わることを強調し、国の戦争の終結について語った。

「多くの西側諸国はダマスカスで大使館を開く計画と準備を進めており、西側とアラブ諸国の代表団が帰還を手配し始めている」とアルアサド大統領はクウェートのアルシャヒード紙が報じた。

バシャール・アル・アサドは、「まもなく、このテロ戦争は終結し、政治的ゲームは変わるだろう」と述べた。

シリアの大統領は、自国が「以前のように国家主義のアラブ支持者」の役割に戻ることを指摘した。

アサド大統領は、「現地やシリア、あるいはアラブ系、外国人投資家と共同で、あらゆる種類の企業と工場の再生と復興を開始する」と述べた。

「ライオンは農業に最も関心があります。なぜなら、同地域の最高の果物と野菜はシリアによって生産されており、私たちはそれらを世界のすべての国に輸出したいと考えています」

シリアは2012年11月にアラブ連盟で中断され、アラブ諸国はダマスカスに対して経済的および政治的制裁を課したことに注目すべきである。

 

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新聞:アメリカは戦闘機に頼るかもしれない

 

ドライブの新聞は、モスクワが有効なS-300システムをダマスカスに供給した後、ワシントンはF-22ステルス戦闘機とF-16CJレーダーを使用してシリアで空軍を実行すると予測した。

同紙は、米空軍がシリア軍に対する可能報復のステップはまだ明らかでないとき、敵の防空に対抗して破壊するように設計されたシリア航空機F-22とF-16CJの軍事キャンペーンの開始時に使用したことを思い出させるが返されました。

ドライブは言った:今、米国は元の戦術に戻ることがあり、それは同時に、言うことであると結論し、シリア政府軍によって管理区域内の空気の操作の文脈でアメリカ人によってすでに航空機F-22を使用します。

Tlati 4つの「F-16航空機」イスラエルは先月の17でラタキアでターゲットの襲撃を実行するために残されているため決定は、ロシアの偵察機IL-20の撃墜後に「S 300」のシリア・システムを提供しました。イスラエルの襲撃への応答時には、シリアの防空は15人のロシアの兵士がボード上にあった殺害、バックHumaimamベースに向かう途中にあった偶然ロシア偵察機を撃墜しました。

ロシア国防省は、イスラエルのパイロットがこの悲劇的な事件の責任を負ったのは、彼らが襲撃のためにIL-20のカバーを取り、シリアの火の範囲に置いたからだ。

ロシアのセルゲイ・シェイゴ国防相は、その責任は全面的にイスラエル側にあると述べた。

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ロシア、シリア防空のためにS-300の後に追加の手順を発表

 

ロシア外務次官セルゲイVershinin、言っシステム「S-300」とは、ロシアの国防相セルゲイShoiguについて話している更なるステップを取るだろうと付け加え、シリアレベルの質的に新しい防空を提供します。

Verchinen氏は、「これはもちろん、地上の状況を変えるだろう」と述べた。同氏は、「イスラエルの同僚たちがこの地域の行動について合理的であると考えている」と述べた。

首相は、シリアは、テロとの戦いに結びついていない口座の清算のためのリングにならないことを強調した。

水曜日、セルゲイ・シェイゴー国防相は、ロシアのプーチン大統領に対し、ロシア軍は過去数時間にS-300防空システムをシリアに移管する作業を完了したと語った。

ロシア大統領との会談で、シリアの専門家は、このシステムを3ヶ月間使用するよう訓練されるべきだと述べた。

一方、国務省は、モスクワのシステム「S-300」をシリアに引き渡すことが危険な段階になると考えた。

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