7月 28, 2022 19:07 Asia/Tokyo

イラク国会に、抗議者らが乱入しました。
イラクは昨年10月に議会選挙が開催されて以来、政局が行き詰まりに陥っており、政界では政府発足に向けた合意ができなくなっています。
イラク首都バグダッド市内の警戒態勢の厳しいグリーンゾーンで27日水曜、イスラム教シーア派指導者ムクタダ・サドル師を支持するデモ隊数十人が首相候補擁立に抗議し、国会に乱入するという事態が発生しました。
しかし、これらの抗議者らはサドル師の要請により、国会内やグリーンゾーンから退去しています。
グリーンゾーンの情勢および、国会内への抗議者の襲撃への反応として、イラク・シーア派調整組織は声明を発表し、国内での暴動や陰謀に警戒し、対抗する用意を整える必要性を強調しています。
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7月 27, 2022 19:42 Asia/Tokyo

- 入植地建設
シオニスト政権イスラエルが、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムで入植者向けの住宅700棟以上の新設案を可決しました。
シオニスト政権は常に、国際法や国連安保理の決議を無視する形で、パレスチナ人に属する土地での入植地建設を継続しており、これに関するアメリカの支持も受けています。
国際法に照らし、これらの入植地はすべて違法とみなされています。
国連安保理は2016年12月23日、決議2334を採択し、その中でシオニスト政権に対し、占領下のパレスチナにおけるすべての入植地建設を完全かつ早急に停止するよう求めています。
シオニスト政権イスラエルは、入植地の建設によってパレスチナの地の地理的条件を変え、ここをユダヤ化することで、パレスチナの占領を承認させようとしています。
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7月 26, 2022 17:40 Asia/Tokyo

トルコのエルドアン大統領が、イランからの石油・ガスの輸入量を増やす意向がある、としました。
エルドアン大統領は、同国のTRTテレビのインタビューで、近隣諸国との貿易について、「トルコ政府の目標は、イランからの石油やガスの購入を増量することである」と語りました。
最近、トルコ・イラン協力高等評議会会議が両国大統領らの参加により首都テヘランで開催されました。
両国の大統領らは、この会議において、両国間関係の拡大を強調し、イランのライースィー大統領は、トルコへのガス輸出継続の用意があると表明しました。
両国は、トルコに対するガス輸出契約を20年更新し、これにより両国の主要課題は対トルコ天然ガス輸出の増量となっています。
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7月 25, 2022 18:04 Asia/Tokyo

レバノンのアルマヤーディン・テレビが、「アメリカは、全世界での代理戦争を秘密裏に計画している」と報じました。
アルマヤーディン・テレビによりますと、アメリカによる代理戦争は同国国防総省の監督・管理による「127E」という名目での秘密計画により実施されている、ということです。
米の非営利ニュースサイト・インターセプトが発表した証拠資料によりますと、「127E」の秘密計画には、米国の特殊部隊と他国の兵士による活動が含まれています。
これらの部隊は、2017年から2020年の間に12か国で少なくとも23回の秘密作戦を実施しました。
アルマヤーディン・テレビの報道ではさらに、「インターセプトは、この秘密計画がアジア、太平洋、およびイラク、チュニジア、エジプト、レバノン、シリア、イエメンを含む西アジア諸国の地域で実施されていることを明らかにした」と報じられています。
この計画に関わる要員は、武装グループが存在するマリ、ソマリア、カメルーンを含む多くのアフリカ諸国でも活動しています。
インターセプトはまた、この計画の参加要員がカメルーン軍部隊とつながりがあると報じました。
カメルーン軍部隊は、犯罪や殺人を引き起こしたとして非難されています。
問題の秘密計画は、米軍事会社ブラックウォーターのような傭兵グループのように機能し、米国防総省は、アメリカの特別攻撃部隊を公に活動させたくない世界の地域にアクセスすべく、このグループ計画、活動を利用します。
これらの部隊の任務内容が、米の国会議員や国務省の主要なスタッフにも周知されず隠匿されていることは、注目に値します。
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7月 24, 2022 19:02 Asia/Tokyo

- ヨルダン国王アブドッラー2世
ヨルダン国王アブドッラー2世は、「各国がイランとの良好な関係を求めている」とし、「この関係は、相互尊重、善隣関係、互いの主権への尊重に基づくものであるべきだ」と語りました。
アブドッラー2世は、24日日曜付けのヨルダンの新聞アル・ライとのインタビューで、「ヨルダンは、地域での緊張や扇動行為を求めず、対立の解消に向けた最良策は協議であると考えている」としました。
アブドッラー2世は2003年9月、イランを訪問しました。これは1979年のイランイスラム革命勝利後、ヨルダン国王による初のイラン訪問でした。
同国王はまた、パレスチナ問題について、「パレスチナは、地域の第一の問題であり、包括的かつ恒久的な平和や安定の鍵となるものでもある」としました。
さらに、「もし、パレスチナ国民が自由や独立国家樹立という自らの権利を獲得できなければ、地域で平和や安定が樹立されないだろう」と強調しました。
パレスチナ国民の権利は70年間以上に渡り、シオニスト政権イスラエルによって蹂躙されており、同政権はパレスチナ人に対して多くの最も残忍な犯罪を引き起こしています。
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- 米国は西アジアで影響力を喪失
トルコの新聞Cumhuriyetが、自らを西アジアの「マスター」と見なしている米国は、この地域での影響力を失っている、と報じました。
バイデン氏は13日水曜、シオニスト政権イスラエルの占領地に入りました。15日金曜にはベツレヘムを訪れ、パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談し、その後、次の訪問国・サウジアラビアへ向かいました。
西アジア諸国を訪問した米国のジョー・バイデン大統領は、この地域の諸国と関係を深めるロシアや中国を牽制し、「アメリカが西アジアで活動を続ける」と述べました。
記事の著者は、中国が「主権の尊重」に重点を置いて対応した米大統領の声明の「帝国主義」の性質を指摘しています。
同紙によると、西アジアには真空はないものの、米国の「帝国主義」は過剰にあるということです。またこの過剰は永遠ではなく、アメリカの覇権の弱体化は「米国の西アジア」の崩壊を確実にするとされています。
また、著者は新しい多極世界が西アジア諸国の「多国間」外交政策の実施に貢献していると指摘しました。
これまでに、バイデン大統領はサウジアラビアを訪問した中で同国のサルマン国王やムハンマド皇太子と会談しており、サウジアラビアはこの7月と8月に予定していた原油の掘削量を50%引き上げることを約束したということです。
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