6/24(土) 11:30配信
ヘンリー王子とメーガンさん(写真:AP/アフロ)
6月17日、ロンドンでチャールズ国王(74)の公式誕生日を祝うパレード(軍旗分列行進式)が行われた。軍事パレードにルーツを持つこの野外イベントは、18世紀半ばに、天候が比較的安定する6月に君主の公式誕生日と重ねて実施されるようになった。
チャールズ国王は今年11月に75歳になるが、伝統にのっとり6月に祝った。騎乗して兵士らを視察したが、国王の乗った馬が落ち着かず係の男性が駆け寄ったり、ベアスキンを目深にかぶった国王に「気付かなかった」との声が上がったりした。
話題になったのは、ウィリアム皇太子一家だった。皇太子(41)の騎乗姿は「凛々しい」と称賛され、キャサリン皇太子妃(41)は、アイルランド衛兵大佐に任命されたことから、シンボルカラーのグリーンをまとって注目を集めた。
ジョージ王子(9)とルイ王子(5)はおそろいの赤いネクタイを締め、シャーロット王女(8)のセーラー服の赤いラインとそろえた。
ハイライトはバッキンガム宮殿のバルコニーにロイヤルが並んで、儀礼飛行を見上げるシーンだ。観衆から歓声が上がったものの、立ち並んだロイヤルの数14人に驚いた人も少なくなかった。
コロナ禍前の2019年には40人ほどがひしめいたのだ。アンドルー王子に2組の王女夫妻などが除外され、およそ3分の1に減少した。国王の進めるスリム化は支持されているはずだが、「普段見ないロイヤルも顔をそろえる貴重な機会なのに」と残念がる人もいた。
特に目立ったのはヘンリー王子(38)とメーガンさん(41)の不在だった。ヘンリー王子に公式誕生日への招待状が届かなかったのは初めてである。王室の“サセックス離れ”には予兆があった。
今年、長男アーチー王子の4歳の誕生日にもリリベット王女の2歳の誕生日にも、お祝いのコメントを発表しなかった。これまでは、欠かさず出していただけにショックを与えた。
昨年12月、ネットフリックスのドキュメンタリー番組と今年1月のヘンリー王子の暴露本『スペア』で、父や継母、兄夫妻への批判をあからさまに展開した。その後、番組や本の中の事実誤認、虚偽を指摘されたものの、王室の動揺とショックは想像に余りある。
事実、ウィリアム皇太子の支持率は『スペア』内の「兄から身体的な暴力を受けた」との描写のせいか、一時10ポイント以上、下がっている(現在は回復)。それでも王室はそろって口を閉ざし反論をこらえ、挑発に乗らない姿勢を貫いた。それが、今になってじわじわと反撃に出ている。
「来年は二人の不在は話題にもならない」「まだ結婚しているだろうか」とささやかれている。
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最終更新:6/24(土) 11:30AERA dot.
6/24(土) 8:32配信
帽子/フィリップ・トレーシー 提供:Sgt Donald C Todd/UK MoD/ロイター/アフロ
お帽子のデザインだけでなく、後ろ姿から品格がにじみ出ている様に感じますよね。 そして同時に義理の母、ダイアナ元妃のこのファッションを思い出しました。
ダイアナ元妃:グリーン×ネイビーのバイカラー・コーデにボウの帽子
1992年7月18日、ウィンザー城聖ジョージ礼拝堂で行われた結婚式に出席。 スーツ/キャサリン・ウォーカー 帽子/フィリップ・サマーヴィル 写真:Photoshot/アフロ
これは31年前、結婚式に出席された時のダイアナ元妃ファッションです。 グリーンにネイビーで切り替えが施されたロングジャケットとタイトスカートのスーツに、同じくグリーンのお帽子というスタイル。帽子に付けられたボウの位置こそは違うものの、モチーフも同じと、キャサリン妃ファッションにとても似ていますよね。
ダイアナ元妃のこのお洋服のデザイナーはキャサリン・ウォーカーと、現在キャサリン妃も愛用されていますが、流石にブランドまで同じにはせず、アイテムもダイアナ元妃はスーツ、キャサリン妃はワンピースと、それぞれがお好きなもので。しかし全体のデザインやシルエットも似ている上、お帽子の選び方までがソックリですよね。 そして元妃とのリンクは、まだ他にもあるんです。
ダイアナ元妃のサファイア×ダイヤモンドを着用
1996年12月9日、NYのメトロポリタン美術館でのガラ・ディナーに出席。 ドレス/ジョン・ガリアーノ 写真:ロイター/アフロ
全体のスタイルが似ていただけでなく、実はジュエリーもダイアナ元妃のものをお着けになっていたキャサリン妃。
アップルグリーンのお洋服&お帽子に合わされていた、サファイア とダイヤモンドのドロップ型のイヤリングは、生前ダイアナ元妃が愛用されていた物でした。
婚約指輪同様に、ダイアナ元妃も皇太子もサファイアがお好きで、定番のカラージュエリーですが、今回キャサリン妃がこのイヤリングを合わされたことで、全体のカラーコーデもダイアナ元妃と全く同じになりました。
どう考えても、キャサリン妃やスタッフが、ダイアナ元妃のスタイルを意識されたことは言うまでもないでしょう。
正装スタイル(2) ドット・ワンピースとモノクロ・ファッション
2023年6月19日、ウィンザー城にてガーター・セレモニーに出席。 ワンピース/アレッサンドラ・リッチ 帽子/フィリップ・トレーシー クラッチ/ストラスベリー 靴/ジェニファー・チャマンディ 写真:Backgrid UK/アフロ
6月19日、王室の伝統行事であるガーター勲章の式典に出席されたキャサリン妃ファッションがこちらです。
白×黒のピンドットをベースにハイネック、パフスリーブの長袖、ウエストに切り替えがあるミディ丈のクラシックなドレスは、この日デビューしたアレッサンドラ・リッチのもの。
もはや鉄板ブランドとも言えるほどにワードローブに増えていますが、それもそのはず。柄・デザイン・シルエット、どれを取ってもロイヤルらしい上に、今後年齢を重ねても着続けられるワンピースですね。
お帽子も色を合わせた白と黒で、フェザーなど装飾が大きめ、かつ高さのあるものを合わせて、カラーが控えめな分デザインで華やかさを出されています。
クラッチも生成り、また初お目見えした靴も、生成り×黒のバイカラーと、全体で見るカラーバランスが完璧です。 モノトーンでここまでエレガントに着こなせるのは、上級という他ないコーディネートです。
勿論、小物使いによってイメージも大きく変えられますが、今回はまず……またもダイアナ元妃のスタイルからインスパイアされたのかもしれません。
実は、35年前のダイアナ元妃ファッションと激似!
1988年6月、ロイヤルアスコットにて。ドレス/ヴィクター・エデルスタイン 帽子/フィリップ・サマーヴィル 写真/Camera Press/アフロ
こちらが1988年、ロイヤルアスコット に出席された時のダイアナ元妃です。白地に黒のドットにはじまり、ワンピースのデザインまでよく似ていますね。
全身で揃えてコーディネートをするのがお得意だったダイアナ元妃らしく、お帽子もドットであわせ、靴も白黒のバイカラー。クラッチは無地というところも加えて、お帽子のディテール以外はほぼ同じに見えるほど、キャサリン妃とダイアナ元妃のファッションが似ています。
考えてみれば、この時ダイアナ元妃は、まだ27歳直前の若さなんですよね。キャサリン妃がお若いのか、はたまた、時代もしくはご苦労の末の大人っぽさなのか……。
なぜか40代のキャサリン妃と同じくらいに見えたり?
何にせよ、80年代後半のダイアナ元妃スタイルが、キャサリン妃によって再びモダンに受け継がれていることは間違いありません。
パール×ダイヤモンドのイヤリングも、ダイアナ元妃の愛用品
帽子/フィリップ・トレーシー イヤリング/コリングウッド 写真:Backgrid UK/アフロ
こちらはキャサリン妃の寄り画像ですが、お帽子、のデザイン、配色、そしてゆるくまとめたアップスタイルのヘアスタイルまでと、どの角度から見ても美しい、計算され尽くした見事なコーデでした。
そしてジュエリーは、やはりこの時も、ダイアナ元妃の愛用イヤリングをお着けになったキャサリン妃。スペンサー家の愛用ジュエラー、コリングウッド製のパール×ダイヤモンドのドロップ型を着用されています。モノトーンのスタイルには、パールのジュエリーが上品でぴったりです。
結婚当初から後年まで愛用された、パールのイヤリング
1991年4月23日、ブラジルを公式訪問中の晩餐会にて。写真:Alamy/アフロ
こちらは、同じイヤリングをおつけになったダイアナ元妃です。この時は晩餐会でティアラとおつけになっていますが、通常公務に至るまで、幅広く愛用されたイヤリングです。
ジュエリー使いに定評があったダイアナ元妃ですが、ティアラにはじまり、イヤリングにチョーカーと、代表格と言えるのは、実はパールのジュエリーでした。
キャサリン妃にとってもパールは定番。そのため、ダイアナ元妃の所有ジュエリーからお使いになるのも基本はパールのもの。
二人のプリンセスの共通点でもあります。 今回、キャサリン妃の連日のそっくりファッションが偶然とは思えず、これは明らかに“義理の母、ダイアナ元妃を今後のスタイル・アイコンに”という意図的戦略と推測します。
今後キャサリン妃ファッションが、どんどんダイアナ元妃と似てくることを期待、そして楽しみにしましょう。
構成/高橋香奈子
にしぐち 瑞穂
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最終更新:6/24(土) 8:32webマガジン mi-mollet
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