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「公務は行わないが称号はほしい…」お騒がせメーガン妃とデンマークのマリー妃の“批判されがち”な共通点とは?

2022年11月23日 | 国際社会
10/27(木) 20:11配信


@detdanskekongehus & @sussexroyal – instagramのキャプチャ画像


9月にエリザベス女王の葬儀に出席するため、久しぶりにイギリスに帰国したハリー王子&メーガン妃。 


兄弟の不仲説、ハリー王子の回顧録(暴露本?)出版契約等と何かとお騒がせな夫婦だが、王室内が揺れているのはイギリスだけではない。デンマーク王室も、マルグレーテ女王が「ある決断」をしたことで激震が走っている。 

イギリスのタブロイド紙『Express』オンライン版は、この2つの王室の「次男の妻」であるメーガン妃(イギリス)とマリー妃(ヨアキム王子の妻、デンマーク)の共通点を指摘。他にも「2夫妻の類似点」を取り上げる媒体は多く、現在この2夫妻が世界の王室ゴシップをリードしていると言っても過言ではないほどだ。

 そこでメディア報道から見えてくる、2つの王室、次男プリンス夫妻の「3つの共通点」を下記に紹介する。

共通点その1:「称号問題」なぜ自分の子どもたちが「王子」「王女」ではない?


■イギリスの場合 ハリー王子とメーガン妃に長男アーチーが誕生したとき、「王子」の称号が与えられなかった。これは1917年、国王ジョージ5世が定めた「国王の“孫”までが、王室の称号を持つ」とする法令に準じたものだ。

つまり当時女王の「ひ孫」であったアーチーは「王子の称号」を自動的に得ることはなかった。 しかし同じ「ひ孫」でもウィリアム王子・キャサリン妃の3人の子どもたちには「王子」「王女」の称号が与えられた。これは故エリザベス女王が2012年に特許状を出し、この夫妻の子どもたちには全員「王子」「王女」の称号を持つことができるとしたからだ。

 アーチーが「王子」とならなかったことに対し、誕生当初は「普通の子どもとして育てたい」というハリー王子&メーガン妃夫妻の意向の表れでは?という報道もあった。

しかし2021年3月に行われたオープラ・ウィンフリーによる夫妻へのインタビューで、メーガン妃は「称号がないことで、子どもたちへの安全が脅かされる」と発言。

本当は称号を望んでいたことが判明した。 エリザベス女王の死去に伴い、ハリー王子&メーガン妃の2人の子どもたち(アーチーとリリベット)は「国王の孫」となった。

これにより「王子」「王女」の称号が与えられる可能性がでてきたが、まだイギリス王室は正式発表をしていない。

『SUN』紙によると、夫妻は子どもたちに(「王子」「王女」の称号を与えられた場合でも)「HRH(殿下)」の敬称は与えられないことにも激怒しているらしい。


■デンマークの場合

マルグレーテ女王には2人の息子、フレデリック王太子とヨアキム王子がいる。10年前まで、デンマーク王室のメンバーは18歳になると政府から歳費が支払われていた。

この制度に対し国民の批判が高まったことを受け、2012年、デンマーク王室は「女王の8人の孫の内、政府から歳費を受け取るのは王太子の長男・クリスチャン王子のみ」と発表。

王室のスリム化を図った例として好意的に受け止められた。 そして今年9月28日、マルグレーテ女王はさらに大胆な決断をした。2023年1月1日から、次男・ヨアキム王子の4人の子供たちから「王子」「王女」の称号をはく奪することを発表したのだ。 

『People』誌によると、ヨアキム王子とマリー妃がこの決定を知らされたのは発表5日前。発表後、夫妻はメディアへの取材の応じ、ショックを明らかにした。 

ヨアキム王子はデンマークのタブロイド紙『Ekstra Bladet』に「とても悲しく思っています。子どもたちがこのような扱いを受けるのを見るのは愉快なことではありません」と語った。

マリー妃もニュースメディア『BT』に「子どもたちが世間のさらし者になっています。しかも(決定は)直前になるまで知りませんでした。私達は親として、大きな変化と人々の反応から子どもたち(を守るための)準備の時間がなかったのです」と語っており、子どもたちから称号がはく奪される決定に賛同していないことは明白だ。

共通点その2: 皇太子夫妻との「微妙な関係」

ウィリアム王子とハリー王子の不仲は「噂」を越え、すでに周知の事実。

2018年5月のハリー王子&メーガン妃の挙式の際、ブライズメイドたちのドレスをめぐり「メーガン妃がキャサリン妃を泣かせた」という報道がされた。しかしメーガン妃はオープラ・ウィンフリーとのインタビューで「事実はその反対だった」と反撃した。 

デンマークのマリー妃も、フレデリック王太子&メアリー妃との関係を「複雑」と表現。今回の称号はく奪が明らかになった後、「(末娘の)アテナ王女が、称号はく奪発表後にいじめにあった」と語っている。

実はメアリー妃は「メアリー財団」で長年いじめ問題に取り組んでいる。このタイミングでマリー妃が娘の「いじめ」に触れたことは、メアリー妃への攻撃であるとの見方もされている。


共通点その3:公務から離脱し、妻の母国で暮らしている

ハリー王子&メーガン妃が2020年3月、「シニアロイヤル(公務を行う王室メンバー)」から退くことを突然発表。カナダを経て現在アメリカ・ロサンゼルスに定住している。アメリカは言うまでもなくメーガン妃の母国だ。 

そしてヨアキム王子&マリー妃一家も現在フランスに居住している。フランスはマリー妃の母国だ。 2019年、エコール・ミリテール(軍学校)に留学のため一家はパリに転居。2020年に帰国予定であったが、ヨアキム王子が在フランス・デンマーク大使館付きの軍事担当武官に任命されたため、引き続きパリ暮らしを続けている。

デンマーク王室メンバーとしての公務はほぼ行っていない。 ちなみにハリー王子&メーガン妃は自分たちの意思で海外に移住したが、ヨアキム王子&マリー妃は「(パリへの転居は)自分たちの選択ではない」と語っているのでこの点は異なる。


今後、王室のスリム化が加速する可能性も

王室の維持には莫大な国費がかかる。納税者であり日々の生活に苦労している一般市民から、批判的なまなざしが向けられるのはある意味当然のことだ。

 メーガン妃とマリー妃は自分の意見をハッキリ言うタイプの女性という点も共通している。王室システムへの不満を語り、公務は行わないが「称号」という保障はほしいという主張も似ている。 

女性へのエンパワーメントの観点からは、メーガン妃とマリー妃は高く評価されている。しかし総合的に見て分が悪いのも事実。「立場をわきまえる」方針からなのか、長男夫妻であるウィリアム王子&キャサリン妃、そしてフレデリック王太子&メアリー妃は王室批判ととられる発言をまったくしないからだ。


「ハッキリ発言」の2人に批判が集まりやすい結果に繋がっている。

2019年にスウェーデン王室も王位継承順位の高い孫2人を残し、孫5人から「殿下」の敬称をはく奪している。

今後も各国の「王室のスリム化」は進むと予想され、王家の第2子以降には厳しい状況が待っている。

 批判を受けているものの、ゴシップの主人公としては大人気の次男夫妻たち。彼らの「次の発言」「次の一手」はこれからも逐一報道されるはずだ。

文:宮田華子


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11/17(木) 15:18配信


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世界約200カ国のなかで「王室」がある国は30に満たないが、「王室」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは英国王室ではないだろうか。

イギリス国民から圧倒的な支持を受け、その動向はすぐにニュースとなる。いまや英国王室御用達=ロイヤルワラントは完全にブランドのようになっている。今回は、そんな英国王室から愛された名品を取り上げる。


 2022年9月にチャールズ皇太子が国王チャールズ3世となった。そしてチャールズ皇太子の長男であるウィリアム王子は、父が64年間務めた皇太子(プリンス・オブ・ウェールズ)を継承し、ウェールズ公ウィリアム王太子となった(日本では皇太子と呼ばれることも多い)。

またウィリアム王子の妻キャサリン妃は王太子妃(プリンセス・オブ・ウェールズ)と、新しい称号を持つことになった。ウィリアム王太子の弟であるヘンリー王子が王室から離脱している現在、ウィリアム王太子とキャサリン王太子妃、その家族が、次代の英国王室を担うことになるのだろう。 

ウィリアム王太子。誕生は1982年6月21日。チャールズ国王(当時はチャールズ皇太子)とダイアナ妃の第1子・長男として生まれる。

ロンドンで幼少期を過ごしたあと、バークシャーにある小学校に通っているが、大学はスコットランドにあるセント・アンドルーズ大学に進学し、美術史や地理学を学んだ。王室の伝統に従い、2006年からはイギリス軍に入隊、サンドハースト王立陸軍士官学校を経て、海軍兵学校と空軍士官学校でも教育を受けた。

2009年には陸海空軍の大尉に昇進している。2011年4月には学生時代に知り合ったキャサリン・ミドルトンと結婚。ロンドンのウェストミンスター寺院で行われた結婚式は日本でも関心を集め、英国王室の威光と貫禄を全世界に示すものとなった。 

またキャサリン王太子妃は、1982年1月9日にバークシャーで生まれる。高校までバークシャーで育ち、その後マールボロ・カレッジを卒業。セント・アンドルーズ大学へ進み、そこで王太子と知り合った。学校で開かれたファッションショーにモデルとして出演していたところを、王太子が一目惚れしたという話もある。

結婚後は、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子を授かり、家族で幸せに過ごす様子がメディアで報道されている。ちなみに彼女はイギリス王室初の“大卒”かつ“民間出身”の王太子妃だ。


控えめでクラシックな王太子と、ファッションアイコンの王太子妃

そんな2人を象徴する名品はどんなものが挙げられるだろうか。チャールズ国王の遺伝子かもしれないが、王太子のスタイルは常に控えめでクラシックを基本としている。

2017年のイギリス版『GQ』の表紙を飾っているが、ネイビーのジャケットにブルーのシャツという定番的なスタイル。ジャケットは王太子妃も愛用するアレキサンダー・マックイーン、シャツはリチャード・ジェームスというセレクト。

左腕にはオメガの「シーマスター プロフェショナル」を身に着けているが、それは母ダイアナ妃からプレゼントされたものとある。

また同誌には王太子のスタイルを「問題ない限り、修正する必要がないという哲学を長年貫いている」と評している。国王と同じく、それも英国紳士の伝統と言えるのではないだろうか。 

一方、王太子妃のスタイルはイギリスでは常に注目されていることもあって、完全にファッションアイコンと化している。彼女を「コートインフルエンサー」と評するファッション誌もあるほど、公式な場面での王太子妃のコート姿がたくさん撮られている。

結婚式のウェディングドレスも製作したアレキサンダー・マックイーンやキャサリン・ウォーカーは王太子妃のお気に入り。またマルベリー、ミュウミュウ、ミッソーニ、バーバリーなど、着用ブランドは多岐に渡る。鮮やかな赤いコートが多いのは、エリザベス女王の“ワンスタイル”を見倣ってのことだろうか。 

『フィガロジャポン』のウェブサイトでは、エレガントなフォーマル姿に加えて、王太子妃のカジュアルスタイルにも言及。「オーソドックスでも、カジュアルでも、TPOに合わせて、いつも非の打ち所がないスタイルをチョイスしている」と書かれている。

そんな王太子妃がカジュアルスタイルで選んだスニーカーがある。フランス生まれのブランドでヴェジャ(VEJA)だ。


サステナブルなスニーカー、ヴェジャ

高校生の時から友人だったセバスチャン・コップとフランソワ・ギラン・モリィヨンが2005年に創立したヴェジャ。

2人は「スニーカーのつくり方は変えられる」と持続可能なスニーカーづくりに挑戦、ブラジルやペルーなどで育てられたオーガニックコットンのキャンバス素材やアマゾンの野生のゴムの木からソールを製作するなど、地球環境に配慮した素材を使用したスニーカーづくりを実践する。

加えてフェアトレードによる生産者の保護、工場で働く労働者の環境まで配慮、サステナブルを体現するブランドとして世界的に注目を集めるスニーカーブランドとなった。 ものづくりにおいて地球に優しく、生産者に誠実でありたいと願うブランドの姿勢はデザインにもあらわれている。

デザインはどれもクリーンでミニマルを基本にして、クラシックささえも漂う。アッパーに入るのはブランド名を想像させる「V」のマークだけというシンプルさ。そういったブランドの姿勢に共感して王太子妃もこのスニーカーを選んだのではないだろうか。

 王太子妃はくるぶしが見えるような丈のスリムパンツと合わせることが多いが、とても似合っている。こんなシンプルなデザインのスニーカーならば、どんなスタイルにもコーディネートすることができ、トレンドに左右されることもないだろう。 

ヴェジャのスニーカーは一切宣伝活動を行っていないにもかかわらず、王太子妃だけでなく、元プロサッカー選手のデイビット・ベッカムや女優のエマ・ワトソン、マリヨン・コティヤールなど、多くのセレブリティから支持されている。

有名デザイナーからのアプローチも多く、リック・オーエンスやルメールといったブランドとコラボ。最近ではマルニと2度目のコラボ作品を発表し、DIY風のハンドプリントのデザインが評判を呼んでいる。 

問い合わせ先/シードコーポレーション TEL:03-6709-9662
文:小暮 昌弘(LOST & FOUND)


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最終更新:11/17(木) 15:18Pen Online 




















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