経済ジャーナリスト?の金子さんが亡くなった。まだ41歳。死期が分かり、自分で通夜や葬儀の準備をしていたそうな
そんな彼の遺影は 4月に撮影したもの。
いまから半年も前、
その時すでに彼には死期というものが近づいていて、この写真がみんなの前で披露されることを知っていた。
思い考えるだけで、辛い。
実は私も、遺影を用意したわけでないけど、でも 万が一のことがあったらこの写真を遺影に使ってもらおうと思いながら、撮った写真があった
脇のしこりが「癌」であると分かった週に行われた「弟の結婚式」での写真。
病気のことは 私と主人しか知らなかった。
弟はもちろん 両親も、
普通に過ごした。みんなで着物も来た。
髪も綺麗に結ってもらった。
そして 家族5人で写真をとってもらったり、結婚した弟とのツーショット。両親との写真
どれも、満面の笑顔で撮った。
もしかしたら 元気な姿の最後の写真になるかもしれない。。と思いながら。
そして 万が一のことがあれば、この写真は「遺影」で使われるのだろうと・・・・。
あれから3年半が立った。写真たちは「遺影」として使われることなく、単なる家族写真、結婚式での写真となっている。
思い返すだけで、今がすごくすごく幸せに感じる。
結婚式が終わり、みんなと笑顔でさよならし、車に乗った途端 涙があふれてきたことを今でも忘れない
そして 主人に一言
「癌だ!なんて 夢ならいいのに。嘘ならいいのに!」って。
ポロポロと涙を流しながら、言った。
そして今、こうやってブログを書きながら ポロポロ涙を流している。
思い返すだけで、今がすごくすごく幸せで、幸せでありがたくって、うれしくって。
そんな「涙」である